ちょっと長すぎる旅ランブログ

百聞は一走に如かず。きっと貴方が好きな大会が見つかります。

鳥取マラソン2024(2024/3/17) 走ればわかる鳥取の魅力!つながった4年前からの架け橋!

2016年大会で低血糖か何かでフラフラになった上に2020年大会は直前に中止となってしまい、大会が復活したら絶対に出ようと待ち焦がれていました。今回8年ぶりに走らせていただき、“こんなにエイドが豪華だったのか!”、“ここまで応援が多くて優しかったのか!”と思うシーンばかりでした。

tottori-marathon.jp

エイドは前半から豚汁星空舞おにぎりうめぼしチョコパンカントリーマアムスポーツ羊羹などが押し寄せ、その先もうどん、梨のコンポートらっきょうなどが雨あられと降り注がんという勢いで提供されます。到底真面目に走ることなどできず、早々に離脱してしまいました(超褒めています)。

応援も、“人口最少県なんて間違いなのでは?”と思うくらい沢山で、小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃん鳥取ならではの麒麟獅子傘踊り吹奏楽の応援など、笑顔が溢れている素敵な旅路でした。終了後も、優しく声をかけて下さるスタッフさんが多く、鳥取のよさをしみじみ感じました。

2020年大会は感情を抑えきれずに個人的に走ったのですが、今大会でも37km過ぎの上り栄光の架橋』で応援して下さった男性は、4年前のあの日と同じで胸が震えました。私も同じ2020年大会のTシャツを着て走っており、“あの橋が今につながっているなんて!”とこみあげるものがありました。本当に嬉しかったです。あの日走った数十人の方も、きっと感無量だったことと思います。

コースは記憶の通り厳しく、急な坂道の途中からスタートしてアップダウンの多さに走りも安定せず、41kmの地味な坂が堪えるのもあの日と変わりませんでした。今回感心したのは、(22kmからの1km以外は)ずっと逆風が吹いていた気がすることです。どうやったらあんな魔法のようなことができるのか(地形のせい?)。しかし鳥取の豊かな自然が感じられるコースもまた大変魅力的なものでした。

走りは、直前まで調子がよかったことから期待したのですが、スピードも出ないままにエイドに入り浸る展開になり(少なくとも6回はがっつり停止しています)、見せ場ゼロでした。ヴェイパーさんにはすまないことをしました。速い人は暑かろうがちゃんと走れますし、まあ私の力なんてこんなもんです。
(3時間12分台, 159bpm, 189spm, ストライド1.17m, 上下動比5.6%, 上下動6.7cm 左右接地時間バランス48.6%:51.4%, 接地時間242ms)

久しぶりの鳥取観光も、鳥取城跡鳥取県立博物館(根本幽峨展)わらべ館久松山鳥取砂丘など、歴史と自然は勿論、ベニ屋さんのカレーや海鮮丼、白バラ牛乳など、堪能させていただきました。鳥取砂丘は、生涯で一度は絶対に訪れるべき場所の一つでしょう。

鳥取の皆様、また鳥取ラソンを再開し、素敵な思い出を与えていただき、本当にありがとうございました!まだ観光したい場所もあるので、また遊びに行きたいと思います!

2020年は直前に中止となってしまいましたが、個人的に走らせていただきました。あの日もありがとうございました。

savarun.hatenablog.com

お隣島根の国松江城ラソンも島根らしい素敵な大会です。タイムは鳥取よりは出ます。

savarun.hatenablog.com

鳥取砂丘もすごいが蔵王御釜もすごいということで、山形唯一のフルマラソン、長井マラソンもいかがでしょうか。

savarun.hatenablog.com

続きのページには、やたら細かいコース・観光情報を盛り込みました。翌日にようここまで書いたなというくらいに。写真だけでもちらっとご覧いただき、大会に関わって下さった方のうち2、3人くらいでも伝わるものがあると嬉しいです。

コメント、スター、下のバナークリックなど、何でもよいので反応をいただけると、“こんな文字列と画像の塊でも受け止めて下さる方がいるのか”と私が吃驚します。

次回予告は、“とうとう福井にサクラサク!”です。またもエイドがすごそうです。

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前日

意外と近い鳥取

7時過ぎに起床です。体重は66.3kg、心拍も45でいつも通りです。

時間もあるので色々と拵えました。まつやとり野菜みそピリ辛にチーズを足すことによりうまみと栄養が更に増します。豚バラは120gくらいです。山代温泉のゆせん卵には能登珠洲の塩と、石川の諸々を愛用しています。木曜から朝食も増やし、メインは鶏もも、牛肉、魚、豚肉を順序良く食べて元気です。

食欲が私の最大の長所です。

今回は阪急三番街発のバスが満席で取れなかったため、やむなくなんばOCATの便となりました。梅田より遠いので少し不便です。ギリギリになることを見越して事前にチケットの発券を済ませていましたが、これも今時わざわざ窓口まで行く必要があり、色々ハードルが高かったです。

たまには面白いです。

ともあれ無事に9:00発の便に間に合い一安心です。途中の安富PAで大山牛乳アイスモナカを、と思ったのですが、一台しかないレジに並んでいる人数的に無理と判断して大人しく車内に戻りました。まあPAだとよくある話でしょう。

トイレが精一杯です。

移動中はカミュ『シーシュポスの神話』を読んでいました(難解なため途中寝ましたが)。理性では割り切れない世界の中に存在しながら、人間は明晰さを願ってやまず、そのことは解決不能なままの状態にある(カミュのいう「不条理」)のですが、それでもその不条理から逃げずにただ生きるしかない、といった話だと思います。

12時前には鳥取駅に着きました。ということはサブ3です。何だか縁起がいいですね。まずは駅でレンタサイクルをと鼻息荒く乗り込んだのですが、この好天ですから全て貸し出し中ということで不安な船出です。しかしこの後荷物を預けに寄った鳥取シティホテルさんで6段変速の折り畳み自転車を借りられ(たったの200円)、交通手段問題は解決しました。

久しぶりに鳥取に来ることができました。

自転車を借りられる宿を探すのもよいですね。

鳥取市内観光(前日)

鳥取城跡

ラソンですぐ横を通りますし、8年前にも来た場所ですので、久しぶりに行くことにしました。下まで来て思ったのは、“こんなに立派だったのか……。”ということでした(あまりに失礼)。自分の中で、トレイルの先にある鳥取城本丸跡には何もなかったことと、吉川経家兵糧攻め(秀吉の仕業)の悲劇の印象が強すぎて、二の丸や天球丸がこんなに大きかったことをすっかり忘れていました。

吉川経家公像。おそろしい時代です。

高さも広さも相当のもので、眺望も素晴らしいです。

こうして歩いてみると面白いもので、石垣に築き込まれたお左近の手水鉢なんてあるんですね。山上ノ丸までは少し迷いましたが、マラソン前日にはやめておくことにしました。長井マラソン前日の山寺は“二度と来れないかも”という状況でしたが、今回は後泊もありますから心の余裕があります。

手水鉢が埋まっているなんて。

擬宝珠橋(ぎぼしばし)は改修中です。読めません。

仁風閣は令和10年までかけて改修という壮大さがいいですね。宝隆院庭園の方は回れたので、見学させていただきました。池に落ちると恥ずかしいので、島に渡ろうとは考えませんでした。

気長に待つとしましょう。

庭園も初めて落ち着いて回れました。
鳥取県立博物館

以前より気になっていた存在ですので、今回の旅程に組み込みました。企画展は根本幽峨(ねもとゆうが)という鳥取藩絵師の特集で、絵屏風や地図、巨大な幟など、その量と大きさと精緻さは圧巻でした。平家物語宇治川先陣・弓流図は、髪や武具や表情も特にすごく、多くの作品でも群像画が多かったのが印象的でした。全く知識がなくとも、本物を見ることは貴重な経験になります。

おそらく写真撮影可能な作品が多かったのだろうと思いますが、誰も撮影していませんでしたし、無粋な気がしたので結局この目で見まくる(ぶつぶつ言いながら)という営みに徹し、濃い時間を過ごせました。人もそれ程多くなく、落ち着いて鑑賞できました。

たったの700円で眼福でした。

記念にクリアファイルも買いました。

鳥取の歴史を学べる常設展も当地ならではの充実ぶりです。化石や鉱物の展示、鳥取砂丘や大山の説明、漂着生物コーナーなど、ここを見るだけでもかなり大変です。その先には旧石器時代から明治までの歴史についての資料が並んでいて、初めてでも楽しめます。

多種多様な生物が漂着します。

現役のオオサンショウウオさんもおられました。

知識が増えるとマラソン中もより面白くなります。

自転車のお陰で軽くコースの一部を下見して、記憶喚起できたのもよかったです。遠くのパン屋さんがお休みでがっかりしたりもしましたが、エスマートさんで白バラ牛乳白バラ牛乳ロールなどを買うなど、鳥取らしいあれこれを集めて戻りました。

気分も盛り上がってきますね。

ちょっとはしゃぎ過ぎて疲れたのは事実です。

鳥取といえば白バラ牛乳です。

鳥取らしさの最たるものといえば……。
パン活
  • ハローズさん

駅から少し歩いた場所にあり、キャッチフレーズは、「わたしの街のパン屋さん」 です。こちらは品数が多くてとても迷います。特に土曜限定のカマンベールナッツが、チーズがしっかり入っていておいしかったです。レーズンの入ったコロコロチーズも、お店の名前を冠したハローズも納得の味です。

連日来るしかありません。
  • ベーカリーマーケット こむ・わかささん

基本的に120円という価格が嬉しく、沢山買ってしまいそうです。他より少し高価な洋風カレーパンはチーズが仕込まれていて“おっ!”となります。塩バターあんぱんも期待以上のおいしさです。

若者から年配の方まで、人気のお店でした。
  • ボノスさん

自転車さえあれば余裕で行ける距離です。やはり豪華なラインナップでなかなか絞れません。あんフライは餡をサンドして揚げてあるのですが、これはかなりうまかったです。癖になりそうです。

あんフライは相当うまいです。やみつき系です。
  • お宿

鳥取シティホテルさんでした。二泊で9,600円という驚愕の安さです(ものすごく前に予約したからだと思いますが)。自転車が200円で借りられるのも、チェックアウトが12時というのもありがたいですし、お部屋もきれいでバッチリです。冷蔵庫はどこでもうるさいものですが、入口付近に設置することでベッドから離すというのもありがたいですね。大会への協賛のみならず、レース後の豚汁ふるまいまでご協力いただき、何から何までお世話になりました。

お部屋もきれいでいうことなしです。
夕食

忘れていたのですが、鳥取は普通の食事をするにはかなり難易度が高い場所でした。一件目はお休み、二件目は絶対に入りたくない政党のポスターが店先にあり却下、三件目は夜は居酒屋ということで断られ、四件目は19時前には品切れという展開。このままでは……。と思ったのですが、8年前と同じ浜市さんで救われることになりました。焼魚と煮魚の定食は、素材の力も丁度良い味付けもよかったです。今もお元気にしておられたのが嬉しいです。

夜景を楽しみながら彷徨うのも悪くないですけどね。

救世主浜市さん。これからもお元気でいてくださいね。

レース当日

レース前

スタート会場まで

23時頃消灯6時半起床です。就寝前にはアミノ酸を摂取しておきました。心拍数47と最近にしては高めですが、夜中何度か“寝坊したのでは”と起きるなど眠りが浅かったので、こんなものでしょう。

朝食は、ボノスさんのオリーブ酵母チャバタ、ゆで卵、チーズ、牛乳、プロテインバーです。もっちりしておいしいパンで、よく噛んでいただきました。

量も内容もほぼこれで固まってきました。

装備とトイレ、持ち物の準備などを済ませてから出発です。シャトルバスの最終便は7:30とのことだったので、そこを狙いました。駅南側のロータリーまで、スタッフさんが案内して下さります。朝早くからありがとうございます。

大体7:30くらいの便に乗りましたが、後にも少なくとも一台は来ていたので、多少のバッファはありそうです。まあ最初からバッファに賭ける人はいないとは思いますが。

待ち時間もほぼなく、スムーズです。

鳥取らしい景色です。
オアシス広場での準備

バスは20分くらいで会場に着きました。到着した我々を迎えてくれるのは、いきなりのらっきょうサービスです(まだ走ってもいません)。甘くて香りも豊かで、歯応えのあるらっきょうをおいしくいただきます。

早速歴史を学習する時間です。

荷物預けからスタートまでは少し歩くので、10分くらいは見ておいた方がよい旨のアナウンスがあります。スタート周辺にはトイレがないので、オアシス広場で済ませておく必要があります。荷物袋はかなり大きく、衣類が嵩張るこの時期にもしっかり対応しています。

結構広く、アップをするスペースもあります。

荷物を預ける前にアミノ酸を飲んでおきます。金沢の味、別所のかすていら(小豆)も食べ、体調がよければ速く走れるだけの準備は整いました。先に砂浜の方を見に行き、風と波の音、海の色に魅了されます。

勝ちパターンのメニューです。

砂浜と海を目にしてこそ、鳥取に来た実感が強まります。

スタート地点までは確かに距離があり、遅い時間になると人の間をすみませんすみませんと縫っていかなくてはならないため、少々不便です。かといって左の歩道を進み続けるとスタートよりも前になっても下りられないため、見極めは大事です。

どこまでも進めばよいというものではありません。

すみません、ちょっと通りますね。

スタートセレモニーは、全体の真ん中くらいの位置で行われるのがよいですね。一番前だと、後ろの人からすると?状態ですから。深澤市長も平井知事も登壇されていましたが、特に知事が張り切っておられたと思います(ウェル蟹!など)。ようやく鳥取ラソンが再開するのだと、嬉しい気持ちで聞いていました。

9時の気温は16.7℃。ここ最近はこんな気温でフルを走っていないので厳しそうですが、曇りで風もあったので、暑さは何とかなると考えていました。体調もよかったので、内心結構やれるのではと思っていました。今思えば何という勘違いだったのかというところですが。

【ちょっと真面目な話】

装備

シューズは人生初サブスリーを叶えてくれた相棒、ヴェイパーNEXT%2コバルトにしました。このところ真面目に走っておらず、そろそろ速く走ってみたいという気になったこと、この一月の流れを見ると体調が上向いていること、META SPEED EDGE+をメインにするとヴェイパーさんの出しどころが減ってしまうことから、今回は“結果にこだわらず、今の力を測ろう”というスタンスで、ヴェイパーさんと頑張ってみることにしました。

身体が動けば本気を出します。

ウェアは鳥取ラソン2020Tシャツです。本来はあの年に鳥取ラソンに再挑戦しているはずでしたので、“4年間待っていましたよ”というメッセージをこめて選びました。TIGORAマルチポケットパンツM、ザムストハイソックス、ニューハレ踵二重はいつも通りです。ゼッケンホルダーはさいたまマラソンのものを使いました。

キャップは、曇り後雨だと思ったので、不要と判断しました。風が強いと飛ばされないか心配することによる気疲れもありますし。結果としてこの選択は正しかったとは思いますが、たまに晴れると弱気になるため、そことの兼ね合いだと学びました。

他にも何名もこのTシャツの方がおられました。
持ち物

久々に暑くなりそうなので少し慎重めに、ジェルフラスコ2つです。片方はマグオンを、もう一つはKODAを、アミノ酸経口補水液(濃い目)で割りました。回復用のアミノ酸、アミノプロテインはいつも通りです。

こちらも割とガチな面子です。
練習

篠山マラソンの後は、
 月火:オフ
 水:スロージョグ
 木:有酸素ジョグ70分(14.05km, 131bpm,ハイパースピード2
 金:ビルドアップ43分
 土:有酸素ジョグ110分(21km, 休憩あり)
 日:スロージョグ
 月:閾値走5km(19:11, ソーティ)
 火:スロージョグ朝夜
 水:有酸素ジョグ50分(10.1km, ライトレーサー4)
 木:アップテンポ3本(4:07, 3:47, 3:37, ズームフライ4)
 金:スロージョグ
 土:オフ
でした。大体神戸直前と同じくらいの仕上がりでしたので、今回は割といけるはずと考えても無理はないでしょう。ガーミンさんもなかなか気前のよい数字を出してくれます。

褒めて伸ばすタイプのガーミンさん。

レース

序盤~前半
  • 序盤(いきなりのアップダウンと応援)

Cブロックがどれくらいの位置なのかと思っていましたが、AとBがかなり薄いので、スタートロスはたったの12秒でした。それはよいとして、早速急な上りから入ります。そんなフルの大会ってそうそうありませんよね。大体、“35kmの坂がきつかったんだよんね”とかで、“1mからしんどい”という展開はレアだと思います。力まないように気を付けたものの、やはり遅いと心穏やかではありません。“今や上りも苦手ではないはずだ”と言い聞かせつつ1kmのラップを見ると4:52で、いきなり暗雲が垂れ込めます。

割と前の方からスタートできるのですが。

のっけからめっちゃ上ってます。

砂丘会館辺りでようやく一段落です。

スロースターターで知られる私にとって、いきなり心拍数を上げられる展開はかなり厳しいです。砂丘会館の先にあるリフトの下を潜って進み、砂の美術館(※現在休館中)の横を通る頃には派手な下りになるのですが、全然速く走れる気がしません。いつものようにジョグ気分で進むことしかできないので、とりあえず砂丘を感じられる雄大な景色を楽しんでいました。

ようやく下りに切り替わります。

この景色は鳥取ならではのもので、爽快です。

3km弱のこどもの国入口では、吹奏楽の明るい音楽で気分を上げていただきます。小さい纏を持った方々の衣装は「百花」までは読めますが、その先は「繚乱」ではないようで、謎です。青と白のコントラストが鮮やかです。

明るい曲と音色でした。

トンネルを抜けて橋を渡る辺りでは大きく下っています。たしか斜度6%だったと思います。ここでこれまでの遅れを挽回するのだとばかりに飛ばすと、後半で何倍ものツケを払わされることになるパターンです。私レベルの市民ランナーであれば、無理なく下っていくのがよさそうです。

多分飛ばさない方がよいでしょうね。

3kmかそこらでようやく平地になり、応援の方の多さに、4年前個人的に走った日のことを思い出し、“本当に大会が戻って来たのだ”と実感します。5km地点でも少年サッカーチームのメンバーを始めとして、沢山の方が笑顔で声援を送ってくださります。

こんなに沢山の方が。ありがとうございます。

そう、丸山交差点(6km過ぎ)の歩道橋も、応援の方が見守って下さるのでした。ここは8年前の記憶が蘇ります。あの時も、“鳥取の方はこんなに応援して下さるのか。本当に人口最少県なのだろうか”と思ったことを思い出します。

歩道橋の足が多いので、結構目立つ工作物です。

それなりに急いで走っていたのでしょう、7kmはたしか手元30分18秒くらいでした。意外といけそうです。

  • 前半(早くも豪華エイドに捕獲される)

しばし直進してそのまま進むのかなと思いきや、軽く左折して鳥取城跡仁風閣も楽しめる粋なコース設定になっています。8年前は写真を撮る余裕などなかったので、ここぞとばかりにバンバン撮っていきます。湯所神社の宮司さんでしょうか、麒麟獅子も、傘踊りもあって、目も指も心も大忙しです。

鳥取随一の観光スポットです。

ねんりんピックも力が入っています。

この赤は本当に目を引きます。

しゃんしゃん祭ですか!

右折して県庁で給水という流れもよく覚えています。駐輪場の木の柵が印象に残っています。ここでは左折前にゴミを捨てねばと急いで託したのですが、左折後も沢山のスタッフさんが袋を広げていて下さったので、慌てることはありませんでした。箕浦武家門を右手に9kmを通過します。

歴史を感じられるエリアです。

この先10kmの吉方交差点まで直進し、左折してそのまま進みます。この辺りはフラットなのですが、ガーミンさんによるとキロ4:20~4:30で推移しており、あまり調子がよくないのではという気もしてきます。

JRの高架すらも気にせず直進です。

一瞬曲がりますが、すぐに直進に復帰します。

“このまま真面目に走ってもあまりいいことなさそうだな。そういや経塚のあった宇倍神社(博物館で得た知識)はどこだったっけ”などと思っていると、エイドが見えてきました。同時に豚汁の姿が目に飛び込んで来たではありませんか。瞬時に“これは走りながらでは食べられないものだ”と悟り、コースアウトしてありがたくいただきました。この豚汁がまた具沢山で大変おいしかったです。

これをスルーすることはできないでしょう。

一度止まってしまえばこっちのものですから、大喜びで(少し引き返しつつ)片っ端から給食をいただきます。星空舞のおにぎり梅干しチョコパンカントリーマアムもいただきました。どうやらカントリーマアムを食べた最初の人物になれたようで、喜んでいただけました。スポーツ羊羹は走りながら食べました。この1kmは6:10を要したようです。難コースです

命の次に大事なタイムがどんどん消えていきます。

14kmの通過は覚えていませんが、確か“3倍したら3時間5分を超える、もうだめだ”と思ったはずです。大伴家持歌碑は、表示しか見えませんが気になるところです。

この辺りもあまり進んでいる感じがしません。不思議です。
中盤
  • 中盤①(梨とうどんで大忙し)

軽く上りつつしばらく川沿いを行くのはよいとして、さっきから基本的にずっと向かい風が吹いています。橋の上はなかなか強めのテイストです。いずれ折り返したら急に楽になるはずだと言い聞かせて、15kmを過ぎてからの橋を心待ちにします。

橋の手前にも沢山の方の応援が。

しかし実際に橋を渡ってみると、角度が悪いのかあまり風向きが変わった感じがしません。マラソンあるあるですね。内心諦めていた部分もあったので、その事実は素直に受け入れました。それよりも、橋を渡ってすぐの所にいて下さった私設エイドの方からポンジュースをいただけたのが嬉しかったです。4年前にも、ここで応援して下さった方がおられたことと重なりました。

ここは橋からの眺めを楽しむとしましょう。

このポンジュースはおいしかったです。

両サイドが畑という、これまた思い描いた通りの鳥取らしい風景に溶け込みながら進みます。少し上りましたが、その先の下りの方が長く感じました。下りに切り替わって視界が開ける時間は気持ちのよいものです。確かここの上りでは、伴走しながら応援して下さるおばさまがおられたはずです。他に用事があったのかもしれませんが、“そんな走らなくていいですよ”と笑いながらお礼をお伝えしました。

ザ・鳥取というと言い過ぎでしょうか。

上り坂でも応援が力になります。

ここの下りは気持ちよく進みました。

エイドは明らかに給食があると分かったので、止まらざるを得ません。梅干しの乗ったおにぎりは当然いただくとして、“梨もありますよ!”の声に抗う気など一切なく、いそいそとそちらに歩を進め、麗しき梨のコンポートをいただきます。普通に切った梨が出てくると思っていたのですが、より柔らかく食べ易くそして甘い仕上がりになっていて最高です。

二つの食材を組み合わせる匠の技に、思わず手が伸びます。

鳥取といえば梨!梨です!

こちらではうどんもいただきました。喜びながら“2020年大会に出るはずが中止になり、今日は何としてもと思って参加しました”ということもお伝えでき、笑顔で再出発できました(またもキロ5:54を要したようです。難コースです)。なお、このエイドではテレビカメラでの撮影もあったのですが、流石に私が意地汚く食べている姿は放映に堪えないものだったのか、どこかで使われている様子もなく、胸をなでおろしました。

ここまでしていただいたら食べるしかないでしょう。

このエイド付近も、総出ではないかと思うくらい沿道に沢山の方がおられ、元気をいただきました。こちらが笑顔で応えることで、楽しい思い出になってくれたらいいなと、特に年配の方には思うところがありました。私はいつもそうなのです。

きっと、今日のことをいつか楽しく思い出せますよね。

中間点の通過は1時間37分台でした。このままのペースでは3時間15分すら危ういです。後半どれくらい立ち止まるのかは読めませんので、3時間20分もやむなしと弱気になってきます。

中間点の少し前くらいから、右手に例の橋が見えてきます。結構上の方をランナー達が走っていく姿を初めて見た時には“あんなところまで行くのか……。”と思いましたし、高架下を潜る時には“すごく上の方なんですけど……。”などと嘆いたものです。しかし今となれば、あの橋に至るまでにコツコツ上っていくのだと受け入れられます。若葉台の交差点付近も、上りでこそ笑顔で応えて余力を見せられる場面です。

嬉しくはないですね。

中間点もだらだらと上りながら通過です。

上り坂こそ明るい顔でお応えしたいです。

折り返してしまえばフラットですので、あとは気楽なものです。下の方で走っている方をぼんやり見つつ、坂の下の遠くまで気持ちよく見通せます。しかもこの区間は記憶にある限り唯一の順風区間でしたので、スピードも出ます。景色としては全然別物ですが、富山マラソン新湊大橋を思い出していました。

安堵の瞬間です。憩いの一時。

さて、このまま流れに乗っていきたいところですが、そうはいきません。何故ならまたも魅力的なエイドが待ち構えているからです。こちらでは国府が存在感を放ちます。“そうか、鳥取でも苺の栽培が盛んなのか”と学ぶ瞬間です。甘さと酸味のバランスがよく、またも元気が出てきます。ラップにくるんだ星空舞おにぎりもおいしくいただきました。ごちそうさまでした。

エイドの表示も見えやすいです。

苺も大好きです。メッセージも嬉しいですね。

25km付近から遠くにバードスタジアムが見えてきます(8年前はとりぎんバードスタジアムでした。今はAxisバードスタジアム)。巨大建造物なので遠近感が掴みにくく、近くにありそうでなかなか近づかないものです。この道でも手を振ると応えて下さる方も多く、自分はこういう時間が好きなのだと毎回ながら認識を新たにしています。黄色いジャケットの皆様が、ランナーの心を温めて下さります。

ここでも応援の方がいて下さり、頑張れます。

左折する場所にも応援の方が多くて感謝です。

沿道を埋めていただき、感謝しきりです。

ここからしばし南へ向かう間、遥か先には雪を纏った中国山地が見えています。写真ではどうしても伝わらず、これは直に人間の目で見るしかないのですが、とても美しく、鳥取は様々な自然と接していること、その中で暮らしておられることがよくわかります。走ってこその経験です。

左の民家からも応援していただけました。
後半~終盤
  • 後半(摩訶不思議 折り返しても逆風現象)

千代川沿いを円通寺橋に向かう堤防も、遠くの山々が見えて気持ちがいいです。“この間向かい風ということは、北上する30kmからの直線はさぞ楽なはずだ”という希望も、心を軽くしてくれます。橋を渡って坂を下るとまたも豪華エイドです。いくらでも食べられる梅干しおにぎりをいただき、スポーツ羊羹を腰に収めると“ポケットに何でも入るんだ”と驚かれて、“ドラえもんみたいでちょっと面白いな”と思いながら再出発です。

よっしゃ、折り返しまで来ましたよ。

勧められるままにあれもこれもといただきます。

高架を潜り軽く上ってから、いよいよ5km程直進です。待ち焦がれた追い風が背中を押してくれるはず、でしたが、気づけば強めの逆風が。後は基本的に北上する展開なので、万事休すです。タイムを狙う気はないとして、いまいちスピードが出ないのは心地よくはありません。おそらく不慣れな気温と前日自転車ではしゃぎ過ぎたことが作用しているのでしょうが、今更どうしようもないので、淡々と進むのみです。

ここを潜って軽く上ります。

32km付近も自然と道路以外はほぼ何もなく……。

それでも気持ちが飽きかけてくる絶妙のタイミングでエイドがあり、おにぎりによりまた喜びがもたらされます。食べ易いサイズでありがたいですね。34kmを過ぎた先では、オレンジの旗を振って応援して下さる男性もおられました。沿道もまたにぎやかになり、はまゆうで左折してからの上りへの力をいただけます。

食べることで気持ちも前向きに(止まっています)。

一人一人が盛り上げて下さります。

この左折で流れが変わります。

時々書いていますが、この左折後の道のりは、2016年に低血糖か何かで目の前が見えなくなった因縁の場所です。流石に今日は余力があるので、目立つ応援の方の写真を撮ったりしながら進んでいきます。今思えば当時は栄養もうまく取れておらず、練習もフォームも無理があるもので、負の要素が積み重なっていたのだと思います。倒れずに済んだのはただただ幸運でした。

目立つ応援にはランナーも笑顔になります。

35kmはグロス2:41:36。余程のことがなければ3時間15分には収まります。

  • 終盤(つながった架け橋と栄光)

前にも書きましたが、35kmで軽い上りがあります。高低図を何となくしか覚えていないと、この坂で気持ちが緩んでしまうのですが、これは嘘の坂で、本番はリコーの工場を左折してからです。私設エイドコーラをいただき、心の準備をしてから37kmの上りに向かいます。ちなみにこの上りの直前にエイドがあるため、上りながら飲むという少々苦しい立ち上がりになります。

この高架を潜ってもまだ本番前です。

ここのコーラは助かりました。

この37kmの上りはそれなりに長く、終わりかなと思いながら曲がった先にはまだ上りが続いているという意地悪なタイプの坂です。それでも“上りあと100m”という表示もあるので、それを励みに頑張るしかありません。

いよいよ勝負所です。

流石にちょっとしんどいなと思いながら上っていくと、遠くから音楽が聞こえてきます。ここで脳内に電流が走り、鮮烈な記憶が蘇ってきます。“あの日と同じだ!間違いない!”と。聞こえてくるのはゆず『栄光の架橋ということは、右の方にはあの時の男性がおられるはずです。「ファイト!」のボードもここにいて下さる姿も同じで、感極まった私も鳥取ラソン2020Tシャツを示しながら“四年前もありがとう!また来られました!”と大声で叫びました。しっかり届いたようで、応えて下さりました。

私の人生にドラマのような出来事などありませんし、なくていいと思っていますが、ごく稀にこうして時間を越えてつながることがあり、それは他のことが一気に吹き飛ぶような強い力をもって響いてくるものです。たまには、そういう瞬間があっても罰は当たらないですよね。

こんな瞬間が訪れるとは。本当にありがとうございます!

後で調べてみると、川戸康照さんというお方で、社会人まで長距離でご活躍されていたとのことです。立見峠の名物応援として、2014年から支えて下さっているようです。2020年にもいて下さったこと、2024年にもエールを送って下さったことには、感謝してもし切れません。“感動請負人”は、自称ではなく誰もが認める称号だと思います。子供たちに時間の大切さを教える動画も素敵でした。

この坂を上り切った後には下りになりますが、角度の割にはあまりスピードが出ません。上りで相応に疲れていたのかもしれません。エイドでは何か食べなくてはと思ったものの、丁度おにぎりはラップの下に覆われていましたし、スポーツ羊羹は既に二本腰のポケットに収納されています。執念でカントリーマアムをいただき、スパートに備えることとします。

上りは確かに長かったです。

この先は川沿いを進んで2kmも行けば左折のはずなのですが、風景の性格のためか逆風のせいか、全然進んでいる感じがしません。いつまで経っても左折の時が訪れません。“あの高架を過ぎなければいけないのか”などと何故か弱気です。

精神力が問われる展開です。

それでも40km以降に9分かけることはヴェイパーさん的に許されまいと気持ちを切り替え、ここからは流石に上げました。ようやく左折し、41kmからの地味な上りでも大きく落とさない覚悟を決めます。坂の手前では八頭高校の生徒さんの吹奏楽に最後の力をいただきます。

このまま終わってしまっては流石に。

ここでどれだけ多くのランナーが鼓舞されたことか。感謝です。

この上りは本当、大した坂ではないのです。しかし終盤に来てスパートをしていると、わずかの減速でもメンタルに与えるダメージは大きいものです。少し上っただけなのに、思ったよりも苦しくなり、呼吸が整うまでに時間がかかります。それでも自分より苦しそうな人を一人ずつ拾っていくことはできますので、それだけを支えに進みます。

競技場に入るまでの道のりがえらく長く感じるのもよくある話です。とにかく左折し、競技場の入口をくぐる時には、4年前に人のいない中、競技場に入れていただいた時のことを思い出していました。そしてトラックもあの日と違い、観客席からの応援もアナウンスもある中、フィニッシュゲートが立っているのです。そう、あの日はなかったフィニッシュゲートが。最後は気持ちよくスピードを上げて、4年前からつながろうとしていた橋を確かに架けることができました。

この瞬間を焼き付けたいです。

やっとつながりました。

アフター

レース後

会場
  • スムーズな流れとスタジアムからの眺め

笑顔でお礼を言いながら完走バスタオル、お土産のらっきょう因幡の白うさぎ、ドリンク、そして鳥取砂丘の砂でできた完走メダルを受け取ります。これは嬉しいですね。湿気には気を付けようと思います。

ご当地の魅力が詰まっています。

手荷物の返却もとってもスムーズでした。鳥取城北高校のボランティア部さんだったんですね。連携プレーが素晴らしく、大変助かりました。

www.tottori-johoku.ed.jp

チップは自分で外せるくらい元気でした。しかし荷物を受け取り芝生に座ってプロテインアミノ酸を飲んでいても、いつもよりおいしくありません。珍しく食欲も今一つです(この後の食べっぷりを見ると到底信じていただけないと思いますが、少なくともこの10分くらいは確かにいつもと感覚が異なりました)。かなりの量の水分を取ったことと、全身の汗の具合からして、軽い脱水状態にあったのだろうと思います。

ヴェイパーさんもかなりのダメージを受けています。一応40km以降8分56秒で、最低限のお礼はできました。身体は異変なく、更衣室まで全く痛みもなく歩けたのでホッとしました。流石はヴェイパーさんです。

左の損傷ぶりが心配です……。

プロテイン(シェーカー持参)、プロテインバー、アミノバイタル粉、アミノプロテイン、大量の水分を摂ってから競技場の方に行き、完走証を発行していただけました。特に何も言っていないのに公認の記録証がもらえてお得です。しょぼいタイムなのでどこにも出せませんが、記念になりました。

スタンドからフィニッシュゲートを見下ろしながら、大会が開催できるようになって本当によかった、走って来た方も、応援している方も、皆生き生きしていて嬉しそうだな、と感慨深かったです。

色々あっただけに、特に感慨深いです。

女子登録の部で三位に入った方は、先月の五島つばきマラソンの優勝者で、空港からタクシーでご一緒させていただいた方でした。彼女も旅ランで全国を巡っておられるのだなと嬉しく思いました。この調子だと、またどこかでお会いすることになるのでしょうね。今度はご挨拶に伺いたいと思います。

  • イベント会場

出店も多くて活気がありました。まず、豚汁白玉ぜんざいが無料でふるまわれるというのが豪気です。豚汁鳥取シティホテルさんご提供とこの時知りました。具沢山でおいしかったです。すなば珈琲さんご提供白玉ぜんざいも惜しみなく白玉が入っていて気前が良すぎます。

ふるまい過ぎではないでしょうか。

肉からお菓子、らっきょうまで何でも揃います。

折角なので鳥取の味をということで、蟹汁あご天ぷらをいただきました。流石は海鮮の街鳥取です。新鮮な海産物は味や香りだけでなく、滋味に富んでおり回復にも大助かりです。料理のお礼と共にマラソンの話もできるのが、会場の楽しみの一つでもあります。

静かに食べることに集中しました。

ほっぺ焼きも気になったので、あんこと豆乳クリームを選択。お手頃価格ですし誰もが喜んで食べられる味だと思います。梨ゼリーも試食しておいしかったので、お土産に購入しました。地元のものが揃ったイベント会場は、とても魅力的なものです。

鳥取では定番のおやつとのことです。

果肉入りで間違いないおいしさでした。

鳥取駅までのバスに向かう際にも、案内のおばさまが“また来て下さいね”と優しく話しかけて下さり、何とも心が温かくなりました。“4年前にも出るはずだったのに中止になって、今回来られて本当に嬉しいです”と熱を込めてお話ししたりしました。そう、あの日はこんなことなどありえなかったのですから。

バスは、ゴールまであと少しのランナーと沿道の皆様を見送りながら、スムーズに進みます。あっさり駅に着き、迎えて下さったスタッフさんに労われて、来てよかったという思いをまた強くしました。

素敵な時間を過ごさせていただきました。
鳥取市内観光①
  • ハローズさん

二日続けての来店です。パンの種類が多かったことから、一日では我慢できません。レアチーズクリームコロネ煎茶生どらを選びました。レアチーズクリームは大変私好みでしたし、大山の煎茶も珍しく、共においしくいただきました。

食欲がなかったのは過去の話です。
  • わらべ館

一階は童謡・唱歌の歴史解説や展示があり、明治以降いかにして教育が施され、私たちの心に残って来たのかが分かります。岡野貞一の『ふるさと』はあまりに有名ですが、他にもみんなのうたおかあさんといっしょなどがいつから始まったのかなど、知るだけで胸に染み込むものがあります。昭和初期の小学校を再現した部屋もあり、童謡が幼い心に与えた記憶から、懐かしさと、どうしても避けられない愁いを感じる時間でした。

相当力の入った施設です。是非。

子供の頃の記憶は一生心の中に残っています。

二階と三階はおもちゃの仕組みが分かるコーナーや自作おもちゃの体験スペース、懐かしのおもちゃや郷土玩具の展示などがあり、こちらも色々なことを思い出す場所です。自分は、これでよかったのだと思います。今の子供たちはどうなのでしょうか。きっと、根底にあるものは変わらないように思いますが。

大人が見ても心が弾みます。

この世代ですから。

郷土玩具には願いがこもっています。
  • ベニ屋さん

17:30ラストオーダーでしたが、どうにか間に合いました。前回はチキンカツカレーでしたので、今回はカツカレーにしました。4年空いても好きな味は瞬時に記憶から引き出されるもので、この、辛さはそれ程感じないのにコクがあり、そして汗はしっかり出る体験がまたできてよかったです。

お店はリニューアルしていました。味はそのままです。
  • 木島温泉さん

他の温泉より少し離れていることから、マラソン客でごった返すこともないと見ましたが、その読み通りでした。水風呂と泡風呂もあり、回復には持って来いです。鳥取温泉発祥の地のすぐ傍というのも何だかご利益を感じます。番台のおじさまにも鳥取ラソンとお風呂のお礼をお伝えすることができました。

温泉がいくつもあったので、もう少し巡りたいところです。

昨日に引き続きの来店です。地物はまちの刺身と、気になっていたとうふちくわをゲットしました。とうふちくわは、“そりゃちくわだと思うけど、でも明らかに普通のちくわとは違うよね”という感じです。見た目は豆腐っぽくありますが、別に豆腐豆腐しているわけではありません。なお、ほうれん草の白和えとお刺身はSDGsに貢献しています(ケチなだけや)。

鳥取と言えばエスマートさんなのでしょう。

県立博物館にも、郷土料理として展示されていました。

なお、全く個人的なことですが、街をぶらついていると、大学時代の部活の後輩(当時から私より大分でかいです)に5年ぶりに再会するというミラクルが起きました。彼とは5年前のいぶすきで遭遇し、その二週間後の勝田全国マラソンで食事をした仲です。彼も鳥取ラソンに参加していたとのことで、タイムを見るとスタートではほぼ真横にいたようです。あのでかさで3時間半を切っているのはすごいです。手には1リットルの白バラ牛乳を握っていました。まだでかくなるつもりなのでしょうか。

お互い遠征ばかりで週末が空かないのですが、また会えるといいなと思います。

洗濯・乾燥と今日の敗因分析(食べまくったこと以外)を行っているうちに随分遅くなってしまいましたが、0時半頃に力尽きて眠りました。

翌日

久松山(鳥取城跡)

6時半起床です。かなり普通に眠れたため、フル翌日かつ遅くまでPC作業をするという愚を犯していたにもかかわらず、心拍数も45でBodyBatteryも珍しく回復しています。おそらくそもそものダメージが少なかったことと、早めに食事を終えたことがよかったのだろうと思います。

腿前に筋肉痛があるものの、全身のダルさや関節がギシギシいうような危険な感じもないため、普通にスロージョグで観光を開始します。宿から1.5km程であっさり久松公園に到着してしまい、そこからはトレイルです。歩きでデータを取っても仕方ないので、ガーミンさんはしばしお休みです。

朝早かったためか、『ふるさと』は流れませんでした。

登石垣は鑑賞用であって、実際に登ったら大目玉だと思います。

登山ルートは、ハードコースの中坂とマイルドコースの東坂があるのですが、富士登山競走のことを考えると、一度でも山を登れるならその機会を活かすべきですので、当然ハードコースを行きます。たかだか260mといっても、山の人ではない私には厳しく、やはり上手く上れません。登山口から天守台までは16分を要しました。トレイルランナーはやはりすごいです。

どこの山ですか、という勢いですが。クマも出ますか。

8年前に上った際は、天守跡らしきものがほぼなかった(江戸時代に落雷で焼失。天守台はあります)ことに落胆したのか、あまり鮮明な記憶がなかったのですが、改めて見ると、鳥取平野鳥取砂丘、千代川、湖山池などが一望できる素晴らしい景色に呆然とするばかりでした。肉体的に余裕があるから、より美しく見えるというのもあるでしょうが、それ以上に記憶との大きな隔たりがあり、そこを埋められたことはよかったです。

眼下に広がる景色は素晴らしく、去り難い場所です。

山頂では、ここで凄惨な兵糧攻めが断行されたことに沈んだ気持ちになり、“ここから城下を眺めるのはどういう気持ちだったのだろうか”と思ったりもしました。また、秀吉が陣取った本陣山が1.5kmの位置でかなり近く感じることから、“毎日この距離で相手の旗を見るのは憂鬱過ぎるよな”と思ったりもしました。

この井戸は池田長吉の時代に掘られたものとのことです。

朝起きる度に気が滅入りそうです。

下りは練習になるレベルではない(怪我しそうです)ので、マイルドなコースを選びました。よくわからないなりに石段に導かれて十神林道に出て、楽々と下っているうちに結構な遠回りになりましたが、エスマートさんの前で、ようやく鳥取ラソンの序盤と重なることに気づきました。折角なので、思い出に浸りながら袋川やお堀の道のりを記憶に刻んできました。

素人は素人らしく、安全な道を選びました。

既視感あるなと気づくまでに結構かかりました。

通り道なので、こむ・わかささんに寄り、カツサンドとYear!めっちゃチーズを買っておいしくいただきました。トンカツソースもクリームチーズ・チェダーチーズも王道で、ほっとする味でした。

地元の方の暮らしに溶け込んでいるお店です。

ちなみに、この近くの真教寺公園ではヤギニホンザルなどが飼育されており、日曜はふれあい体験ができるようです。街中に温泉やプチ動物園があったりと、なかなか目が離せない街です。

懐が深いですね。
鳥取砂丘
  • 海鮮丼(村上水産さん)

シャワーや歯磨き、荷造りでもたついているうちに出遅れましたが、10:53川端一丁目発のバスで鳥取砂丘を目指します。車内はかなり混雑しており、予定通り一時間早い便に乗った方がよかったかもしれません。交通系ICカードのこの字も聞こえないため、当然現金が必要です。380円ですので、事前に用意するか、両替可能なお金を持っておくとよいでしょう。

鳥取ラソンコース序盤を逆から辿り、20分強で砂丘会館に到着です。まずは海鮮を、と鯛喜さんに行くも、予約のみとのことで入れず残念。流石は大人気店です。観光客が大いに戻ったことは喜ばしい限りです。

そこで今回は、砂の美術館側にある村上水産さん特選海鮮丼をいただきました。新鮮なネタが、掘り返しても出てくるのが嬉しいのですが、一つ一つ、濃厚な味(特にあわびがすごかったです)、蕩ける舌触り、鼻から抜ける香りを堪能しました。勿論、食べ始める前にはよく見ずにはいられません。本物の贅沢は、全てにおいて違うもので、滅多とお目にかかれませんので。

砂丘を感じられる席です。

鳥取の海鮮はやっぱり素晴らしいです。

過去2度は天気がそこまでよかったわけではないため、晴天に恵まれた今日は、新たな喜びがありました。もう、雲の影と所々に落ちる光で彩られた砂の世界が目の前に広がっているだけで、居ても立ってもいられません。“同じ日本とは思えない”と目を輝かせながら、馬の背と呼ばれる急な坂を上ります。上るといっても、富士山より崩れる足元に苦戦しながら、進むばかりですが。

この景色を目の前にして落ち着いていられましょうか。

この先の世界を楽しみに一心に上ります。

急な斜面を上り切ると、そこには青空と雲の下、一面に広がる日本海が。晴れるとこんなに美しいのかと思うしかない程、様々な緑と波の白が入り交じり、その瞬間にしか存在しない世界を織り成しています。もう言葉も出ないので、ただただ風を受けながら、この光に包まれた海の前に立ち尽くすばかりです。

本当に美しいものを前にしました。

足元を走っていく砂も、描かれた風紋も、向こうで激しく舞い散っている砂塵も、全てが現実とは思えないものです。この鳥取砂丘の姿を見て感銘を受けない人はいないでしょう。絶対に訪れるべき場所の一つだと思います。

自然の前には人の一生など小さ過ぎます。

ここに立ち、自らの足で歩くのです。

なお、本当に砂丘を楽しもうと思うなら、先にビジターセンターで全体像と見所を押さえておくのがよいでしょう。何も考えずに飛び込むと、時間の都合上、見落としも生じます(今回の私がそうでした)。そして風が強くて寒いのと、歩く時に力を使うのとで、かなり疲れます。全体を見るのは大変なので、絞るにせよ作戦を立てるにせよ、事前情報が大事です。

知れば一層楽しめます。

鳥取駅へのバスは、何故か13:30を逃すと14:40まで空くため、惜しみつつも去らねばなりません。昨日はこの坂の下から上って来たのだなと振り返る儀式を執り行い、梨ソフトを食べてから砂丘を後にしました。砂の侵入した靴も、細かい砂で霞む眼鏡も、ここに来た証です。

この下から上ってくるとか、勘弁してほしいですね。

梨ソフトもよきお味でした。
鳥取市内観光②

まだ時間があるため、袋川のほとりを歩いたり、丸由百貨店さんでデパ地下巡りをしたりします。大山牛乳のアイスメロンパンは、もう少し解凍してから食べるものなのでしょうが、我慢できずに冷たいままいただきました。これはこれでおいしかったです。

この先に千代川が、そして日本海があるのです。

また食べたくなる味です。

最後に、“鳥取に行ったぞ”と言えるものといえばやはりここだろうと、すなば珈琲さんへ。昨日の白玉ぜんざいもごちそうになっていますし(村上水産さんで100円クーポンをいただいたからというのもありますが)。やや急ぎ気味ではありましたが、スペシャブレンドはお店を出てからもしばらく楽しめるほど芳醇な香りを纏わせてくれました。優しい笑顔の店員さんもよかったです。

これで鳥取に来たと胸を張って言えます。

楽しい思い出と珈琲の香りとを携えて梅田行きのバスに乗り込みました。安富PAでは往路で実現できなかった大山牛乳ミルクモナカを購入し、楽しく旅を締め括りました。

28km付近で見た景色です。

アイス尽くしの遠征でした。

最後に

2016年に初参加した時はまだフルも5本目で、手痛い経験をしました。2020年には何とか雪辱をと思ったもののコロナにより中止。どうしてもこのままでは終われない大会の一つでした。

そして今回ついに再挑戦の機会をいただいたのですが、あの応援とエイドをしっかりと受け止め、笑顔で走ることができました。そして、2020年のあの日からつながっていたのだと、これ以上ない形で教えていただくことができました。自分にとっては、今日こうしてつながれたことが何よりの栄光です。

そんなわけで、鳥取ラソンとは、個人的に他の大会と異なるご縁に恵まれた不思議な関係にあります。何故か鳥取という地に惹かれてしまうのですが、その理由は今回走ってみて分かった気もします。

こんなブログで恐縮ですが、鳥取ラソンにご協力いただいた全ての方に改めてお礼を申し上げます。応援していただき、本当にありがとうございました!

ここまでご覧いただきありがとうございます。

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