日本三大巨桜の一つ、根尾淡墨桜を目指して緑の中をのんびり走ります。タイムレースでもなく、走ることが好きな人達が作って参加して楽しんでいるのがよくわかりました。女性ランナーも多かったです。母の日に素敵な出会いもありました。いつもタイムを気にして疲れてしまったランナーさんにもお勧めです。
前日 (岐阜市観光)
岐阜は暑くて観光も厳しかろう(予想最高気温29℃)ということでしり込みしているうちに出遅れ、結局13時30分大阪発の普通に乗ります。それでも15時52分には到着。サブ2.5です。金券ショップ様で帰りの切符を2,250円で仕入れ、残された時間で観光に挑みます。
とりあえず信長公像は押さえます。こんじき。岐阜と言い出したのはこの方。 pic.twitter.com/MV6q1AO5BM
— さば (@buri_sava) May 11, 2019
歴史を感じながら長良橋通を進みます。織田信長に限らず色々ある土地だ。 pic.twitter.com/5Fzjck1r0S
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スロージョグで岐阜公園へ向かいます。長良橋通が右に曲がると同時に遥か山の上にある岐阜城が目に飛び込んできます。あんな山の上に城を建てるなんて通勤大変だな…と考えてしまいます。岐阜公園はきれいな公園ですが、歴史は重たいです。
岐阜公園は木々が作る緑と陰が目に気持ちよく、写真よりずっときれいだ。一枚目の遥か頂に見えるのが岐阜城。道三公、信長公の御殿は素晴らしかったとのこと。 pic.twitter.com/kcUDMZLnYy
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(板垣退助も遭難していた。思っていたより大変な場所だった……。) pic.twitter.com/I5pDHFCj2u
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金華山ロープウェーで頂上へ。17時30分の便に乗ります。帰りは18時なのでごく短い時間しか滞在できませんが、夕暮れの長良川はそれはよいものでした。
城を始めとする各種施設には入れない時間ながら、ここまで来たからには金華山ロープウェーに乗ります。土地の解説がありがたいです。貸し切りで長良川を眼下に見下ろしつつ楽して上り、岐阜城へ。 pic.twitter.com/yrqxADWXpT
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美濃を制する者は天下を制すると言われた(ロープウェーの解説情報)岐阜城を見学してきました。夕暮れの眺めは素晴らしかったです。第一印象は、「うわ、これは通勤大変だ」でしたが、下から見るとそれくらい攻略困難な城だと感じました。(四枚目の地味な写真は井戸の跡です) pic.twitter.com/xqZpB0Cpe3
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川原町の古い町並みは見ておきたかったので、道路を渡って少し行ったところ、長良川の鵜飼いが初日だったためお祭りの様相を呈していました。活気があっていいですね。町並みも美観地区のような感じで風情がありますね。
丁度長良川の鵜飼に向けてボルテージが上がっているところだった。鵜飼自体は1300年以上の歴史があるとか。初日ということもありテレビ局や市の要人もおられたようで、岐阜には欠かせない一大イベントである。長良川は夕焼けとよく合っている。 pic.twitter.com/eeEVT2zBNr
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川原町の古い街並みも味わい深い。こういう景観は観光客を惹き付ける。十六銀行のATMが秀逸。 pic.twitter.com/2HP2SCOp3f
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夕食はみなみyaさんでいただきました。高校生のお客さんもいて、食べ盛りの我々にはとても心強い存在です。
キロ7分50くらいで一時間強観光ジョグをして、締めに名鉄岐阜近くのみなみyaさんで豚カツ定食ダブル。800円で豚カツ二枚は良心的だしおいしくいただきました。遠征先でよき定食屋さんに巡り会えると助かる。ごちそうさまでした。 pic.twitter.com/GfplP9Fyri
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前日観光も楽しんだので、本を買い宿に戻りお風呂に入って寝ます。ウィークリー翔さんの一泊2,050円はありがたい限りです。
レース当日
今回は特に設定タイムも何もないため、適当な準備だけでスタートへ向かいます。目標は完走だけです。22:40消灯5:30起床と結構眠れたようです。宝浪漫マラソンTシャツで岐阜から比較的近い石川県をアピールします。
パンを二つ食べて(クランベリーとクリームチーズが美味)風呂に入り髭を剃る。ニチバンは案外固まる。日焼け止めとワセリン。宝浪漫マラソンTシャツと加賀温泉郷マラソンキャップで石川愛をアピール。エイドが少ないので経口補水液と小銭を持参。ゼリーはウイダー、やる気ゼロである。 pic.twitter.com/tIU2RnpnzQ
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
会場に到着し、荷物を預けると皆さん好きにスタートしてくださいというアナウンスがあり、各自勝手にスタートしていきます。これは見た目に面白いです。私も高橋尚子さんの足型に見送られて出発します。
バスに揺られること十数分、長良川に到着。交通系ICカードは通用しないが210円を用意していたので余裕だ。受付後、荷物をバスに置き、写真を撮る等する。聞いてはいたけど、スタートは本当に自由で、各自勝手に走り出している光景が面白い。 pic.twitter.com/OZKHEygltg
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自分も高橋尚子さんの足型を拝み、7時45分過ぎにスタート。まずは長良川を1km強程進む。ペースは流れに任せて、どうしても力が余ったら最後ビルドアップすればいいやくらいの適当さ。少し脛に疲れがあるように感じ、やはり前日夕方はオフにした方がいいなと考えていた。 pic.twitter.com/xwkjBB3noo
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速く走る理由もなく、距離も100kmの1/3に過ぎないのでひたすら気楽に進みます。皆さん楽しそうです。少々暑いですが、それもまた貴重な思い出に。
階段は歩くし、信号も当然止まる。譲り合いながら歩道を進む感じ。トンネルを抜けるとなかなかウルトラ感のある風景に。7km辺りでウイダーを飲んだら甘くてうまかった。日差しを気にしつつ少し進むと最初のエイドがあり、ここでは主に給水。暑くなると思ったので少し肩や首に水をかけて早々に出発。 pic.twitter.com/pGWNnQCpjy
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
途中木陰も日向もそれなりにある中、緑がきれいだなあ、ランナー特権だなあと思いながら進む。たしか17km付近からしばらくは上りが続き、歩く人も結構出てきた。上りは先々週の肘を飛ばすフォームが試せるので、これ幸いと上っていく。下りに切り替わり少し行くと20kmエイドに。 pic.twitter.com/a83eFBVXLm
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
エイドは数が少なく厳しい面もあるのですが、かりんとう饅頭や草餅がおいしく、元気が出ます。
ここではかりんとう饅頭がふるまわれて美味しかった。バナナもいただき、水道で被り水を決行してから再出発。21km過ぎからか、またそこそこの上りがあり、ここで結果的にそれなりの人数を抜く。下りで写真を撮り、見晴らしの良い橋を通ってトンネルの脇道を抜けて進む。大体キロ5分40秒切るくらい。 pic.twitter.com/f2C9lF5XuO
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
25kmの日当駅エイドに到着。ここでは草餅をいただく。エイドは最後なので水を多めに。ここまで塩熱サプリは2つ食べている。根尾川の写真を撮り、金原ダムの坂を上ったあたりで、件の鉄人女性ランナーに声をかけていただき、残りの距離は東尋坊や能登和倉の話をしているうちにいつの間にか進んだ。 pic.twitter.com/3osgw1uYA2
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
終盤ご一緒した女性ランナーが、フル3時間30分台で走ると仰っていて、話の流れから年齢を伺ったところ、母親とほぼ変わらない年齢でその鉄人ぶりに度肝を抜かれました。令和最大の衝撃です。母親にも元気でいてほしいと思うと共に、自分が30年後にその速さで走るのは無理だと思いました。こんな形でトップアスリートにお会いできるとは……。(でも威圧感等は一切なく、とてもチャーミングな方でした。)
途中の電光掲示版で25度とあり正直暑くはあったけど、風もあるし時々雲がかかるから大丈夫だと言い聞かせながら、景色と会話を楽しむ。自然の中を走れるのは実に贅沢だし気持ちいい。根尾谷断層は最近地学の本を読んでいたのでちょっと気になった。 pic.twitter.com/n34Syn8NUm
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
赤いつり橋を渡るといよいよラストで、ここでは、後少しです、肘を飛ばしましょう等と声をかけて一緒にゴールを目指す。最後の坂を上り切り、淡墨桜の前で記念撮影をして終了。また会いましょうと握手を交わす。樹齢1500年と言われる淡墨桜は、神聖なものを感じる、不思議なたたずまいでした。 pic.twitter.com/jzn0Udt0Cd
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
畏敬の念を抱きながらあれこれお話を伺っているうちに気付けばゴール付近です。最後は一緒にフィニッシュして写真も撮っていただきました。Yさん、本当にありがとうございました。また能登和倉万葉の里マラソンでお会いしましょう。(年代別でぶっちぎっておられます。)
アフター
疲れはないものの大体普段通りの補給をしてバスでうすずみ温泉に向かいます。露天風呂が特に気持ちよく、目を閉じて遠くに来たものだなあと、それだけを考える時間でした。ホテルのお弁当は豪華で、食欲が満たされます。
貰ったドリンクを一気に飲み、バナナを食べた後、荷物を受取りプロテインバーを二本、経口補水液の残りと菓子パン1つ、塩熱サプリ2つを食べ切る。温泉はまだ混む前だったのでゆったりと全身を癒す。弁当は米が多過ぎたが、フードロスは避けたいので意地で食べ切った。美味しかったのは確か。 pic.twitter.com/xjhczTGomP
— さば (@buri_sava) May 13, 2019
食事後はバスで岐阜駅まで送っていただき、駅でお土産の岐阜銘菓松風を購入し、15時19分岐阜発17時42分大阪着の普通で帰りました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事を読んで少しでも走ってみたいなとか、根尾淡墨桜を見てみたいなと感じられた方がいたらとても嬉しいです。
大会を作って下さったぎふ長良川走ろう会の皆様、どうもありがとうございました!