今年も山の日に開催していただきました。現状でイベントを実行することの難しさは簡単には想像することができませんが、その中でも工夫を凝らして開催に漕ぎつけて下さった運営会社さん、会場の使用を許可していただいた神戸市立森林植物園さん、そして山の日にハイキングを楽しんでおられる中、応援の声や笑顔を送って下さった多くのハイカーさんには本当に感謝しています。山を愛する皆様のお陰で、今年は特別な一日となりました。
昨年は10kmに出場していたので、今年は暑さが不安だったものの28kmにエントリーしました。掬星台、ダイヤモンドポイント、石楠花展望台からの眺めと気持ちのいい風、緑と木陰の豊かなトレイル、池や小川も散策できるコース等々、流石は六甲山と唸るような魅力溢れるコースで、28kmを選んで大正解でした。
コンセプトはピクニックです。途中ハイカーさん達に道を譲っていただいたり歩道を進んだりするため、めっちゃ飛ばして記録を狙うぞという方には向かないかもしれませんが、自分のようにトレイルはそこそこでいいという方にとっては、とても素敵な山の日を過ごせることでしょう。
(4時間28分台、曇りが多く暑さによる危険は感じず済みました。累積標高は1000mなのか1750mなのかソースによりけりで不明ですが、体感的には前者だと思います。)
昨年10kmに参加した際の記事もあります。よろしければこちらもご覧ください。
アクトレップさんには二週間前の生駒トレイルも開催していただき、我々の希望の光です。今年は沢山トレイルに出ますので、まだまだよろしくお願いいたします。
レース前
食事と移動
特にカーボローディングどうこうは考えず、普通の朝食です。折角のピクニックですので、てりたまサンドを付けました。スタートまでの時間もあるので、好きに食べて問題ありません。6時過ぎに食べ終わり、昨年同様7時12分梅田発阪神で三宮を目指します。
コーヨーが朝から開いているので、こちらで追加の低糖質ワッフルと炭酸水を購入します。7時59分発のバスは、列の最後尾だったものの今年も全員座れました(22人くらい乗車してあと数名座れる状態でした)。運賃500円は前払い、交通系ICカードは使えませんので現金をお持ちください。
長いトンネルを抜けて25分程でゴルフ場前のバスセンターに到着です。ここから坂を上って自販機の角を右折、少し行って左折、散歩道を抜ければ植物園です。なお、先頭を歩いている男性が周囲に何度も唾を吐いており、大変哀しい気持ちになりました。こういうことをしていると、ランナーは忌み嫌われるばかりですので、自分は絶対にああはなるまいと思っていました。
受付で入園料300円を支払います。昨年も書きましたが、入ったら左折するのが正解です。右を指し示す矢印があり、ランナーの習性上導かれたくなりますが、それはコース案内ですので、進み続けると植物園から飛び出してしまいます。
今年もスタート会場の多目的広場にやって来ました。昨年と違い出店がないのは寂しいですが、仕方がありません。受付でコロナ対策調査書と参加案内ハガキを提出し、参加賞を受け取ります。このTシャツも積極的に着ていきたいと思います。
9時から開会式、9時半から少人数ごとのウェーブスタートです。思い思いのペースで、にこやかにスタートしていきます。皆、この日を心待ちにしていたのだなあと見送ります。
着替えは基本的に家で済ませてあるのでゆっくりしていました。周囲を少し歩いて、トイレに行ったりもしました。ありがたいことに曇りで、更に木陰も多かったので、とても走り易く、絶好のトレイル日和になったと思います。
装備
アンダーアーマーの長袖(青)を試してみました。草で腕が擦れるとかゆくなること、日焼け防止効果も期待できること、どうせ濡れるのだから暑さも変わらないと思われることからの選択です。特に困ったことはありませんでしたし、今後もありだと思いました。
食料は、在庫で賞味期限切れのものを中心に、どうせ余るだろうなあと思いつつ色々持ってきました。途中で落としてしまわないよう、ポケット一つに一つ入れることにしました。ブルボンのウイングラムはあの青学陸上部の皆様も飲んでおられるとのことです。結構おいしくいただきました。経口補水液は水500に一袋にしましたが、後半は薄まってくるので次回は粉も持って走ろうと思います。
シューズはミズノのダイチ(これしか所有していないため)、テーピングはニチバンを二重です。リュックはいつもの武庫川ユリカモメ参加賞です。タイツは前回生駒と同じくミズノの古いもの、キャップはスポーツデポの白です。日陰も多いのでサンシェードまではいらないと判断しました。
前年度の優勝タイムと相対的な走力から、大体4時間30分~40分くらいと予想しておきます。トレイルは全然進まない時間もあるのですが、その際に心折れないようにというのと、食料、補給の目安とするためです。
レース
第1エイドまで(基本下り)
第3ウェーブは9時50分スタートです。MCのお姉さんが「上級者の皆さんは鍛えておられますね!」等と盛り上げて下さります。最初から鬼のように飛ばす人はいません。そしていきなりウォーキング指定となります。この後園内の坂を下って西門を出てすぐのエリアもウォーキングです。あまり頑張っても仕方ないですね。
道路を横断し、山へ入ると少し上るのでここは歩きです。少し下った後には上りがあったりもしますが、この辺りは少々頑張っておいてもよかったかもしれません。後々どうせ嫌というほど歩けますので。
昨年の記憶では段差を見落とさないように要注意とのことだったため、そこだけは気を付けていました。31分程で第1エイドに到着です。エイドで待っていて下さるスタッフさんにはいつも感謝しており、失礼のないようにしなくてはと思っています。28kmは左の坂を下っていきます。昨年の10kmは分岐して右でした。未知の世界へと足を踏み入れます。
第2エイドまで(掬星台目指してひたすら上り)
少し下ると川を渡ります。ここで早くも水浴びされている方もいます(先にスタートされたウェーブの方かもしれません)。更に6.0km地点の市ケ原にはお店も自販機もありますので、お金さえあれば一服することも可能です。ここからひたすら上りですので、力を蓄えておきたいところです。
自分は、トレイルの上りはすぐに歩いてしまいます。単に体力が足りないという面もあるのですが、一番大きいのは、全体の距離感が掴めないことによる不安だと思います。“これくらいの時間これくらい息が上がっても、これくらい脚が残っていればいける”という計算が立たないと、どうしてもビビッて前半から歩きまくってしまいます。
体力面では、心肺機能は実際そう悪くはないのでしょうが、普段から追い込む練習は一切やりませんし、フルマラソンでもゼーハーなることはないので、やはり単純に走るのとは全然違うなと思います。階段を上る際は、反発も使えませんし、純粋に筋力で引き上げなくてはならず、その使い方の切り替えも大きな差です。
上りの収穫は、スクワットっぽく腰と尻を使うと脚もあまり疲れず、胸が潰れることもないので呼吸も楽と体感できたことです。蹴る動きもなく、リズムよく歩けた時間もあったので、ここはうまくなりました。軽い上りは終盤計算が立ってからは普段のジョグのように、肩甲骨を意識して少ない力で進めました。
そんなこんなで怖くて責められず、年配のランナーさんにも抜かれながら、それでもとにかく動き続けるのだと(ちんたらでもよいからと割り切って)上っていきます。途中腕も使わないと上れない段差もありましたが、この辺りまで来ると背後の景色がきれいになってきますので元気も出ます。自分はこの雄大な景色を背負っているのだと思うと、何だか力が湧いてきます。徐々に階段も整備されてきたため、もうすぐ頂上だということが分かります。
結局第1エイドから掬星台エイドまでは1時間程かかりました。ほとんど歩くとこれくらいかかるというデータは取れました。来年は自信を持って歩けることでしょう。
掬星台からは瀬戸内海、大阪から神戸にかけてを一望できる、それは素晴らしい景色が広がります。下から汗だくになって上ってきて、この青空と風の中、眼下に広がる街を前に佇んでいられることは、上ってみないと味わえない感覚です(オンラインでは無理ですよね)。自分一人ではなかなか上ってみようとは思いませんが、トレイルを整備していただき、マーキングも付けていただき、エイドも準備していただけるお陰でこの光景に出会うことができるのです。
エイドではお水とお菓子をいただき、回復に努めます。水道もありますので、こちらで頭を冷やして再出発です。水はひんやりしていて、夏場はお湯しか出ない大阪の水道との格差を思い知ります。
第3エイド(記念碑台)~第4エイド(穂高湖)
このエリアはぐるっと回って帰って来るのですが、初めてだとよくわかりません。途中歩道を通り、たしかお店が結構あったと思います。ビールを飲むこともできますので、やはりここでもお金を持っておくとよいことがありそうです(まだ半分も来ていないのに、「お疲れ様!」みたいな看板が出ていた気すらします笑)。飲んだ後に走るとどんな目に遭うかは分かりませんが、いざとなれば公共交通機関で下山可能ですのでいけるでしょう。
区間的にはジョグ指定の場所も結構あったのですが、それ以前に下りなのに上手く走れなかったり、早々に諦めて歩いたりで、結果的にジョグ以下の体たらくになっていることが多かったです。“ウルトラだったらまず止まらない程度の坂なのに、何故歩いてしまうのか……。”と何度も考えていました。おそらく暑さもあるのでしょうが、今更頑張ってもという甘えも多分にありますね。
でもまあ、歩いているお陰で、ゆっくり花を見ることができたりもしますし、それはそれでいいこともあったなという感じです。
第3エイドの記念碑台エイドは丁度中間点です。疲れたものの大体2時間17分程でしたので、まあ4時間40分くらいでいけるのかなという気がしてきました。水は一度に沢山飲んではいけないと分かってはいるものの、ついつい飲み過ぎてしまいます。こちらのエイドでは、飲用の水とは別に、被る用の水も用意していただいていました。別に急ぐ必要もなしということで5分程滞在してしまいました。
エイドを去って18分程行くと、ダイヤモンドポイントに到着です。ここは足を止めて写真を撮影します。深呼吸して、贅沢な空気と一緒に美しい景色を吸い込むイメージです。六甲トレイルは、結構分かり易い撮影スポットがありますので親切です。風も光も爽快で、人が周囲にいない時は、「楽しい!」「気持ちいい!」と声に出して笑顔で走っていました。この辺りからようやく計算も立ちつつあり、エンジンもかかってきました。
この先、コースをちゃんと覚えていなかったため、ロストしてしまい、数分間草の中を進んだものの、遠くから「そっちじゃありませんよ!」と教えて下さった方がいて命拾いしました。ロストについては、その先の歩道でお会いした方にも、エイドのスタッフさんにも心配していただき恐縮です。鏑木毅さんは人生を懸けたUTMBでロストしたこともあります(今回は100%自分のミスなので並べるのは失礼です)ので、ネタができたぞとちょっと面白かったです。
歩道に出て少し行くと第4エイドです。こちらでもよく冷えたお水とゼリー、カントリーマアムをいただきます。水以外にもDAKARAの入ったタンクもありました。案内も声援も補給も、本当にスタッフさんの献身的な努力のお陰で成立しています。ありがとうございます。ここではウルトラの経験も踏まえ、持参したアミノバイタル粉を飲んでおきます。スタートから3時間くらいですので、丁度良いくらいの頃合いでしょう。
穂高湖~フィニッシュ
階段を下りると穂高湖です。カヌーに乗っておられる方もいて、賑わっていました。夏らしい光景に明るい気持ちになります。子供たちも大人からこうして遊びを教わっていくのですね。
この辺りから所々で川やせせらぎを渡っていく場面が出てきます。ちょっと足を止めて水を被ったりすると頭が冷却されて回復します。ズボッと泥に突っ込んだところもありましたが、トレイルではよくある話です。怪我だけしなけりゃ問題ありません。
おそらくこの先の区間だと思います(第4エイド前かもしれません。いい加減な記憶)が、一部走れるトレイルがあります。軽い下りでスピードが出易いため、快適だなあと走っていると、後ろからゼーゼーいっている人が少しずつ近づいている気配を察知しましたので、流石に追いつかれるのは嫌だなと、ちょっと本気を出しました。あの区間だけは上手く脱力して胸を開き、重心移動ですーっと進んでいくことができました。足の置き場も間違わず、体感的にもスピードが出て気持ちよかったです。
第5エイドの前は少し上って、獺池の第5エイドです。こちらではなんとコーラを用意していただいていました。私はスクイズボトルの蓋に注いでいただき、ああこれだ!という喉越しと甘さのお陰で一気に元気を取り戻します。ウルトラやトレイルではコーラが本当に嬉しいですね(勿論フルでも嬉しいですが、距離が伸びるとまた格別です。)。一生懸命走って来られた方も、気軽に参加している方も、皆にこやかに時間を共有していました。
誘導していただき道路を横断し、しばし上りを歩くと石楠花(シャクナゲ)山に突入です。ここに展望台がありましたので、今更数分間ケチったところでどうにもなるまいと例の如くコースアウトして上ってみました。写真だとちょっと分かりにくいかと思いますが、明石海峡大橋も淡路島も見渡せる絶好のビューポイントですので、逃すわけにはいきません。
石楠花展望台の先の石段は、草が生い茂っていて足元が見えなかったため、ゆっくりと下りました。道路を横断した後で、警備員さんに気を取られて一瞬気が緩んだ際に足の置き場を間違えて右足首を結構派手に捻ってしまいました。少し行ってからハイカーさん達に道を譲っていただいた際にも同じく右足首を痛めてしまい、集中を欠くと危ないと再認識しました。幸い、テーピングとトレランシューズのお陰で大事には至らなかったようです。それ程腫れや痛みも残りませんでしたし、その先のスロージョグでほぐして何とかできました。
下りは全体に思い描いていた姿より遅かったです。段差の大きい階段はもう後ろ重心でいくくらいのつもりで前腿を守ってみました。フラットに近くスリップはない段差なら、場面によればありかもしれません(翌日最も筋肉痛が強いのは腿前ですが、最後まで脚が終わった感がなかったので、一定の効果はあったのかもしれません)。小さな段差は駅のようにパタパタと行きましたが、もう少しフォアフットかつへっぴり腰の方が攻められたように思います。視線は全体に近かったので、時折意識して数m先を見るようにはしました。今日くらいの時間、距離で程よく長い時間集中する経験を積み重ねるのは効果がありそうだと思いました。
今回は山の日ということもあり、ハイキングを楽しんでおられる方と度々お会いしました。すれ違う時は道を譲り合い、追い抜く時は少しだけ速足で、と皆様が怖い思いをされないように心掛けました。勿論、笑顔で、お礼を言いながらです。特に下りで山賊のようにガサガサガサッと後ろからすごい勢いで迫って来ると誰だって怖いですから、それだけはやってはならないと思っていました。何度も横を通らせていただき、また、その度に応援のお言葉をいただきありがとうございました。
さて、ロストしてるんじゃないかと思いながら階段を下ったりしているうちに、本格的に川を渡り、気付けば植物園に戻って来ました。川は意外と石の上を渡っていけるものです(爆水RUNのように水中を進む必要はありません)。
園内の階段を上ったり、走れそうなところではジョグをしたりと地道に進んでいきます。急に開けてきたなと思ったら臨時エイドに到着です。
こちらのエイドでは、大会を開催していただけて本当に嬉しいということを話し込んでいました。香川県から来られた女性ランナーさんもおられ、大会のない時期の辛さを吐露し合います。スタッフさんが、終盤ということもありゼリーを食べる人が少ないと仰っていたので、ここは私の出番だとゼリーを4種類(オレンジ、桃、グレープ、パイナップルだと思います)いただきました。こんなに喜んでもらえるとは、と嬉しそうにしていただきました。美味しそうに食べるのは私の特技です。ウルトラでも食べまくってますから。
残り3kmくらいと教えていただき、ここまで歩きまくりで体力があり余っていたため、最後くらいは走って終わるかと考えました。この先はアスファルトではないもののとても走り易い路面かつ日陰、坂も急ではないということで、ウルトラ気分ですいすいと上っていきます。肩甲骨もうまく意識できていたと思います。
エイドに長居した都合上、結構な差をつけられていたものの、こちらは元気ですので、何人かパスさせていただきました。園内を散策されている方もおられますので、距離を取りつつ、笑顔で走ります。こうして走らせていただけることが嬉しくてしょうがない、その一心です。怖い顔をして周囲を押しのけるように走っている人を見ると誰しも不快な思いをするでしょうが、幸せそうに走っている人を見ると、きっと、“ああ、この人達にとっては走ることがとっても楽しくて大事なことなのだ”と感じていただけるのではないかと思います。それは何についても同じで、好きなことを心から好きだと表現できることは、周囲に自分の喜びを、何かを差し挟む余地なくダイレクトに伝えられる数少ない道の一つだと思います。お互いに存在を認め合っていけることは社会にとって大切なことですが、その根本にある前向きな力がどういうものかを多少なりともイメージできるようになったのは、こうして走るようになってからです。
ル・ピック前まで戻って来ましたので、もう残りは最後の短い上りだけだと安心します。ラストで右折して上りに入る時は、あと一人厳しいかなと思ったものの、明らかにこちらの方が元気でしたので、一気に加速して上り切りました。この坂が大したことないということは、昨年で経験済みです(隠岐の島ウルトラ、加賀温泉郷、佐倉、掛川等々の方がきついです)。
ゼッケンをリュックに着けた状態では実況のお姉さんに見えないため、広場に入る前にリュックを背中から外して腕に持ち替え、ばっちり掲げながら笑顔でフィニッシュしました。名前を呼んでいただけると嬉しいですからね。
アフター
記録証と共に今年も河内晩柑ジュースをいただきます。この酸味と甘みが回復を促進します。今年は会場に出店もなく、イベントもありませんでしたので、フィニッシュ後に近くの方と軽くお話しし、荷物受け取りの際にスタッフさんに開催のお礼と次の神鍋高原でもよろしくお願いしますとお伝えし、帰って来るランナーさんを少し応援したくらいで、後はパパっと補給と着替えを済ませて早々に会場を後にします(プロテインミロ、アミノプロテイン*2、プロテインバーと残りのゼリーを摂取しました)。
弓削牧場のソフトクリームは今年もおいしかったです。終盤はこの味を楽しみに走っていた部分もあります。皆様にも是非味わっていただきたい、上品な甘さと程よいコクが魅力の逸品です。
昨年と同様、何となく無料送迎バスに乗って北鈴蘭台に行きました(毎時50分発)が、今やすずらんの湯も閉館しているわけですから、三宮へのバスにした方が早く帰れてよかったですね。そうすればル・ピックでソフトクリームを乗っけたかき氷も食べられましたので。まあ来年の楽しみに取っておきましょうか。
帰宅後、ブラシでトレランシューズの泥を落としたり、ウェアやソックス等の下洗いをしてから洗濯したりといったルーティンをこなし、夜は軽くジョグしておしまいです。4時間半も動き続けたのは昨年の白山白川郷ウルトラマラソンの9時間50分以来ですので、翌日背中にも多少の疲れがありました。勿論一番効いているのは腿前と、上りで使ったふくらはぎです。トレイルは必死に走らなくても色々な刺激が入り、確実に鍛えられるのがまた重宝します。
夕食は適当に鶏もも肉と野菜を炒め、サラダには参加賞でいただいたしまださん家の黒にんにくも入れました。テントにいたお兄さんに教えていただいたとおり、甘くておいしかったです。これは回復に効くに違いありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。運営、管理、応援していただいた皆様一人一人のお陰で、素晴らしい山の日を過ごさせていただき、本当に感謝しています。こうしたことに素直に向き合えるようになったのは、やはり走ること、大会に出ることを積み重ねたことによる変化だと思います。これまでの自分にとって、走ることは大きな一部を占めていると改めて認識します。
関西出身・在住ながら六甲山はあまり馴染みがなかったのですが、今回、その魅力の一端を垣間見ることができ、すっかりファンになってしまいました。ここまで書いてきた内容で十分伝わるかと思いますが、出るなら28㎞です。間違いありません。
こうして少しずつ、できる所から大会を再開していき、全国のランナーがまた全力で駆け巡り、挑戦し、支えて下さる方と喜びを分かち合える日々が戻ってほしいと願っています。それはきっと遥か遠くにある理想ではなく、一歩ずつ近づいている目標であると信じています。
ここまで読んでいただきありがとうございました!