ちょっと長すぎる旅ランブログ

百聞は一走に如かず。きっと貴方が好きな大会が見つかります。

宝浪漫マラソン2018(2018/9/23) 千里浜走ってルビーロマン!幸せいっぱい宝達志水町! 

第一回大会ということでどんな感じかなと思っていましたが、宝達山、千里浜の二枚看板を走れ、エイドでは宝達葛やおだまきに加えイチジクやマスカット等のフルーツ、オムライス等をたらふくいただき、フィニッシュ後は石川県の誇る超高級ぶどうルビーロマンのロールケーキを食べられるという、宝達志水町の魅力を存分に味わえる素晴らしい大会でした。Tシャツも映えるのであちこちの大会で着用しています。迷っておられる方は是非。

www.takararoman.com

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2022年大会は、2018年の教訓を踏まえて更に大会を楽しみまくりました。タイムは遅くなりましたがどうということはありません。よろしければ是非。

savarun.hatenablog.com

前日(鈴木大拙館見学(金沢市))

8時発のバスで大阪を後にして金沢へと移動します。途中南条SAでの休憩時に南越前物産フェアに遭遇したので、五平餅をいただきます。海沿いの景色を楽しんでいるうちに金沢着です。

そりゃ食べないわけにはいかないでしょう。

バスからの景色も好きです。

すっかり金沢の顔になりました。

まちバス(100円) で鈴木大拙館へ赴きます。禅を英訳して世界に伝えた偉大なる学者ということもあり、海外の方も多かったです。館内は撮影禁止エリアも多かったですが、水鏡の庭は美しい場所でした。平日の静かな時間に来れたら尚よさそうです。思想に触れようと読み易い本を買いました。

その後何度も訪れています。

すぐ傍にある松風閣庭園や県立図書館(おそらく人生初。2022年には小立野に移転したので、この時行っておいてよかったです)を散策します。普段まず接することのない九谷焼の大判の図版や地域の広報誌バックナンバー、福井新聞等を目的もなく見てみました。土日は17時閉館ですが、もう少しいたかった気もします。ついでにうつのみや書店で泉鏡花等を購入します。

金沢の本屋さんを応援しなくてはなりません。

レース当日

レース前

金沢から余裕を持って電車移動です。能登和倉万葉の里マラソンTシャツのわくたまくんがかわいいですね。

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わくたまくんTシャツで地元愛をアピールします

宝達駅からはシャトルバスが出ていて会場まではすぐです。そもそもそれ程距離もありませんが、スムーズなのがありがたいです。

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立派な体育館です

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荷物置き場の様子。貴重品預かりは別途あります

宝達志水町は末森城のあった場所で、花の慶次にも登場します。そのため、町では数多くの花の慶次コラボポスターを見かけました。特にこの参加賞Tシャツは秀逸で、町のPRのため私もあちこちの大会で自慢げに着ています。

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この豪華なTシャツよ

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駅舎の中にもこんなポスターが

レース

序盤~前半(宝達山を歩きも入れて上る)

この日はスタート時点でものすごく暑く、また前週の田沢湖ラソンのダメージもあったので、序盤で早々に諦めてファンランモードに切り替えました。

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気持ちのいい青空。暑さが伝わります

スタートからしばらくは田園風景の中を進みます。感覚でキロ4分半くらいでいいと思っていたようですが、今思えば欲張り過ぎですね。最初のエイドで水を取るも今日は走っていてはあまり取れなそうだと気付きます。

なんとまあ見事な快晴ですこと。

第2エイドは坂の手前なのでしっかり目に水を取りました。しかし宝達葛は取らなかったようです。一体何をしにここまで来たのでしょうか。懸命に走るならまだしも再開して1kmも行かないうちに暑さと坂のきつさに負けてあっさり歩いていますし。やはり田沢湖の疲れは心身にあったので、ここで頑張るのは厳しいと思ってしまいました。

宝達山の上りは予想したよりも険しく、かなりの部分を歩きました。若者が頑張ってくださいと応援して下さっている中、恥ずかしい気持ちを抱きながらも走ろうという姿勢すら見せずに上ります。上り切って折り返したエイドでは素晴らしい景色に加え、オロナミンCとオレンジが身体を癒してくれます。

頑張って歩いた甲斐があったぞ!
中盤(宝達葛、トトロ、フルーツ、オムライス)

当たり前と言えば当たり前ですが、下りは相当急かつ長く、不慣れな人には厳しいものがあるかもしれません。

楽ではありますがあまり突っ込めない傾斜でもあります。

タイムを狙うわけではありませんので、止まって宝達葛をゆっくり味わいます。私の場合は速く走るだけが能ではなく、お礼を言いつつ美味しそうに食べるのも大事な役割です。おばちゃんが「初めて売れた」と仰っていましたので、どうも周囲はまだ速く走ろうという気持ちを捨てていないようです。つまり食べまくるチャンスと思ってよいでしょう。

2022年は往路復路の両方でいただきました。

少し進んだ箇所ではうわさに聞くトトロに会えましたので、コースアウトしてまで写真を撮っておきました。正にファンランです。この時点で120何番と言われたと思うのですが、順位など最早気にしていません。再開後は感覚的にキロ4分20秒くらいで進み、写真撮影やエイドで止まっている間に抜かれた人をまた抜き返すというような展開がずっと続きます。

膨大な労力を費やして制作されています。是非実物を。

末森城跡付近15kmのエイドでも暑さに負けて止まって給水です。その後少し頑張ったところ、18km過ぎのエイドでは待望のぶどうとイチジク。沢山食べて行ってと仰っていただけるので期待に応えていくつもいただきました。甘くておいしい!

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これをスルーするなんてありえないですね

そしてそして、次も楽しみにしていたオムライスエイド。オムライス発祥の地ということでこれを食べない手はありません。青梗菜スープ、おだまきもふるまわれ、エイドのスタッフさんにただただ感謝です。

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こんなに沢山のオムライスが

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おいしくいただきました。食べるしかありません

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おだまきも青梗菜スープもおいしかったなあ
後半~終盤(千里浜渚ドライブウェイ)

次のエイドでも止まってぶどうをいただき、いよいよ千里浜渚ドライブウェイへ。日本で唯一自動車が走ることのできる砂浜ということで、足元も締まっており、ランナー的にも予想外に走り易かったです。すれ違う車からも応援の声をいただけます。目の前に続く砂浜の非日常感にしばし我を忘れて走っていました。とにかく楽しいのです。砂浜走れる、めっちゃおもろい!と喜びながら写真を撮りました。

2022年は完全に足元まで波が来ていましたが、それでも走れます。

道路に戻ってほんの少し行けば30kmのフィニッシュです。貴重な経験をさせていただいたことの満足感に浸りながら、無理せずに終わりました(タイムは2時間29分台でした)。

アフター

当日(ルビーロマン

ご褒美にいただいた至宝ルビーロマンのロールケーキは勿体なくて食べられない気分になりましたが、一番おいしい時に食べようと思いなおし、その場でいただきました。なかなか自分一人で食べる機会もないので、ここで味わうことができてとてもよかったです。書くまでもなく至高のうまさでした。大満足!

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至宝ルビーロマンとほっぴーさん

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ここでしか味わえませんね。ドヤァ

会場には出店も結構あり、補給には事欠きません。イチジクは本当に甘くておいしいので買わざるをえません。おだまきも種類があります。この独特の形状は芋麻(ちょま)にちなむらしいです。芋麻と言われてもピンと来ませんが、外套的な羽織もののイメージでよさそうです。よもぎの香りもしっかりしていておいしかったです。

2018年はお店も多くて選び放題でした。

やはり本場は違います。

トマトカレー温玉入りかりんとう饅頭も楽しみました。他にもえらくリーズナブルなお弁当もありましたが、レース中から食べ過ぎなので自重しました。

魅力的なフードの多いこと。

宝達駅は何かといいところです。

少し離れた場所ではありますが、温泉にも是非立ち寄りたかったので、 ホテルウェルネス能登路さんで汗を流します。440円という良心的な価格設定に感謝です。敷浪駅からは少々歩きますが、立ち寄る価値ありです(理想をいえば会場からシャトルバスがあれば皆殺到するでしょうが)。おみやげの能登ワインクッキーは職場でも好評でした。

町には他にも温泉があるので、車があれば行けそうですね。

観光列車花嫁のれん号も通っていきます。

翌日(今までありがとう、8番らーめん吉祥院店さん)

本来であれば金沢観光といきたいのですが、この日は石川のソウルフード8番らーめんを関西で唯一提供している8番らーめん吉祥院店さんが閉店間近ということで、お昼をいただくべく早目に金沢を後にします。野菜ラーメン塩にバタープラス、餃子も付けて美味しくいただきました。45年間も北陸の味を広めてこられたご主人と奥様はとても優しい方で、お話しできてよかったです。祖父母が金沢ですと伝えるとご夫婦で喜んで下さりました。これからは福井まで行かないと食べられないとのことです。記念のキャラキーホルダーまでいただきました。これからも幸せな時間を過ごして下さい。ごちそうさまでした!

京都でまた一つ素敵な物語に出会いました。

最後に

いかがでしたでしょうか。地域の魅力を非常に上手く発揮した大会で、自分の中の満足度はかなり高いです。30km走だと力むとスピードが出ずに辛そうですが、壮大なファンランかプチウルトラと割り切り、気負わずに参加されればきっと楽しくて仕方がないことでしょう。特に千里浜での波打ち際を走る経験はここでしかできないので、貴重です。第一回大会ということもあってか大会レポの点数こそあまり高くありませんが、石川県の方は実直で研究熱心ですから、第二回大会以降はもっともっと洗練され、リピーター率も上がること間違いなしです。2022年の第4回大会も大満足で、この路線で是非続けていただきたいと願っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。