ちょっと長すぎる旅ランブログ

百聞は一走に如かず。きっと貴方が好きな大会が見つかります。

【番外編】ブログ開設一周年 自分を見つめ直す貴重な時間に

こんにちは。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。今日でブログを始めてから丸一年になりました。最初はどう書くのがよいかも分からず試行錯誤しながらの日々でしたが、こうして皆様のお陰で楽しく続けられています。

初めて書いた記事は加賀温泉郷マラソン2019でした。お気に入りの大会の一つですので、来年こそは走らせていただこうと今から楽しみにしています。

savarun.hatenablog.com

一年前にはまさか大会が軒並み中止になるなんて想像もしていませんでしたね。30代のうちにフルマラソン100本を走る計画でしたが、どうも厳しくなってきました。でも折角時間ができたので、自分の時間の使い方を含め、色々と見直すいい機会だと思っています。

練習

元々追い込む練習をしないので、それ程変わらず日々を過ごしています。ベースにあるのは、『「3時間切り請負人」が教える! マラソン<目標タイム必達>の極意』です。辛い練習は絶対にしません。ジョグと軽めのビルドアップ主体です。インターバルも30km走もやりません。

フォームについては何と言っても『アルティメット フォアフット走法 56歳のサブスリー! エイジシュートへの挑戦』です。この一冊でフォアフットに転向してから怪我が激減しました。シューズは(前足部分が)滅茶苦茶減っていますけど。

疲労抜きの考え方は『40代から最短で速くなるマラソン上達法』です。超スロージョグを日々実践しています。街中でも皆ジョグが速くて、もっとゆっくり走ればいいのに……。と思っています。

昔から惰性で続けていたウェイトトレーニングは、ジムが休館になって二か月半程間が空いてしまったことで、もう諦めようと思います。マッスルアップの感覚も、ベンチプレス100kgの筋力も、残りの人生では取り戻せないでしょうが、これからは走りに専念していこうと切り替えるきっかけになりました。来年の富士登山競走に向けてトレッドミルは活用するつもりです。

読書

元来インドアな人間ですので、早朝(と夜)に走れて本さえ読めれば、どこにも出掛けなくても、誰とも話さなくても大丈夫なのが自分の便利なところです。在宅勤務で生じた時間に連休も合わせて、ここ最近は結構好きなように本を読めています。

テレビは持っていません(光と音が強過ぎて苦手)し、ネットもPCで軽く見る程度です。いずれもノイズが多過ぎて疲れます。そして疲れる割にいいことがありません。本は、自分の世界で静かに物事を考えられるので好きです。キプチョゲ選手も普段から一日二時間は読書に充てるらしいですね。

古典

ツイッターで有名なたらればさんが推しておられたので試しに買ってみた『紫式部ひとり語り』、こちらが大変素晴らしく、『源氏物語』挫折組の自分にも、紫式部が語り掛けてくるスタイルは読み易くかつ面白かったです。古典は背景を知らないと全く手も足も出ませんが、そこを上手く補ってもらえるのがこの一冊でした。

こちらを読んだことで、『紫式部日記 現代語訳付き』もゆっくりながら左程抵抗なく読み進められるようになりました。山本淳子先生は偉大です。

金沢出身者作品

古典に興味が湧いたので、金沢三文豪の一人室生犀星による『現代語訳 蜻蛉日記』も読んでみました。こちらは淡々と現代語訳してあるのですが、道綱母が、二十年にも渡り鬱々と暮らしてその記録を残し、人の情念も克明に記されており、なかなかすごかったです。この本は金沢の室生犀星記念館で買ったものです。

金沢には偉大なる仏教学者鈴木大拙の記念館(鈴木大拙館)もあり、朝一で見学するとその美しい建築を楽しめます。『仏教の大意』はそれだけ読んでもよく分からなかったのですが、入門書として『よくわかる浄土真宗 重要経典付き』のシリーズを何冊か読んでから再読すると、その相違もイメージでき、少しだけ感触が掴めた気がします。

早く金沢に帰省したいです。母親が元気なうちに料理や花の名前、ご先祖様のこと等、沢山教えてもらわなくてはと、今だからこそ強く思います。

遠征先で購入

諸々記憶に残り易いので、遠征先でもよく本を買います。今年のおきなわマラソンの際に買った『首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』(与那原恵 著)はとてもよかったです。大正末期~昭和初期に琉球文化の貴重な資料を残した研究者・鎌倉芳太郎の物語で、運命に導かれるようにつながった数々の人物の生涯、島人の古の琉球への思いに胸が震えました。重い歴史も知る義務があります。

海外古典

小林秀雄が激賞していたので読んでみたカエサルの『ガリア戦記』は、最初は地理も背景もわからず苦戦しましたが、各部族の位置関係を参照するコツを掴んでからは一気に読み易くなりました。無駄な修飾がなく淡々と語られる言葉に戦闘の光景が目に浮かびます。

ホッブズリヴァイアサン』一巻は人間分析から「各人の各人に対する戦争」の話へつながるのですが、内容はさておき、ホッブズはすごいですよ。あの時代に91歳8か月も生きているだけでも信じ難いですが、老いても健在なのです。63歳で『リヴァイアサン』、70歳で『人間論』、73歳で『哲学者と法学徒との対話』まではまあいいとして、80歳に『ビヒモス』、86歳に『イリアス』『オデュッセイア』の翻訳をしています。常識の遥か上を行くスーパーおじいちゃんです。

ホッブズは散歩を好んでいましたし、72歳まで生きたショーペンハウアーも「幸福になる秘訣は散歩にある」と毎日二時間の散歩を推奨しています。いつの時代も、適度な運動は大事ですね。

憲法記念日

普段忙しさにかまけてあまり考えない問題ですが、『憲法の条件 戦後70年から考える』『社会をつくる「物語」の力 学者と作家の創造的対話』という木村草太先生の対談や、『言葉の力 ヴァイツゼッカー演説集』を読み、過去を直視することは避けては通れないと改めて思いました。平和を、未来の世代へとつないでいかなくてはなりませんので。

同調圧力に屈しないという点では、出たばかりの岩田健太郎先生『ぼくが見つけたいじめを克服する方法 日本の空気、体質を変える』も参考になりました。「それは事実なのか。それとも『君がそう思っている』ことなのか」「コミュ障でいい、世界を変えよう」といった言葉には、我が身を省みると共に勇気をもらえます。

最近の小説

比較的最近の本(といっても大分前のものですが……。)では、東野圭吾容疑者Xの献身』はすごかったので一気に読みましたね。あまりに重過ぎて二度と読みたくありませんが。なお、村上春樹は、基本的に暗い穴に入って出て来るだけなので、一部の残虐な描写のあるもの以外は再読に抵抗はありません。

食事

今朝も早朝に軽いビルドアップをこなし、朝8時から在庫整理と連休の打ち上げということでビールを飲みました。家でお酒を飲むのは数か月ぶりです。チーズはたんぱく質とカルシウム目的で大量に食べています。基本的に糖質はオフで主食はなしです。シリアルも特別です。(なお、ブログ開設一周年に気付いたのはお昼過ぎてからです。)

日々自分で簡単な食事を作って、一日二食たんぱく質と野菜中心にがっつり食べています。幸せな毎日です。

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ちなみにこちらの味噌鍋は、石川のソウルフードまつやとり野菜みそシリーズの「坦々ごまとり野菜みそ」です。我が最愛の金沢マラソンで参加賞としていただいて以降ハマっています。チーズを入れても、ゴーヤチャンプルーに足しても相性ばっちりで、皆様にも是非味わっていただきたいです。

www.toriyasaimiso.jp

ブログ二年目

こんな感じで、日々練習しつつ、本を読み、時々過去の大会を振り返り、ブログも元気に続けていきたいなと思っています。

ちなみに、来年の別大、いわきサンシャインマラソンの宿は既に予約済みです。今年の悔しさを胸に、初めての陸連登録も済ませています。ランナーとしてもまだまだ力を伸ばしていくつもりです。

こうして走らせていただいているからこそ、沢山の素敵な出会いと思い出に恵まれているわけで、マラソンを始めて本当によかったと心から思います。

今日もご覧いただきありがとうございます。読んでいただけることは本当に嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、笑顔で明るく頑張りましょう!また各地の大会でご一緒できる日々を楽しみにしています!