参考になる(かもしれない)旅ラン日誌

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【番外編】京都お花見ジョグ(2020/3/30) 左京区編~桜の姿に春を知る~

四万十川桜マラソンのために取った有休をどう過ごすかを考えた時に、次に大阪を自由に出られるのはいつになるか分からないと思ったので、かつて暮らしていて思い入れのある左京区に行くなら今日だと決めました。概ね昨日の続きです。

早朝から、ひたすらジョグで移動を続けて、個人的な記憶をアップデートしていく時間で、平安神宮~蹴上インクライン南禅寺哲学の道~高野川~松ヶ崎浄水場疎水~京都府立植物園賀茂川~下賀茂神社出町柳という流れです。(一部東山区も混じっていますが、ご容赦下さい笑)

今日も人が少なく、時間が静かに過ぎて行ったため、二度と見られないような桜の本来の姿に、理屈ではなく春を知る体験ができたように思います。今回、もう一度見ておきたかった景色や味わいたかった食べ物の記憶も更新できたので、当面は大丈夫です。

スロージョグ(キロ7分)の時間は2時間20分程度、京都滞在時間は7時間30分程度です。桜に見とれて立っている時間は、心は和みますが、肉体的には結構きついですね。ずっとジョグの方が楽です。

いつまでも京都の生活を引きずっているようでは駄目だと思いながらも、自分を追い詰め過ぎずに赦してやることもきっと必要なのだと思っています。完璧な人間にはなれませんので。また新たな気持ちで頑張っていけると思います。

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 京都お花見ジョグ(二日目)

 執念の早起きおじさん、4時半過ぎに起床です。今日行かないと次はいつ行けるか分からず、後悔しそうな気がしましたので。とりあえずサニーレタス、チーズ四枚、豆乳黒酢きな粉を摂取し、おやつを持って出発です。睡眠4時間弱、67.2kgでした。キャップもウェア(長袖)もソックスもシューズ(ラッシュアップ)も白でした。

7時前には三条に着きましたので、待ち合わせのメッカからスタートです。土下座前より、本も読めて時間を潰せるブックオフが便利です。今日も外は寒かったです。

平安神宮までは三条からすぐです。世界の苦悩とも関係なく、いつも通り疎水が美しいです。毎年繰り返していてくどいようですが、京都マラソンのフィニッシュは平安神宮前であるものの、大鳥居はくぐれません。少し手前で終了してタオル等を受け取り、折り返します。どうしてもという方は別途個人的にくぐって下さい。

今日気付いたのですが、実は平安神宮に来るのは初めてです。恥ずかしながら。こんなにすごかったとは……。朝一だったためまだ人もほぼおらず、掃き清められた砂を乱さないようにそっと歩きました。皆が困難に直面している今、少しでも早く平和な日々が戻るようお祈りしてきました。 

手水も今はなしです。四神が護っています。

今年も疎水の桜並木を東へと進みます。

蹴上インクラインはこの傾斜のお陰で、両側の桜が覆い被さってくるように迫るのが圧巻ですね。残りの人生でこの桜のトンネルをあと何回歩けるでしょうか。迷いましたが、やはり来てよかったです。

咲き誇る桜に包まれながら坂の上から見下ろす線路、遠くの山も幻想的なものです。本当に、本当に美しいです。ありがとうございます。

平日の朝とはいえ、こんなに人の少ない蹴上インクラインが存在するとは、複雑な気持ちもあります。今はただ、平穏な日常が帰ってくることを祈り、じっと耐えるしかありません。

ずっとここにいたいくらいの素晴らしい世界です。

南禅寺も何もかもが画になります。三門前の桜、三門の四角に切り取られた本堂、色濃い苔、足元を流れる水の音、鳥のさえずり、何もかもが。暗いニュースで不安になりがちな心がゆっくり紐をほどくように落ち着いていきます。

いよいよ哲学の道へと向かいます。軽く上りはするものの、南禅寺からはそう遠くありません。

哲学の道も例年とは異なり人が少なく静かでしたが、おそらく西田幾多郎も歩いたであろうその本来の姿を見られたことは、貴重な経験になりました。桜に頭や頬を撫でられながら、善の哲学や哲学館の展示を思い出しつつ歩く時間でした。

こんな哲学の道はもう歩けないでしょうね。

哲学の道を抜けて、今出川通を下っていきます。ここは京都マラソンの39km地点くらいで、最後の見せ場といえる場面です。左折して東大路通を進めばもう終わりです。この界隈も今や京都マラソン最終盤以外の用はないなあという感じですが、途中にハイライトがあって懐かしかったです。ここまで歴史があったとは知りませんでした。

(でもやっぱりその辺を歩いている学生らしき年齢層の様子や目付きが独特でいいですね。ここならではです。違うわあ。)

出ました、伝説の中華丼は400円です!何と定食より大分安いです!が、注文してはなりません。食べても食べても減らないのです。残念ながら春休み中でしたので食レポはできませんね。いやー残念残念。(命拾いしました)

毎年推しに推している高野川の桜です。出町柳から北大路を越えても北山以北までまだまだ続きますし、枝も花もしっかりしていて桜を存分に楽しめますよ。春から京都で新生活という方には是非訪れてみてほしいなあと思う場所です。

久しぶりに訪れ、カナート洛北じゃないのか!?という衝撃を受けました。(パチ屋になるという最悪の展開は免れていたようですが。)

イズミヤ高野店は変わっておらずほっとしました。ここで必要なものは全て揃うのです。キッチンとまと畑の惣菜もおいしくてよく買ったなあ(米は自分で炊いていました)と懐かしみ。そして古本市場が出現すると共に古本屋(コミックショック?)が長年の歴史に幕を下ろしていました……。

やはり高野は静かで忙しなくないのが好きです。変わらずにいてくれる場所があると、いくつになっても、またここに戻ってくれば大丈夫な気になります。裏の神社では繰り返しコロナ災禍の沈静化を祈ります。

かつて米を食い過ぎて一歩も歩けなくなったやる気、肉に特化した今ならもう少し戦えるかなと若干の闘志を燃やします。気になりつつも行ったことのない炭火焼きロッキー、社会人なら行ける値段だなと考えました。今日もまた気にしただけで終わってしまいましたが。

高野川に復帰して、今度は上の道を行きます。ご覧の通りずうっと桜並木が続きます。勿論頭上にも桜です。

ビデオ1もまだ頑張ってくれている様子でした。モテない男子大学生の魂の救済を託し続けたいところです。

松ヶ崎浄水場横の疎水も是非毎年訪れたい場所の一つです。水面に映る桜と緑が春をこれ以上ない程に感じさせてくれます。付近住民以外は知らない方も多い穴場かもしれません。

そして疎水の先にあるグランディールさんで美味しいパンを買うのが定番のコース。レーズンシュクレブールはサクサクの生地にバターとレーズンが完璧にマッチした逸品でした。小倉&きな粉ベーグルももちもちでうまし。最高のエイドになりますね。 

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 賀茂川沿いの垂れ桜はもう少ししたら咲き乱れますね。ここがまたきれいなのです。

京都府立植物園は何回来てもいい場所です。桜林は瞼の裏に焼き付けて持って帰りたいくらいで、息を呑むこと間違いなしです。京都マラソンで走った時も楽しかったのですが、落ち着いて散策してみるともっともっと楽しめます。京都観光でここを外す手はありませんね。一周するだけでも様々な感性が刺激されることでしょう。

桜だけではなく、多種多様な木々、花が大切に育てられているため、一歩足を踏み入れると知らない世界が広がっていて、花や葉や幹の色、形、太さ等々一々驚き、感心するので飽きません。以前も書きましたが、世界にこんなに沢山の色があるとは、日常生活を繰り返すだけでは知ることができません。

ぐるぐる周回しているとその都度新たな発見があるのがいいですね。植物と接することで、草花に限らず人にも穏やかになろうと思えますし、自分も生きていてよいのだという気持ちにもなれます。

水琴窟や水車も見て、気持ちいい芝生の広場で桜の花アイスです。昨年食べられなかったため喜びも一入です。塩の効いた桜餅の味でおいしいですよ。これで今日やりたかったことは大体できました。

賀茂川をゆっくりと下っていきます。高野川もそうですが、鴨川に合流するまでが大事なんです。

そうでした、この桜が一番大きいんです。毎年、思ったより下流だったと後で気付くことを繰り返しています。画面に収まりきらないので困ってしまいます。

平日で昨日の半分くらいの行列だったため、列に並び、念願のふたば豆もちを買えました。口に含んだ瞬間、何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、豆もちの味が広がります。それだけ本物の豆もちで、豆もちたるものかくあるべしという豆の素材のよさ、餅の柔らかさ、餡の程よい甘さを兼ね備えていると言いたいのです。桜を見ながらのんびりと味わいます。(複数個買おうか悩みましたが、一つだけにして次に楽しみを残すことにしました。)

最後は下鴨神社でもう一度、一日も早い新型コロナウィルスの終息を願って出町柳に戻ります。次に大阪を自由に出られるのはいつになるか分からないと思ったので、行くなら今日だと決めました。今回、もう一度見ておきたかった景色や味わいたかった食べ物の記憶も更新できたので、当面は大丈夫です。感謝の気持ちと共に14時30分前には京都を後にします。またお会いできる日は、よろしくお願いいたします。

人生の次のステップにいつまでも進めない自分がこうして京都にしつこく来るのは、本当は良くないのかもしれません。昔消化し切れなかった残滓を引きずってこじらせている部分もありますので。でもいつの間にか京都に来るのを忘れる自分に無理してなる必要はなく、受け入れてやりたいとも思っています。

まとめ

昨日に引き続き、二日連続で京都をジョグで回ることができました。感染症の件がありますので、平常心を保つことは土台無理な状況ですが、長年過ごし良くも悪くも自分のルーツになっている場所で桜に包まれて春を感じている時間だけは、何も考えずにいられました。可能な範囲で、心を逃がしてやることも忘れてはいけないと思います。自分を大切にすることは、他人を大切にすることにもつながります。

それにしても京都は流石に京都でして、時間とスマホのバッテリーがいくらあっても足りないということを改めて実感しました。今は大変な時期ですが、必ずまた、訪れる方も迎えて下さる方も、皆が笑顔になれるあの日々が戻ることを信じています。その時は是非また遊びに行かせていただきたいと思います。京都マラソン会心のレースもしてみたいですね。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。