おそらく金沢に対しては何となくいいイメージを持っておられる方が多いと思う(贔屓目に見ている分を差し引いても)のですが、実際素敵な街です。地理的になかなか行きにくい部分もあると思いますが、文字通り駆け足で金沢の桜の名所を巡ってきましたので(走る習慣があるとこういうときに便利)、チャンスがあれば是非遊びに来て下さい。
3月31日(金)
朝:兼六園、金沢城公園、犀川
この週は兼六園が朝から無料開放ということで、7時に行くしかありません。
隣の金沢城公園も溢れる程の桜で、お堀も言葉を要さない程きれいです。
スロージョグで54分、キロ7分9秒。しょっちゅう止まっていますので時間はかかりますが、在宅勤務なので間に合います。
夜:散歩
兼六園はライトアップもあるのですが、人も多いだろうと回避して街中を散策します。忍者寺近くの六斗の広見も毎年見事に咲き誇るんですよね。
4月1日(土)
朝:弥生さくら公園、伏見川、松任方面
実は街中にも桜の名所が多いのが金沢のすごいところで、弥生さくら公園は見事なまでに細やかな色に包まれます。
伏見川沿いの桜も定番中の定番です。
松任の方も桜が随所に桜が咲いていました。
有酸素ジョグ2時間14分、25.7km、キロ5分13秒でした。
昼:長坂、寺町散歩
歩いていると、やや強い風にどこからか運ばれてきた桜の花弁に気付いたり、追い抜かれていったりします。走るよりも歩く方がいいことも沢山あります。
寺町の枝垂れ桜は素晴らしいです。少し前の時期だと梅がきれいです。
夕方:犀川
6時くらいになると少し暗かったので、明日はもっと早く来ようと思います。スロージョグ37分強で5km程でした。
4月2日(日)
朝:犀川、浅野川、卯辰山公園と四百年の森
眩い程に煌めく犀川緑地を抜けていきます。
山側環状を通り浅野川に出ます。こちらもずっと続いており、金沢の日常は何と贅沢なものかと思いました。
卯辰山公園は心拍数がそれなりに上がっていい練習になります。上り切った先の見晴台からの眺めも大好きです。この季節の山々は特に美しいです。
そこから四百年の森へと進むと、これまた夢の中のような世界が広がっていて、色々なことを忘れて自由になります。
そのまま鳴和へ抜けて主計町を通り、観光客気分を味わったりもできます。まだあまり人は多くありません。有酸素ジョグ1時間50分で21km程、キロ5分10秒でした。
昼:市営陸上競技場散歩
市営陸上競技場も、花見客のために無料開放して下さります。芝生に座って桜吹雪に撫でられていました。
夕方:犀川緑地
前日の教訓から17時半頃に犀川に至り、夕暮れに染まる桜を眺めながら走りました。スロージョグ45分で6.3kmです。
4月3日(月)大乗寺丘陵公園
大乗寺丘陵公園は西側の斜面で少し咲き始めが遅いので、長く楽しめます。何と言っても日本海まで一望できる眺めが得難いものです。野田山の急坂は昨年の富士登山競走の練習として何度も上りました。スロージョグ63分で9km、キロ6分58秒でした。
4月4日(火)犀川河川敷
野田の自衛隊横の桜並木も見事です。内川方面まで行く時間は無かったので大桑の方を回りつつ、最後は犀川河川敷を気持ちよくビルドアップして締めました。有酸素ジョグ60分で12.2km、キロ4分55秒でした。
最後に
春の金沢の魅力がいくらかでも伝わり、行ってみたいなと思っていただけたなら嬉しいです。雪も無くなり、風もまだ涼しく、一年で一番いい時期かもしれません。
生きていると毎日の全てが見納めなのですが、そのことをこれ以上ないくらいはっきりと示してくれるのが桜です。命は何の前触れもなく終わり、誰にとっても一度限りのその経験は、本人からすれば常に“早すぎた死”なのかもしれません。だからこそ、哲学があり、一日一日を終わらせていかなくてはならないと思った今年の春でした。
願わくは、また桜の季節に走れますように。
ここまでご覧いただきありがとうございます。