初めてのトレイルでしたので、大阪から簡単に行けてかつショートコース(16km)もあるこの大会を選びましたが、山あり(当たり前)田んぼありせせらぎありかき氷ありで、子どもの頃にも経験した夏の醍醐味を大人になって更に大きなスケールで味わえる好大会でした。終わった後は雄琴温泉で汗を流せますし、なかなか贅沢な時間が過ごせますよ。
楽しかったので2019年も参加しています。コースが変わっており、より初心者に優しい設定となっていました。
当日
朝JRで移動します。駅からはシャトルバスが出ていて助かります。スタート時点で既にものすごい暑さでした。更衣室は冷房も効いていて涼しかったのですが、外はもう駄目なんじゃないかというくらいの猛暑っぷりを振るっていました。
ご存知の通り2018年7月は、豪雨と猛暑で次々と各地の大会が開催中止に追い込まれました。そんな中、きっちり準備をして下さり、開催するという英断を下されたスタッフさんには感謝です。この日もエイドに道中に駐車場誘導にと一生懸命大会を支えて下さりました。
仰木太鼓の力強い音に送り出していただき、スタート後走れる道をしばし進みます。田んぼの緑と空の青に目を奪われます。本格的な山の中に入ると、しんどくて歩くしかありません。
下りに切り替わってからが初心者の真骨頂でして、ここでもひたすら歩きます。怖くて怖くて仕方がありません。あまりに暇なので、途中で横に逸れて道を開け、写真を撮るくらいしか気晴らしの手段が見つかりません。トレイルシューズとテーピングが守ってくれていますが、それでも走る勇気は出ません。
命からがら最初の山の下りを脱出し、少し上ると第1エイドです。ここから望む琵琶湖の姿が素晴らしかったです。きゅうりもいただき、ああ、夏だなあという感慨が湧いてきます。エイドの女性も親切で、談笑して元気を交換し合います。
またしてもトレイルに突入し、上りは歩き、下りも歩く時間が続きます。時間の割に距離が進まないのでエイドの間では自ら補給するための準備が必要です。山の中は木陰が多いのですが、そこはやはり猛暑の7月、甘く見ていると事故につながりかねません。
這う這うの体で辛い辛いトレイルの下りを抜け、スタートから10km程で第2エイドです。ロングコースの方は左に進んでいきますが、どんな過酷な世界が待ち受けているのだろうかと思うと想像することすら憚られます。
ここで回復して1km程度ロードを走った辺りにせせらぎがあり、水浴びができます。この水がとても冷たくて、こんなに気持ちいいものがあるのかと衝撃を受けます。
水浴びの後少しのトレイルを経て第3エイドです。ここでも水分やはちみつレモンをいただけます。この後はしばらくロードの下りが続きますので、非トレイルランナー唯一の見せ場といえます。少し進むと最後のエイドです。ここでトマト等をいただき、遠くを眺めて休憩します。帰って来たなあと感じる時間です。
この後は田んぼの香りに包まれながらロードを走りフィニッシュへと向かいます。水を撒いてくれていて、少しの涼が得られます。何とかフィニッシュし、梅しそジュースとかき氷を食べる幸せな時間です。(ちなみに2時間40分以上かかりました)
アフター(雄琴温泉でリラックス)
折角雄琴温泉まで来たからには温泉を楽しまなくては勿体ないですね。駅前のコンビニで補給してから、スパリゾートあがりゃんせさんに行きました。駅から送迎もありますし、琵琶湖を見ながら温泉で全身をほぐしたりアイシングしたりもできます。湯上り後はリラックスゾーンでごろごろして涼めるので、暑い日には最適です。1750円の価値はありました。
雄琴温泉の街を駅まで歩いてみます。 あの山の向こうは京都かと思いながらJRで帰ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。トレイル初心者でも比較的気軽に参加し易い大会ですし、何より、満開の夏の魅力を体験できるところが素敵過ぎます。興味はあるけどちょっと躊躇っているという方には、是非一度参加されることをおすすめします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。