タイムは手元19分18秒とへぼかったですし後半ずるずると落ちてしまう点は前回から成長が見られなかったのですが、前回の反省を活かした食事、みやすのんき先生の『マラソン腕振り革命』で読んだコーナーの走り方を含む新しいフォーム、足を痛めた時のテーピングといった諸々を試すことができたので収穫が多かったです。生きているだけでもえらいので、更にそこを評価したいところです。
組は大体同じくらいのタイムの参加者を固めていただいた上にペースランナーさんまで起用していただき、更に周回のラップタイムを全て取っていただける（！）というランナーにとって嬉しい環境を整えて下さる気配りがとてもありがたかったです。2種目エントリーも可能ですし、好きな人にはたまらないですね。会場も交通の便が良い上、ロッカーが使えて便利でした（長居はロッカーがないので……。）。
尼崎まで来たからには串かつあさひに行こうと本店を訪ねるも営業時間外、仕方なく何となく西へ向かっていたところ、出屋敷店は営業中だったのでおいしい串かつを味わうことができました。その後武庫川をジョグして、武庫川ユリカモメウルトラ70kmの思い出に浸ったりもでき、いい土曜日になりました。
11月の転倒で痛めた右膝が完治せず、その影響で左脚も各所が順番に痛みを訴えたり、尊敬する同学年の中本健太郎選手（安川電機）がついに引退されたりと、自分はいつまでやれるのだろうか（そしてこのままただの自炊おじさんになってしまうのか）、という疑問を抱きつつも、いやまだまだできるのだと前を向こうとする日々です。
（ガチで走るランナーの）幅広いニーズに応えまくる大会を開催していただきありがとうございました！
レース全般
レース
フォーム
苦手のコーナーは身体を内側に傾けて左足に重心を乗せて右足は補助くらいのつもりで動きました。たしかにこの方がランニングエコノミーはいい気がしました。二軸で、右足でも強く蹴るよりは効率よく走れたと思います。それでも後半の落ちっぷりはひどいものでしたが、途中まではかなり楽に、それなりに前のランナーを抜くこともありました。
右前腕の縦振り下ろしは強調しました。少し力が入ったかもしれないので、よりコンパクトな意識を持つべきだったように思います。カーブではピッチを高く、直線に入ったら遠心力から解放される感覚は十分には掴めませんでしたが、何も考えずに走るよりはずっといいです。
体重を乗せる位置として、距骨意識はダメージが少なそうでよさげです。前回までより前足部の擦れや痛みはないように思います。スピードだけを言うならダイナミックに走ってしまった方がいいのかもしれませんが、より長い距離を見据えて、効率の良い走り方を模索していきたいところです。
意識が薄かった点としては、前腕の振り下ろしと反対側の足の接地タイミング、第一頸椎と仙骨の引っ張り合いです。なかなか多くのことを一度に実現することはできないので、今日はこれくらい試せたことでよしとしたいと思います。課題を確認しておくことは次につながりますので、忘れないように書いておきます。
身体の状態と装備
右膝は絶対に良くなっているはずなのですが、まだ完治していません。ある程度は付き合っていくしかないのだろうと思い始めました。結果的に速くさえなればよいのです。
テーピングとソックスはよかったです。先週のビルドアップのターン時に踏ん張ってしまったのか、左足首が痛む状態が続いていました。見て見ぬふりをしようかと思ったものの、強がることより状態を認めて受け入れることが大事だと判断し、フルマラソン並にテーピング（ニチバンで踵を二重）を施しました。少し恥ずかしいので長いソックスでテーピングは隠すと共に更に補強しました。走り終わった感じでは悪化しておらず、回復のルートに乗っている感じもしますので、これでよかったです。
普段のビルドアップについては、すり減ったライバルフライ2は諦め、エンペラー3を使っていたのですが、こちらもそろそろ控えめにした方がよさそうです。ニューバランスの Fresh Foam ZANTE SOLASで遅めに走るのでもいい気がします。
調整
前日まで
先週土曜に違和感を覚えてからは、スロージョグのみにしました。無理して悪化させて長期化というのは最も避けたいことですので。毎朝大阪城公園の梅園を散策（走るのは無粋なので歩きです）して英気を養い、前日夜は休みました。梅はこんなに品種があるのかとこの歳になって驚くと共に、その色のみならず香りをこそ愛してきた先人たちの感性に少し共感することができます。
前日の夕食は、山本ゆりさんのsyunkon7よりむね肉となすのカルパッチョ風、厚揚げのねぎきのこ炒めのせ、やみつき白菜を作りました。すごい量に見えますが篦棒においしくバクバク食べてしまいます。柔らかむね肉、たれ、香ばしい厚揚げにエリンギ、どれも最高です。巣籠もりキャベツ、納豆、タンパクト。ごちそうさまでした。
食事については、最近『駒大陸上部の勝負めし』も購入し、色々と感心することが多かったです。大八木京子さんは長年こんなに充実した療食を作っておられるのか！とか、割と糖質も摂るのだなとか、当日はこんな食事なのか、捕食にはカステラもいいのか成程成程、と本当に真剣に取り組まれている皆様の強さの一端を垣間見ることができます。
当日
前回の教訓から朝は軽めにしました。レタス1/4、トマト小1、アボカド1/2、水菜少し、レンチン目玉焼き、チーズ三枚、粉チーズ、オリーブオイル、ブラックペッパー、胡麻。豆乳おからパウダーヨーグルト黒ごまきな粉。シンプルですがうまいです。三時間半前には食べ終えました。空腹もなく、短い距離を走る調整としては上手くいきました。次回もこれくらいに止めようと思います。
体重はここしばらく高止まりが続いており、もう全く落ちずに困っていました。毎回怪我と減量は何とかしたいと口では言うものの、行動が伴っていません。木曜に歯科検診を入れたことでだらだら食べることは止められましたが、切り替えが遅かったです。まあ虫歯が無かったのはえらいので、そこは褒めてつかわすことにします。
アップ
スタート時間が15分後ろ倒しになったこともあり、スロージョグの時間を結構確保できました。流しはごく短い距離だけでしたが、キロ3分30秒台は普通に出たので、今日は問題ないと思いました。
レース以外
終了後はすぐにプロテイン、プロテインバー2本と参加賞の炭酸水で補給です。
ナイキフリーに履き替え2km程スロージョグで移動し、楽しみにしていた串かつあさひ本店に辿り着いたのですが、緊急事態宣言中はお昼の営業時間が短くなっており、準備中の切ない札が……。
仕方なく何の目標もなく西に進んでみたところ、串かつあさひ出屋敷店は営業中でした。ありがとうございます。牛肉、豚玉ねぎ、ささみ、サーモン、いずれも衣はサクサク、身はジューシーです。やはり家で作れないものは外食に限ります。ごちそうさまでした。
日新天ぷら店も大半は売り切れだったものの、いもはうまかったです。食べ歩きには持ってこいの天ぷら屋さんですね。次は豚肉なども食べてみたいですね。
尼崎は恋の街のようですが、躊躇わずにいらすとやを採用している辺りがなんかよかったです。
ここまで来たからには武庫川を見ておきたくなったのでやって来ました。2018年の武庫川ユリカモメウルトラ70km以来です。公設私設の数々のエイドと応援が、非常に配慮の行き届いたもので、100kmに向けて力をつけるにはとてもいい大会なのです。また出たい大会の一つです。走っているうちに段々記憶が戻ってきました。最後、69kmくらいで阪急見えたらダッシュでいいのです。
寄り道しながら阪急西宮北口までジョグで77分、適度な疲労抜きになりました。
夜はレンジ調理ばかりですが、鯖の味噌煮、豆乳豆腐、キャベツと人参の塩昆布和え、アボカド刻みのりわさび醤油等たっぷり食べて回復です。
まとめ
依然として自治体主体の大きな大会は開催が難しい状況が続いていますが、本当に走ることが好きな方々がこうして大会を運営して下さるお陰で、やめてしまうことなく、また思い切り走れる日が来るのだと信じて日々を過ごすことができます。こうしてまたとてもいい大会に巡り合えたことに感謝して、尼崎と武庫川の思い出に明るい気力をもらいながら、今日も一日を終えます。
今日関わって下さった皆様、本当にありがとうございました。
