参考になる(かもしれない)旅ラン日誌

きっと貴方が好きな大会が見つかります。

第6回中能登トレジャートレイルラン(25km 2019/11/3) 初めての中能登町と鏑木毅さん、とっても素敵でした!能登はおいしや!

前々から気になっていたので金沢マラソン疲労抜きを兼ねて大阪から25kmに初参加しました。ふかふかのトレイルに気持ちのいい眺望、急な階段に下り、そして温かい応援、充実のエイドにサービスと、トレイルランニングの魅力がぎゅっと詰まった素敵な大会でした。

前日のセミナーで初めて鏑木毅さんを直に拝見し、その優しい語り口と選手としての存在に参加者皆が憧れと尊敬の気持ちを抱き、ランナーとしていい大会にするぞという気持ちが伝わってきました。鏑木さんには当日もスタートから盛り上げていただき、コース上のメッセージも励みになりました。

コースは非常によく整備していただいており(鏑木さんのお言葉をお借りするなら「ゴルフ場かと思うくらい笑」)、ブナの原生林の中、ふかふかのトレイルを心地よく走らせていただきました。誘導の方も多い上に、ロストがありえないくらいマーカーも付けられていて安心です石動山、桝形山では共に眺望抜群の場所があり、トレイルは楽しいと心底思えました。

二か所あったエイドでも能登野菜を使った素麺うどんサンドイッチまで用意していただいており、お茶、コーラ、チョコ、バナナ等もおいしくいただきました。フィニッシュ後もコーラに加えて豚汁のふるまい、金券での能登豚スタミナ丼をいただき、食べ過ぎではないかと思いながら、中島菜、赤軸ほうれん草、赤大根等の能登野菜にブックカバー等を買って幸せな気持ちで帰路につきました。

中能登町の皆様、鏑木さん、素晴らしい宝物、「楽しむ心」を分けていただきありがとうございました!また来ます!

nakanotrail.com

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 前日(宝達志水町、鏑木さんセミナー、和倉温泉宿泊)

高速バスと電車で宝達志水町

前日はほとんど眠る時間がありませんでしが、とにかく気合で起床し、まずは朝食を取ります。普段のメニューにシリアルを加えてカーボローディング気取りです。

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糖質も一応摂っておきます

大阪駅7時発という厳しい条件ですが、無事に出発できました。到着までは5時間弱ありますので、読書してよし寝てよしというところです。そして3列シート3950円は安いです。

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7時発の便は京都駅を経由しないため、乗車時間が短いのがメリットです

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車内では夜の和倉温泉観光に向けて作戦を練ります

車内では寝たり泉鏡花を読んだりしつつ、おなじみ多賀SA、南条SAを楽しみながら進んだのはよかったのですが、今回は途中の渋滞に巻き込まれたため約30分遅れの運行となりました。これは良川直行しかないかと冷や冷やしたものの、超ギリギリで12:30金沢発の列車に乗れました。運転手さんありがとうございました。

そして今回の目的地の一つ、宝浪漫マラソン2018でお世話になった宝達志水町に到着です。宝浪漫マラソンも食べ物(いちじく、オムライス、おだまき、ルピーロマン等々)、コース(宝達山に千里浜)共に素晴らしい大会でしたので、また遊びに行きたいです。参加賞Tシャツトップクラスのデザインです。因みにこの日はここぞとばかりに宝浪漫マラソンTシャツ着用でした。楽しい思い出はこちらの記事になります。

savarun.hatenablog.com

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約束の地、宝達志水町にやって来ました

宝達志水町といえばオムライス発祥の地ということを前面に出していますので、何としてもお店でいただこうと考えていました。というわけで今回は駅から徒歩1km以内にある牛太郎さんにやって来ました。店内には宝浪漫マラソンのゼッケンも飾られており、応援していただいたのだと改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

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宝達志水町といえば花の慶次です

お昼の定食も気になるところですが、ここは石焼オムライスをいただきました。焼き肉屋さんということでビビンバとのコラボ。ふわふわの卵が濃いめの味付けによく合うだけでなく、汁の魚が期待以上のうまさでした。

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この見事なオムライスをご覧ください

更にもう一軒、是非とも立ち寄りたいお店がありまして。宝達駅前の松月堂さんです。

www.syogetsudo.net

残念ながら看板商品の一つロール慶次売り切れで買えなかったものの、クリームチーズと餡の相性が抜群で食べ応えのある宝達サンドに、いちじく餡、チンゲン菜、トマトという宝達志水町の誇る名産物を活かしたオムタンを食べられてよかったです。昨年はお世話になりましたとお礼を伝えることもできました。お店の方も喜んで下さりました。次はロール慶次もいただきたいですね。

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宝達サンドもオムタンもめちゃうまでしたよ

短い滞在で宝達山も千里浜も体感はできませんでしたが、素通りせずにおいしいものが食べられて幸福感に満たされました。ごちそうさまでした。こういうご縁も日本中走っているからこそだなあと思うところです。

前日受付と鏑木さんセミナー

さて、宝達駅から少し列車に揺られて無事に良川駅に到着です。長閑な風景の中を歩いて受付会場のラピア鹿島へとやって来ました。前日受付では、今年はコースが少し長くなった旨の説明がありましたが、初参加ならこんなものかと思うだろうから大丈夫ですねと謎の励ましのお言葉をいただきます。

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秋晴れの空の下、穏やかな気持ちで歩きます

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能登野菜クリアファイルと冊子、金券にノースフェイスTシャツです


そして受付後は鏑木毅さんのトークショー&レース攻略セミナーです。コースの魅力と心構えに続き、
・ロードとトレイルの違いを踏まえた日々のトレーニング(特にお勧めのものとしてロングトレイル、一段飛ばしの階段ダッシュ、時間で区切るインターバル等)
・加齢で衰える瞬発力を補うトレーニング(縄跳び、片足ケンケン、階段両脚ジャンプ※かなり印象が強く、この日の夜、夢に出ました……。)
・バイクトレーニングやトレッドミルの活用
・補給食ではリアルフードも摂取することでジェルの消化を助けると共に空腹感の解消がランナーを助けること
・強くなれる人はマネジメント能力と情熱力が違うこと
・UTMBまでの日々、アスリートとしての苦しみと喜び
等々、貴重なお話を沢山伺えてとてもよかったです。もうすぐ著書『鏑木毅 マインドセット 50歳 ゼロからの世界挑戦』も出版されるとのことですので、こちらも購入して勇気をいただこうと思います。三栄通販で予約すればサイン入りのクリアファイルがもらえるとのことです。

www.sun-a.com

なお、鏑木さんめっちゃ細い!というのが第一印象でした笑 

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翌日のレースが心底楽しみになりました。是非セミナーにも参加しましょう

鏑木さんのお話を直接聞けたことで、これまでに読んできた『極限のトレイルラン』や『鏑木メソッド』もよりしっかり読めるように思います。とても柔和で優しい方ですが、内に秘めたる闘志は凄まじいものがあり、そのギャップが人を強く惹き付けるのだと思います。この一年間でたどり着いた境地が更に奥深いものでした。

セミナー後、17:10会場発の送迎バスで良川駅に向かい、七尾経由で和倉温泉を目指します。

和倉温泉宿泊

3年連続で能登和倉万葉の里マラソンに参加しているものの、いつも実家から直行直帰で前泊後泊共になしということを繰り返していますので、いつかは和倉温泉を観光し、宿泊もしたいと考えていましたが、ついにその機会がやって来ました。

七尾駅から和倉温泉駅まではすぐです。降りて初めて知ったのですが、花咲くいろはラッピング列車でした。

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湯涌温泉に訪れた際、竹久夢二館で買ったブックカバーは愛用しています

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和倉温泉駅ではポストの上でわくたまくんがお出迎えです。

雰囲気のある通りを歩き今日のお宿に到着。α-1能登和倉さんは設備も充実している上に朝食(※後述)まで付いて5100円という素晴らしさです。ありがとうございます。

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温泉街を歩くときめき。お部屋もきれいで快適でした。

当初の計画より早く到着できましたので、19時閉店のお店にも行ける展開となりました。金沢マラソン食べまっしステーションでシフォンケーキが美味しかったシャールベルべさんに行けたのも嬉しいです。先週のお礼を言い、万葉の葉ロールチョコパイをおいしくいただきました。ロールケーキは生地、小豆、クリームの調和が、チョコパイはぎっしり感が最高。当然能登ミルクもいっておかないといけませんね。

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温泉街でスイーツ巡りとは何たる喜び

夕食はのとの蔵さん刺身定食をいただきました。新鮮な魚介類がふんだんに用いられていて大変美味です。この日はカンパチが主力でたまりませんでした。お味噌汁も謎のうまさだったので聞いてみるとあおさが入っているとのこと。いやもうこれだけのものがいただけて満足です。ごちそうさまでした。

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能登豚の豚カツも魅力的でとても迷いましたが、ここはお魚かなと

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流石は七尾市、新鮮なお魚に喜びが溢れます

お腹も満たされたところでかねてより憧れていた総湯にやって来ました。総湯といえば市民に広く開かれた場所ですのでシンプルなもので十分だと思うのですが、和倉温泉総湯はこれまた並外れて素晴らしかったです。とにかくきれいで広く快適そのもの。温泉は塩がどうとかいうレベルではなく「これは入っている」という素直な声が漏れます。露天風呂で何もかも忘れて恍惚の境地に至りかけました。温泉には生命の奥底から湧き出るものを感得する禅的悟りに通ずるものがある気がします。

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総湯としてはこれ以上のものはないのではとすら思います

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入口の横には飲める温泉水があります。とにかく何かが入っています

併設の観光交流施設にはあの山の神柏原竜二さんのシューズも展示されており、何事かと思ったところ東洋大学七尾市で合宿を行っているつながりによるとのことです。興味深く色々な角度から凝視させていただきました。

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箱根駅伝ミュージアムを思い出しました。シューズはミズノだったんですね

折角なので軽く周囲を歩いてみました。湯元の広場は予想より大きくて力強かったです。能登和倉万葉の里マラソンのラストがどうなっているのかもようやく分かったので来年の準備が少しできたともいえます。インプットした記憶を基にスパートをかけたいところです。

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朝にジョギングで見てみたいなあと思いました

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標識が常設されており、ランナーとしては嬉しくなります

こうして温泉地でうまいものを食べて湯に浸かり心身を完全に緩めるという機会は多くないため、そのあまりの威力に若干たじろぎすらしました。これは人類の偉大な発明です。その一端を垣間見ただけでこれですので、高級旅館で数日過ごしたら大変なことになるのではと思います。人間が最後に目指すのはここに違いありません。

能登和倉万葉の里マラソンは2020年も参加するので(毎年お世話になってきたお礼の気持ちも込めてふるさと納税枠です)、また次に来る日が楽しみです。マ丼も牡蠣も食うぞという意気込みです。

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レース

素晴らしき朝食

22:20就寝5:50起床です。ハードな移動と温泉効果で完全に寝坊です。

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まだ暗かったのでつい……。朝の和倉温泉にいる喜びの一枚です

シャワー、髭剃り、テーピング等急ぎ済ませたものの朝食会場に着いたのは6:35です。送迎バスは6:45発ですのでとにかく時間がありません。そこに来てこの見事な朝食バイキングです。

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質量ともに本当に豪華で、ここまでしていただけるのかと驚きました

時間さえ、時間さえあればと思ったものの、嘆いても持ち時間は増えませんので、自分にできることは時間の許す限りで食べまくることです。意を決して料理を選択してお皿に盛ります。

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盛れるだけ盛りました。時間があればおかわりしたのですが……。

この日は全力で走るつもりも毛頭ありませんでしたので思い切り食べましたが、普通の人はレースまで1時間半を切った時点でここまでは食べられないかもしれません。(炭水化物は果物だけにしてお腹の空き具合とエネルギー切れ感を試してみることにしました。前日あれだけ米やパンを食べていますし、脂質とたんぱく質は沢山摂ったので持たないはずはないという判断です。)

治部煮、卵、魚、おひたし、果物等々、種類、味共に素晴らしきバイキングを堪能し切れなかったのは惜しいですが、α-1能登和倉さんは完璧でした。ごちそうさまでした。25kmに出場される方には超おすすめのホテルです。(7時スタートの50kmでは間に合いませんが……。)

急いでチェックアウトを済ませ、何とか送迎バスに滑り込みます。8時以降発のコースにしか間に合わないこの時間のシャトルバスは空いていました。来年以降の参考にしようと思います。

レース

会場に到着すると、当日受付の方も続々と集まって来ました。メッセージを書いたり、装備の点検をしたり、アップをしたりとそれぞれに過ごします。トイレも快適ですし、荷物預かりもスムーズで、何の不安もなく開会式へと向かいます。今思えば装備は会場で済ませれば間に合いましたので、朝食に時間を振り分けるべきでした(食い意地)。

装備はいつものピクニックスタイルにトレランシューズ、タイツはアシックスのインナーマッスルです。転倒や枝を考えるとタイツはあった方がいいですし、アームスリーブもまた然りです。持ち物は涼しくて余裕だと思いつつ、マイボトルも必要ですので経口補水液入りのスクイズボトル、ゼリーを入れたフラスコ、スポーツ羊羹と塩熱サプリ3つです。結局羊羹は半分、塩熱サプリは1つしか使いませんでした。

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持ち物にも気楽さが充満しています

スタート前にも鏑木さんは気さくに写真撮影に応じておられ、鏑木渋滞が発生していました。一応私も並んでみたものの時間の都合上ご一緒させていただくことはできず、まあしょうがないなとあっさり諦めました。鏑木さんにお会いできただけで十分です。

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皆の憧れ鏑木さん

この後鏑木さんから注意事項(初めての人はハーフよりフルに近いと思って最初飛ばさない方がよいこと、マーカーが沢山あるのでここで迷ったらちょっと恥ずかしいこと、万一棄権する場合は勝手に帰らないで一報を入れないと捜索が必要になること等々)の説明があり、皆で記念撮影をしたり、掛け声をかけたりしました。鏑木さんとMCのハタナカさんを中心に、皆で楽しい大会にするぞという一体感があり、こういう経験は初めてでしたので、とても新鮮に響きました。

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鏑木さんとハタナカさんが本当に盛り上げます

定刻通り8時にスタートです。スタートから4km程はロードで、随時前に位置どってしまったこともあり快適にリズムのみ意識して進みます。上りが続きますが歩く程の坂ではありません。ここでは心拍数を上げ過ぎないことが肝要です。途中の私設エイドで甘酒をいただき元気が出ます。

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長閑な田園風景の中、無理せずに進みます

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甘酒を用意していただいて感謝です。活力を得ました

いよいよ心躍るトレイルパートに突入です。心躍ると書いておきながら、上りのトレイルは待っていました、やっと休めるぞとばかりに早速歩きます。

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思っていたより最初の舗装路が長かったです

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最初こそ軽く走りましたがすぐにハイキングモードになっていました

その先も案外ロードが多く、ちょくちょく間に挟みながら上っていきます。石動山に入ってからはほとんど歩きだったと思います。「お先にどうぞ」「速いですね」「気持ちいいですね」等と声をかけながら進んでいくのもトレイルの楽しいところです。

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ドリームコースのトレイル率は50%ですので初心者でも走れます

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戦国時代には3000人もの門徒が集う一大拠点だったとのことです

7分程で山頂です。この間か少し前の区間だったかもしれませんが、一部ロープを使わないと上りにくい傾斜がありました。初めての経験でしたので面白がりつつ、それで軍手を装備している人がいたのかと納得します。山頂の石段の上にはお寺(?)がありましたが上まで行く元気はありませんでした。

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周囲に上まで行く人はおらず、皆さんよっしゃ下りだと駆け抜けていきました

石動山城跡は広場になっており、コース的には左に進みますので、そのまま突っ切らないように注意が必要です。まあマーカーがあるので普通はわかりますが。

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トレイルは走り易くて楽しいエリアです

城跡から5分程度進んだ辺りに展望台があったので、ここは外せまいとコースアウトしてまで撮影に臨みます。タイムを狙うわけでもないため、こういう楽しみ方もできます。360°見渡せる抜群の眺望で、ここをスルーしてしまった方は勿体ないことをしたと悔やむことでしょう。深呼吸して耳をすませてから再出発です。

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コース右側に展望台が。行くしかありません

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山々も海も一望できます。ロードでは味わえない喜びです

このすぐ先、距離にして10km手前にとても走っては下りられない下りがあり、ロープを掴んだり尻餅をついたりしながら何とか進みます。一番の難所だったと思います。

エイドまではなかなか辿り着きませんので、20~30分に一度は何かしら補給するようにしました。夏程汗はかきませんし、お腹も空いてはいませんが、早目早目の対応が身を守ってくれます。

この先もロードあり木々の間から見える景色あり快適なトレイルありと変化に富んだコースを進んでいきます。

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歩いたりジョグしたりで進みます。全体的に走り易いコースです

まだかまだかとエイドを求めて進むことスタートより1時間46分、15km辺りで待望のエイドに到着です。中島菜の素麺ま菜茶、コーラ、チョコレート等をおいしくいただき、スタッフさんと二週連続大阪から石川に来ました等と談笑します。中島菜は独特の苦みもあっておいしく、素麺によく合いました。能登はおいしやを実感します。

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この素麺は実にうまかったです。中島菜万歳

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能登野菜の紹介ボードもあり、これは後で買うぞと決心します

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ま菜茶も、毎年能登和倉万葉の里マラソンでいただいていますね

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ドリンクやお菓子も沢山用意していただきました

お腹も満足したところで再出発です。この先は少し神社の石段を上ったと思ったらロードの下り、そしてまたロード上りです。斜度12%とかもありました。急な坂に咲く花とランナーの姿がきれいだったので、歩きながら写真を残していきます。

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エイドのすぐ傍は観光名所になっています

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結構な上りですので無理せずに歩き、写真を撮って記憶を刻んでいきます

トレイルは落ち葉でふかふか、まるで布団の中にいるような気すらしました。木を潜ったりで冒険感も満載です。下りもようやく感覚が戻ってきたので細かいステップと攻めのへっぴり腰(上体は引き過ぎず前傾)で気持ちよく進みます。

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ここをくぐれとマーカーが付けられています。親切です

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このふかふか感は感涙ものです

このふかふかトレイルから3分程、10:15にもう一つの絶景ポイントである枡形山の頂上台地に到着です。ここも視界が開けて大変素敵な場所でした。ランナーも足を止めて景色を撮影したり友人同士で語らったりと思い思いに過ごします。トレイルはこういう経験ができるのが素晴らしいなあと改めて感じ入ります。

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晴れていれば立山連峰を望めます。この日はやや雲がありましたがそれでも爽快です

この先の下りで軽く尻餅をつきましたが、地面が柔らかいのでダメージは少ないとわかりました。前半でも一度足を引っ掛けて転びましたがロード程は痛くありません。それでも下りで浮き石に乗ったりして足首に角度がつくこともあったので要注意です。

エイドは一ヶ所と書いてあったのでこの先は何もないのだと諦めていたのですが、頂上から数分進むと何だかにぎやかな声が聞こえてきます。何ともう一つエイドを用意していただいており、ここではサンドイッチ二つ(だし巻き卵、バナナ)とうどん、コーラをいただきました。サンドイッチはハイキングで食べるとこうもうまいのかと感心します。うどんは能登のネギがおいしいですね。こうして温かく迎えていただき感謝です。またしても能登はおいしやです。

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中能登町の皆様には沢山ご協力いただき感謝です。能登はやさしや土までも

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サンドイッチも時間がかかるでしょうに。ありがとうございました!

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このうどんも葱の味が効いており、能登はおいしやでした

この後はロードの下りで終わるのかなと思いきや、今年はコース変更でここから100m程(?)縦に急な階段を上ります。皆さん息も絶え絶えです。方々から「去年はこんな階段はなかったのに……。」といった苦しみの声が聞こえてきました。個人的には少し腿が疲れた感がありました。呼吸は苦しくなる程頑張らず終いです。上り切った先には鏑木さんのメッセージが。こういう心遣いが嬉しいですね。コース上には他にも何か所もメッセージがあり、宝探しをしているような楽しみも味わえます。

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そのままロードで帰してもらえるわけではありませんでした

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鏑木さん、この楽しい大会をプロデュースしていただき本当にありがとうございます!

残りは基本下りで、大きな階段が多かったです。ここはみやすのんき先生の仰る残心を試しつつも、あまりうまくいかず衝撃もあったので細かいステップも交えて進みます。沢山のランナーさんに道を譲っていただきました。声を掛け合い、お礼を言うことも心掛けます。

最後は3km程ロードの下りで、明らかに余力もあったため、呼吸の乱れない範囲で軽めに上げてどんどん抜きます。リズムを意識するくらいで無理はしません。重いトレランシューズでも案外走れるもんです。沿道の応援にも笑顔で応えます。実況が聞こえる会場の周囲は更に上げて笑顔でフィニッシュです。

終了後すぐに荷物を受け取れるのでプロテインプロテインバー二本を摂取。着替え時にも特に痛みはなく、疲労抜きかつ刺激入れとしてはうまくいきました。右上腕三頭筋が疲れているのはロープと転倒のせいでしょう。フル翌週にこれくらいのトレイルを入れるのはありなようです。25kmのトレイルは初めてでしたが、3時間9分台は思っていたより速かったです。累積標高1121mの疲労度がどの程度なのかのイメージも持てました。

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石川県限定缶のコーラです。荷物受け取りも導線も完璧です

アフター

フィニッシュ会場

フィニッシュ後はふるまいの豚汁能登豚スタミナ丼(カレー等から選択可)をおいしくいただきます。これだけでもかなり豪華で食べ過ぎた感すらありますが、出店も多く、焼き豚串、かき氷、草餅等々が食べられます。

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走った後ですのでこれがまたおいしいのです

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一本わずか100円から購入できる親切設計です。能登はやさしや

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出店も多くてにぎわっています。ご協力ありがとうございます

道の駅織姫の里なかのとさんでは沢山の食材やお土産を買うことができます。フィニッシュ会場をここにする発想は素晴らしいです。

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能登はおいしやということは散々思い知ってきましたので、ここでは中島菜、大根、赤軸ほうれん草等々能登野菜やごま味噌、ヨーグルトを購入しました。織物も有名とのことで、ブックカバーも購入です。読書の楽しみを増幅します。

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いずれもおいしくいただきました。能登はおいしや

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和倉温泉のシャールベルベさんのパンもありました

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楽しい楽しい思い出をありがとうございました!

西田幾多郎記念哲学館@宇野気

温泉にも寄りたい気持ちを抱きながらもタイミング的に12:37の列車に間に合うと気付いたので宇野気に向けて移動します。

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初めてこの駅に降り立ちました

宇野気駅のすぐ側にぽつねんと佇む西田幾多郎博士の銅像です。何となく寂しい気がしますが、哲学とは元来そういうものなのかもしれません。

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正面からは撮りにくい建てられ方です。真横からだと寂寥感がすごいです

宇野気駅から歩くこと15分以上、西田幾多郎記念哲学館に到着です。安藤忠雄建築は言い知れぬパワーがあります。といいますか、まず階段を上っていこうという気になりません。勿論エレベーターを利用しました。

www.nishidatetsugakukan.org

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実際に目の当たりにするとより大きく感じます

受付の女性はとても親切な方で、事務室で荷物を預かって下さりましたので、落ち着いて展示室を見学させていただきました。当然ながら世界で一番豊富な資料を蔵するため、ここでしか見られない愛用の眼鏡、名前のみの名刺、着物、弟子や友人とのやり取りの手紙、本人の書、書斎の再現等、大変興味深く拝見しました。

哲学的な思想について掘り下げるのは各自でやりなさいということか、主にその生涯において起きた大きな出来事や弟子との交流等について展示されていました。企画展は京都大学西田幾多郎で、教育面の業績中心です。西田哲学そのものもですが、京都学派も少しずつ、知っていきたいところです。

建物の中には哲学書ばかりが集められた図書室があり、ここに迷い混んだら一生かかっても出てこられないような知の海が広がっていました。迂闊に手を出すには危険な世界です。それでもやっぱり気になります。

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円です

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こちらにも胸像がありました


五階の展望ラウンジでは禅の体験教室が16:30から予定されており、おばあちゃんと少し世間話をして楽しく過ごしました。地方のお年寄りは気さくに話しかけて下さるのが嬉しいです。

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高台の上にありますので遠くまで見渡せます

記念に少しお買い物です。新書用ブックカバーもお洒落です。『思索と体験』は何と2001年のもので、本当にいいんですかと心配していただきましたが、痛んでいるのも味があるからと購入しました。帰ってから読んでも全然理解できなかったため、これは無理だと久しぶりに『善の研究』を書架から引っ張り出し、第二編「実在」を読んでみるなどしています。

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またしても荷物が増殖します

折角ですので宇野気駅横のまるよさん生クリーム大福チョコを買いました。チョコを練り込んだ餅で生クリームを包んでうまくないわけがありません。ごちそうさまでした。

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旅行と言えばスイーツでしょう

 実家に到着後、軽くジョグをして、先週に引き続き地元の銭湯で汗を流します。お世話になっていますので応援していきたいですね。

翌朝は兼六園21世紀美術館の傍をジョグして金沢の景観を楽しんできました。

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どこを走っても風情がある街です。これから先の季節は寒さが厳しいですが

帰りも高速バスです。4列シートとはいえ金沢→京都深草2640円は安いですから、途中渋滞で50分程遅れたところで気にしません。ありがたいことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。拙い文章ですが中能登町の魅力が少しでも伝わったなら本望です。中能登町の皆様と鏑木さんのお陰で本当に楽しくて幸せな時間を過ごさせていただきましたので、また出たいですし、多くの方にも参加してみていただきたいと思います。中能登町の皆様、鏑木さんから分けていただいた一番の宝物は「楽しむ心」だったのかなと胸の中の温かなものと共に思い出しています。素敵な大会を作り上げていただき、ありがとうございました!