ちょっと長すぎる旅ランブログ

百聞は一走に如かず。きっと貴方が好きな大会が見つかります。

第72回別府大分毎日マラソン大会(2024/2/4) ここまで夢中になれるのは別大だから!100本目のフルで分かったこと

昨年82本目のフルで人生初のサブスリーを達成したのが別大でした。あの日の光景は生涯忘れることはありません。“100本目のフルはここしかない”と日程を調整し、この日を迎えることができました。そして、別府大分の皆様の熱い応援と完璧な運営、一緒に走って下さったランナーの皆様から力をお借りして、しっかりと自己ベストを更新することができました。グロス2:56:40は、今の自分に相応しいタイムだと思います。

www.betsudai.com

歴史ある真剣な大会ですので、地域への根付き方も他の大会とは異なる特別なものです。沿道の皆様は、ランナーがこの日を目指して頑張ってきたことをよく知っていますので、応援の声も熱と力がこもっています。毎年別大国道を貸し切りで走れるようご協力いただくことも大変なことですし、スタッフとして参加して下さる方の人数もものすごく多いです。

ここまでの舞台を用意していただく以上、ランナーも真剣に走り、それぞれに目標を持って懸命に走ります。普段は適当に走ることの多い自分も、その空気の中で走っている時間は夢の中にいるようで、とても短く感じました。後半もきっちり上げて、願った通りに笑顔でフィニッシュすることができました。そしてお世話になっているスイミーさん( id:suimie-suimie )と共に目標を達成して喜びを分かち合うことができました。

(163bpm※手首計測なので信頼性なし, 199spm, ストライド1.21m, 上下動比4.7%, 上下動5.9cm, 左右接地時間バランス48.3%:51.7%, 接地時間225ms)

100本だろうと2,3本だろうと、自分以外の人にとってはあまり変わらないだろうと思います。私も“100本目だからいい記録を出さなくては!”と力む程のことはなく、“いつも通りにいけば結果はついてくるはず”というくらいで気負いなしでした。2時間55分とかキリのいい数字を出せれば気持ちいいでしょうが、昨年のタイムからしても一足飛びの感が否めないことから、一歩ずつ進めばよいと考えていました。

本文にも書きましたが、100本も走ってくればその日の調子や間の練習やレースのことが昔より分かるようになります。でもそれ以上によく分かるようになるのは、“自分はマラソンが好きだ”ということです。一言でいうとあっさりしてしまいますが、もう少し踏み込むと、“これだけ続くということは、自分の深いところにある根源的な欲望に近いはず”ということです。

誰かにかっこいい姿をみせようとか、負けてなるものかという気持ちは、外形的に大きな成果を残すこともあります。でもそれはあくまでも受動的なもので、続かないのです。誰が何と言おうと、関心すら抱いてもらえなかろうと、自分の気の済むまでやりたいという能動的な願いがあれば自然と続きます。そしてそれだけが本当の喜びを知る道なのだと思います。

こんな癖の強いブログのこんな文章のみの部分まで読んで下さる方にはきっと、いくらか伝わるものがあると思います。今調子がよい方もそうでない方も、“やっぱり走るのが好きだよな”と思える瞬間が沢山あることは間違いないですよね。

夢中になって思う存分走れる最高の舞台を与えて下った別府・大分の皆様には心より感謝しています。今年も本当にありがとうございました!

昨年初めてのサブスリーを達成できたのも別大でした。

savarun.hatenablog.com

100本も走っていれば、悔しい思いをしたことも多々あります。それも生きてきた証だと思っています。

savarun.hatenablog.com

川内優輝選手に“別大で100本って最高ですね”とのお言葉をいただいたのが今年のいぶすきです。川内さんも今は怪我をされていますが、必ずまた復活して下さるはずです。

savarun.hatenablog.com

続きのページには、レース前の準備や走りながら考えていたこと、更にはパン活グルメ情報まで、好きなだけ書いています。真面目な内容もそうでないものも含みますが、一部だけでも通じるものがあれば嬉しいです。コメント、スターやSNS、↓のバナークリックなど、何でも反応をいただけると、“こ、こんなブログを読んで下さる方がいるのか……。”と私が恐縮します。

次回予告は“もってけスーパーアリーナ”です。

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前日

大阪から大分へ(空の旅と陸路の値上げ)

これまでであれば7:45伊丹発、大阪での寝坊DNSとの戦いですが、今年は何と10:45伊丹→11:50大分空港という心身に優しい時間の便を予約でき、出だしから好調です。クリーニング店にシャツを託すこともできました。履歴を見ると8/22に予約しており、往復23,470円もまずまずリーズナブルです。

荷物は少ないのでプロペラ機でも余裕です。

心に余裕があるのでぐっすり眠り7:30頃に起床。心拍数も低く、体重も66.0kgと普通。ビタミンAとB1を取るべく豚肩ロース、卵の野菜炒めを食べます。金夜はいしるだし(能登名物)の鍋にバッテラの寿司でした。ナッツはやめてプロテインバーを二本、チョコレートも食べました。本気なので金夜にもアミノ酸を摂取しています。

金夜は能登の味でした。

ビタミンADEKは脂溶性です。たしか。

12:05大分空港発→12:52別府北浜着のバスで移動します。いつも通り大分市内・別府共通4枚(4,200円)を、と自販機に向かったのですが、なんということでしょう、今は2枚、4枚のセットは廃止されていました。更に片道料金も1,600円へと値上がりしており、往復で3,200円に。昨年比1,100円もバス代が増加してしまいました。外食一回分あるいはお土産一つ分の予算が飛んだことになります(我ながらつらつらと書いていてせこい)。

なんたる悲劇……。

時間的にも金銭的にも飛行機にそこまでのメリットはないかなあと思いもしましたが、別府北浜からは受付会場直行のバスがあり、早速前言を撤回して“やっぱり飛行機だよな”ということになります。ジョリーパスタ側に少し戻り、トキハの向かいから15分置きに出発してくれました。

最初逆方向に行きかけたのは内緒です。

別府での準備(観光控えめ糖質たっぷり)

受付会場

13:15の便で移動し、13:30にはビーコンプラザに到着しました。受付開始前に並ぶよりも、後から余裕を持って来た方がいいですね。IDカードやプログラムを受け取り、金券を握りしめて復活した屋台へと向かいます。

ようやく4年前のにぎわいが戻りました。

ワクワクしますね。

選択肢が多過ぎて迷うところですが、今回は石垣もちにしました。さつまいもの蒸しパンのような感じです。味も食べ応えも満足度が高いです。かつて大人気だったつきたての餅はありませんでしたが、ランナーの広場に活気が戻ってとてもよかったです。

かなりの腹持ちです。

例によって別大プリントクッキーを購入し、グローバルタワー展望台にも寄ってきました。昨年の教訓を活かし、96mでは降りずにちゃんと100mまで乗りました。別大国道を見つめながら、見えない中間点以降の景色も思い出して明日に備えます。

コースを眺めてイメージトレーニングをします。

露天なので雨の日は濡れます。

別府駅はそう遠くなく、かつ下り坂なので、パン活しながら歩くことにしました。宿にチェックインしてから、トキハで不足していたデオドラントやプロテインバー、ご当地牛乳等を仕入れました。勿論リブロでカツアゲくらって荷物を増やす儀式も行いました。

何でもいいから書店を応援するのです。

今年も別府駅前では油屋熊八翁が襲い掛かってきます。雨などものともしません。

ぴかぴかのおじさんは元気いっぱいです。
パン活
  • 石窯パン工房 moco mocoさん

昨年見送ったので今年は行くぞと訪問。かなり売り切れていたものの、半熟卵ハムカツパンを選択したところ、懐かしさと新しさが調和した感じで、なかなかよかったです。カレーパンも気になるところです。

品数豊富です。でも売れまくっています。
  • IL bakeryさん

昨年に続く訪問です。縁起のよい焼きカレーパンは、店内のトースターでリベイクすると更にうまさが際立ちます。米粉のベーグル(チョコチップ)は、ベーグルなのに重過ぎず、柔らかな食感でとてもおいしかったです。ココアパウダーもいい仕事をしています。おすすめですね。

かわいいお店に実力派のパンが並びます。

どちらもやたらとうまいです。
  • オニパンカフェさん

昨年は売り切れだったため味わえませんでしたが、今年は何とか滑り込みで買えました。黒白棒は餡とクリームチーズの相性がよく、完売寸前なのも納得です。記念にポイントカードまで作っていただきました。有効期限はないので、毎年来ればいつかは正会員に昇格できそうです。と言いますか、早速月曜にも再訪しています。

これはまた近いうちに食べたくなる味です。

日本中にありますが、験担ぎというか相性がよいので今年もやって来ました。黒糖揚げパンかりんとうを思わせるおいしさで、好きな味です。くるみ塩パンは去年も買っていましたね。同じく朝食に回します。

こちらのパンを前日に食べると好結果に。
お宿

昨年お世話になったホテルシーウェーブさんです。これで間違いなし。天然温泉もあるのですが、今年は露天風呂も完成しており、更にゆっくりとリラックスすることができました。19時頃はまだそこまで混んでいない印象です。

海側のお部屋でコースが見えるのがよいです。
夕食

確かな味と癖のあるお店として色々と評判で気になる西野食堂さんにしました。確かに店内は狭く、席数もわずかなので、まず入れるかが勝負です。17時の開店直後を狙えば確実ですが、18時頃でも座れました。しかしその後は断られるお客さんもおり、運が試されます。

東洋一やで。

ご主人も職人肌であまり愛嬌を振り撒くタイプではなく、こちらの反応も基本おかまいなしという感じなのですが、それもまた面白かったです。今時貴重な存在です。

メニューもシンプルで渋いです。

そして期待のとり天定食は、ボリューム満点で味も間違いありませんでした。まず味噌汁からしてうまいですから、他のおかずもうまいに決まっています。こちらのお店にして大正解でした。

注文を受けてから一つずつ作って下さり熱々です。

20時頃に鈴木さんちの焼きドーナツ(トキハの地元食品コーナーで買ったもの)をおいしくいただき、チーズとご当地牛乳で打ち止めです。夕方にプロテインバーを1本食べており、これで全ての食欲は充たされました。

これでも普通の人よりはかなり食べている気がします。

移動中はモーム『人間の絆』を読んでいました。“首尾一貫した人間など見たことがない”と言い切るモーム(『サミング・アップ』)ならではの、ころころと考えが変わる人物の心情描写が卓越していて、読んでいてイライラしたり、自分もこんなものだと思ったりと、何かと揺さぶられるシビアな本です。

寝る前に室伏広治さんの『ゾーンの入り方』を読むのも昨年と同じです。今年は本当に力みなく、自然体で別大前日を過ごす時間ことができました。21時のチャイムが滝廉太郎『荒城の月』なのも去年と一緒。アミノ酸を飲んで就寝です。

レース当日

レース前(温存温存平常心)

会場まで(力みのない準備)

22時消灯で7:20起床。たっぷり眠りました。心拍数も平常より低く、body batteryも100でした。一切の気負いもなく、普段通りに一日を始められました。

窓の外を見ると雨は止んでいるようで、これはかなりありがたい展開だと思いました。
朝食は昨年とほぼ同じです。くるみ塩パン、ゆで卵、チーズ、牛乳にプロテインバーでした。腹持ちのことを考えて別所のかすていらはとっておきました。

なんとラッキーな。

朝食は味やにおいが強すぎないものにします。

睡眠もバッチリで時間にゆとりがあったからか、お腹も目覚めてくれて走行中の不安要素も一掃されました。直前数日の食事は今回の流れが合っていそうです。シャワーも浴びて装備を整えます。テーピングと足指へのワセリン塗り込みもホテルで済ませ、ソックスを丁寧に履きます。

指定されたバスが9時発と昨年よりは20分遅かったので、少し時間がありました。ホテルのアンケートにお礼のメッセージを残してエレベーターを待っていると、清掃を担当されている女性に「ベストを出せるように頑張って下さい!」と応援していただき、更に明るい気持ちになりました。来年もよろしくお願いいたします。

バスは混雑緩和のために指定されているだけあって、車内も混雑しません。別府駅前からうみたまごが近いという事実を確認してイメージを形成しておくと、後でいいことがあります。

沢山待機して下さり、スムーズに乗車できます。
会場(絶好のコンディションと落ち着き)

会場に到着すると、風もほとんど吹いておらず、“今日は普通に走ればベストが出る”と思いました。気温も少し低いくらいで、かつ曇りで眩しくもない、私が最も得意とするコンディションです。

オーラがある気がします。

風もあまりなく、絶好のコンディションです。

歩道橋が混む前に写真を撮り、今年はカテゴリー3のテントの場所が変わったなと、ウォーミングアップゾーンを横目に進みます。そして意気揚々と(?)テントに入ろうとすると、はい残念、浸水多発でした。下が土だと仕方ないですね。“昨年までなら下はアスファルトだったのに(カテゴリー4いいなー)”と嘆いてみても始まりませんし、よくある話ですので、比較的水の少ない場所に荷物預け袋を敷いて膝を抱えて小さくなっていました。フル以外を加えると大会参加は100本どころではないので、これくらいどうってことありません。

本気の時は直前まで疲れることはしないようにします。特に目を使うことは避けて、目を瞑って頭に次々と浮かんでは消える思いや記憶をただ受け入れます。これまでの人生でやりたかったこと、自分のふがいなさ、楽しかった思い出……。生きていると自分にはどうしようもないことが多く、その中でも喜びを探し求めて、そしていなくなるのです。吹奏楽の『春よ、来い』には、思い出すことがありました。

テントの中で動かずにいると、特に手足が冷えるのと、体が固まるのはやや難儀なところです。しかし外で全身を冷やすのは得策ではないため、じっと待ちます。10:50頃に別所のかすていらを食べ、金沢に思いを馳せます。

これからも食べ続けます。
スタート前(信頼と自信)

11:00過ぎにテントを出て、トイレに行っておきます。男性小は扉すらない解放感に優れた設計ということもあり、ほぼ並ぶことすらなく回転していきます。このトイレの数の多さには毎回感心しています。

だめ押しでアミノ酸を摂取し、シューズを履き替え、忘れ物がないか入念なチェックを繰り返してから荷物を預かっていただきます。時間もスペースもあるので動的ストレッチも一通りできました。この十分過ぎる広さがあるのはありがたいことです。歩道橋を渡ってプレラインナップに向かう時に軽く小走りで感触を確かめられたのもよかったです。

11:45までにはプレラインナップにたどり着き、前を見ていると下関でお会いして以来のスイミーさんが来られて、ご挨拶できました。がっちり握手して健闘を誓い合います。“この方は目標を達成して下さる”という信頼感があり、後に続こうという思いを強くしました。

スタート前は緊張することもありますが、“今日までに99回の経験があり、このコンディションは得意。昨年の状態とそこからの練習からするとベストは出る”とかなりの確度を持って言えましたので、自然体でいられました。

“あのハードな練習をこなせたのだから”とか“TTでベストを出せてキレッキレの絶好調だ”というようなドラマは私にはありません。“あの大会では無理をせずに力を温存し、最後だけ上げる感覚を磨いた”とか、“あの大会もこの大会も楽しかった”とか、文字にすると何ともぬるいですが、私にはそれが大事だったのです。

ラソンはスタート前もレース中も本物の自信がものを言います。自信がないと、その日の自分には無理なペースで突っ込んだり、時計ばかり気にすることになりがちです。でも結局、できることは限られているので、42.195km全体で見て自分が最も力を出せる走りをするのが一番だと思います。そしてそれを可能にするのは時計や数字ではなく、自分だけの感覚なのではないかという気がしています。

装備

シューズは宣言通りにMETA SPEED EDGE+です。ヴェイパー3は軟らかく、一ヶ月で履きこなすのは無理と感じたため、一番しっくり来たこのシューズを購入しました。練習では閾値走5kmと擬似本番スタート走の二回しか履いていませんが、感触がヴェイパー2に近く、ピッチ走法の自分には合うと感じたため、迷いはありませんでした。

ヴェイパーを超えるにはこの子しかありません。

函館マラソン参加賞のシューズケースもカッコいいです。

ウェアも本気の時に着るNIKE、ミズノ360°マルチポケットパンツ、ザムストソックス、ニューハレ踵二重です。キャップは日差しが出たら眩しいかもと迷いましたが、この曇天が続くと見て使用しない判断をしました。

寒くないわけではないものの、走ればすぐに温まるレベルの気温と見て、手袋も見送りました。勿論苦手な防寒具も起用しませんので、結果的に過去一番のストロングスタイルに落ち着きました。100本目にして最も軽装に。

ランニングダイナミクスポッドは使いましたが、心拍ベルトは装備せずです。貴重なデータは欲しいですが、やはり圧迫感があるので、本気の本気という時は使いません。本番では数字に頼らなくてもよいように、データと体感の答え合わせを何百回と重ねてきているわけですから、無くても問題ないはずです。

持ち物はジェルフラスコ二つのみ。青にはマグオン、アミノ酸経口補水液(水300mlに一袋と濃いめ)、黄緑にはコーダカフェイン入り二つと経口補水液というレシピです。

いっぱいあっても余りますので。
練習や体調

1月はいぶすき菜の花マラソンとにしおマラソンの連戦で距離を踏みつつ、中13日で調子を上げるという流れです。425.7km、36時間43分40秒の練習時間を確保しました。にしおマラソン以降の練習は以下の通りです。

月:オフ
火:スロージョグ40分(5.56km,100bpm,189spm,デュエル)
水:有酸素ジョグ51分(10.15km,126bpm,195spm,ターサーRP3)
木:有酸素ジョグ50分(10.06km,130bpm,197spm,ハイパースピード2
金:トレッドミル60分(10km,128bpm,186spm,エボライドスピード)
土:閾値走5km(19分2秒,164bpm,204spm,META SPEED EDGE+)、
日:有酸素ジョグ106分(21km,131bpm,197spm,エンペラージャパン3)

月:スロージョグ38分(5.21km,101bpm,187spm,エボライド)
火:2分オン1分オフ×10(500m目安、最初460m,最後540m ,149bpm,209spm,ズームフライ4)
水:有酸素ジョグ60分(12.3km,135bpm,198spm,ライトレーサー4)
木:擬似本番スタート走1km×3(4分16秒、3分49秒、3分29秒(兼アップテンポ走)META SPEED EDGE+)
金:スロージョグ46分(6.66km,100bpm,188spm,ターサーRP3)

メニューは負荷も内容も昨年とほとんど同じでした。ジョグが柱で、閾値走はラストスパートの自信をつけるためのものです。40km以降のタイムを並べてみると、
長井:9分5秒
金沢:8分57秒
下関:9分46秒
神戸:8分59秒
松江城:8分35秒
はが路:9分5秒
いぶすき:9分3秒
にしお:8分43秒
となっており、下関を除いては概ねしっかり走れています。“閾値走より遅くてよい”という感覚で走れば9分付近でまとまるということが分かってきました。

基本的なスタンスは“できる練習を積み重ねる”です。できるかどうか分からないきついポイント練習は、単純に疲れますし、やる前から不安やイライラの元になりがちなので、いつしかやらなくなりました。“今年の練習は実は来年のためにやっている”くらいのつもりで、練習での達成感は求めていません。いわゆるMペースで30km以上走るのは年に2、3回、要するに本番のみです。

ガーミンさんもほとんど昨年と同じVO2Max63、予想タイム2時間51分01秒に落ち着きました。数値そのものはネタですけど、前年比という意味では参考になります。

そんなタイムでは走れません。

レース

序盤~前半
  • 序盤(自然と流れに乗ればよし)

スタートロスは昨年よりは少ない気がしつつ、一応30秒というつもりで走り始めます。実際は22秒でした。今年は初めて右の方に陣取ったのですが、何となく走りやすく感じました。

別府、亀川方面へ向けて駆け出します。

最初の2kmくらいは下っているような感覚です。ガーミンさんは4:20/km、4:15/kmと表示し、スロースターターの自分にしてはスムーズです。その次は4:10/kmくらいで、昨年同様、あまり見なくていいなと判断しました。

3km程で別府の街に至り、“やはり近い”と確認します。かなり早い段階でゆめタウンも見えてきますし、街中に入れば別府タワーもすぐに迫ってきます。前日と当日朝に景色を見ているだけでも近く感じられます。

トキハの前までも割とすぐです。

6kmで最初の給水ですが、テーブルに近づけずにあえなく失敗。しかし冬場なら3時間無補給でも走り続けられますので、そう気にしません。上人が浜なども、昨年までより位置関係を意識しながら進むことができました。

要所要所は覚えています。

応援のパネルを持って歩道橋を左から右へと渡っている方の姿や、ケンタッキー1km先の看板が6km辺りの距離表示と近かったことは何故か覚えています。

7kmは手元29:20。昨年よりいいペースで入れました。

  • 前半(静かな心で進むのみ)

8.5kmの給水手前くらいで、折り返してきたトップ選手の飛ぶような走りを目の当たりにします。そちらに気を取られて忘れかけましたが、今回は給水成功で一安心です。

10kmの折り返し前には、コース上で一番高低差のある橋があります。ここも腰を前に出し続ける意識で、フォームを大きく崩さずに走ります。最近は、上りだからといって特別な動きをすると、あまり上手くいかない気がしています。

ここは多少心の準備があるとよいでしょう。

スタート前に足指が冷えていたこともあり、足裏の感覚が戻るまでに時間を要しましたが、10kmくらいでは血流も改善していたのだろうと思います。また、それまで前足部のクッションが少し気になったりもしましたが、徐々に慣れて来て、足に馴染んできたように感じられました。

多分この辺りで折り返しです。

帰路もあまり動揺しないことだと思います。

亀川漁港前で折り返して10km、手元42分ジャストでした。この先は来た道を落ち着いて帰っていくだけです。14kmは手元58:50。最初の7kmより少し遅くなっていますが、全然許容範囲です。

中盤
  • 中盤①(美しい海と中間点)

別府市街地から3km程でうみたまごだと往路で確認済みですので、不安もありません。周囲もまだ元気で、おそらく一定のペースを守っているのでしょうから、流れに乗って淡々と進むのみです。わずかに上りつつ、ピッチを刻み続けます。

応援が多くてあっという間に進みます。

普段なら他のランナーがどんなシューズを履いているかや、Tシャツの文字を読んだりするのですが、自分の感覚と足元に集中していたからか、ほとんどそれらが気になることもありませんでした。ただ時々ふっと、左手の海を眺めて何と美しいものかと感じることがありました。

この素晴らしいコースをひたすら行くのです。

うみたまごの青い歩道橋が見えてくると進んでいる感じがします。少し行くと20km。手元1:24:00でした。21kmは手元1:28:17、中間点はグロス1:28:58。昨年より1分程速いですし、この先落ちる感じもなかったので、自己ベスト更新はほぼ間違いないと思いました。

おそらく21kmのエイドだと思いますが、何故かゴミ箱がなく、紙コップを捨てることができませんでした。他の方は仕方なく沿道やコース上に投げ捨てていましたが、私は別大の思い出はきれいなものにしたかったため、次のエイドまで持ったまま走る選択をしました。たかだか2.5kmですので、全く問題ありません。今回も最後まで紙コップは全てゴミ箱にシュートしました。「ありがとう」と言いながら。

この先は28kmの建物を心待ちに進むのみです。傾斜があるのでコース取りに少し迷いますが、気持ち逆風だったので、集団から大きくは外れないラインを取りました。

25kmの西大分駅辺りから下りで、いよいよ大分中心部へと入って行きます。ここに来るとまた沿道応援が一気に増えて、力強い檄が飛び交います。

大分県立美術館の渡り廊下の下を潜り、左折して少し直進、次に右折するところで28kmです。28kmは多分手元1:57:40くらいだったと思います。昨年は最終的にネット2:57:35でしたから、残り一時間は切るとして、どこまで行けるかなと考えていました。ここまで概ね7kmごとにジェルフラスコ青を摂取しており、計画通りここで飲み切りました。

左折してからのこの直線は割とすぐ終わります。

ここを曲がった所で28kmです。
後半~終盤
  • 後半(確かな自信で怯まず前へ)

大分川の上りは少しだけ身構えますが、風もなかったので消耗することなく乗り切れました。渡ってからの下りでは間延びしないように気を付け、少し行くと30kmです。手元2:06:00で、(今思えば)きれいに5km21分ペースで来ていたことになります。ここでは“まだトップはゴールしていないな”と考えていました。少し行った所で花火が上がり、“おそらく昨年の自分より今年の方が進んでいるはず”と自分を鼓舞しました。

川までは2kmもないので、弱気にならないことです。

川の上は風がどれくらい吹くか次第です。

左手の海を望んでから下ります。

ここから35kmの折り返しまでは上げようとせずに、自重します。周りはかなり辛そうになってきますが、新品のMETA SPEED EDGE+の力は絶大で、ピッチも落ちず呼吸も苦しくありません。自重といいつつ、漫然と周囲に合わせてしまうとペースが落ちますので、ここは怯むことなく自分の体感を信じて前に出ます。“このペースなら絶対につぶれない”という体感を。

このエリアは轍で所々角度がついており、数回足を取られそうになりました。安定しているラインをもっと意識するべきだったとは思いますが、どうしても抜く局面が多くなるので致し方ないかと思います。皆必死に走っていて、富士登山競走のような悲壮感も漂います。ジェルフラスコ黄緑でカフェインを注入して、自分を勇気づけます。

折り返し前に本当に軽い橋が一つあります。コース高低図を見ると2mくらいの上りが一つしかないため、ここで折り返せるのかなと思ってしまうかもしれませんが、そうはいきません。その先にもう少しちゃんとした上り下りがあってから折り返しです。
35kmで手元2時間56分台の後ろの方だったはずです。ネット56分台はいけると分かりました。

  • 終盤(本当の喜び)

走る時間は残り30分もないと分かっていますので、上げるべき時が来ました。期待した程追い風にならないのもよくある話ですから、気にしません。ここでおそらく同じ事を考えていたであろう方がスーッと前に出て行かれ、その背中から“自分も行くぞ”と力をもらいます。別大のすごい所は、目標タイムであれ給水の取り方であれ勝負所の見極めであれ必ず近くに同じ考えを持った人がいて、言葉を交わさなくても通じるものがあるところです。

36kmの給水は上りながらでやや取りにくいため、今回はスルーしました。気温と残り時間からすれば何も飲まなくても確実に持ちます。

残り5kmからは表示も出て、応援の声も一段と熱気を増します。“あと20分”というつもりで、若干反り腰気味にになろうとも、とにかく腰を前に出します。

38.5kmの給水は確実に取り、口の中を濡らすことでもう一度意識をはっきりさせます。細かい曲がりはありますが、40km平和記念公園の高架下を思い描いて走ります。

今回は走っている間、室伏さんの『ゾーンの入り方』の中にある、“集中している時というものは、夢中でやっている時であり、夢中になれる程楽しいから集中できる”という趣旨の言葉が何度も浮かんでいました。“もう楽しくて仕方がありません、どうかこの時間を取り上げないで下さい”という心境です。

40kmのタイムは覚えていませんが、体感的に9分かかることは絶対にないと確信していますので、ネット56分台は確実だと思ったはずです。大分川の左折が見えてくることを望みながら、キロ4分くらいの感覚で進むのみです。“ああ、もうあと8分程でこの楽しい時間も終わるのか”とすら思いました。

つるやゴルフが見えたらもうすぐ大分川です。

大分川の左折で接触しないよう注意することも復習済みです。最短距離を狙うとおそらく危ないので軽く減速し、川側を走って抜いていきます。昨年は初サブスリーを達成したかったので、万一にもつったりしないよう最終盤は抑えたのですが、もう今年は遠慮は要りません。フルマラソンの最後だけ上げる練習をしてきた感覚通りに上げていくだけです。

下りに身を任せて最後の粘りにつなげます。

遠く感じた照明もすぐに近づき、緑のフェンスを抜けると右折して競技場へと入っていきます。私以外にも、同じく喜びに全身を躍動させるように飛び込んでいく方がおられました。もうあとトラック一周です。

失意の時も、歓喜の時もあった道です。

最後の最後、その舞台に飛び込みます。

確か入口の時計が2時間55分台で、2分はかからないはずということは分かったものの、トラック経験がほぼ無いのでどうなるかよく分かりません。ここまでは時計がほとんど無いのに、競技場に入ると何台も現れ、その度毎に計算しそうになりますが、“そんなことより残り少ないこの舞台を感じよう”とフィニッシュラインを目掛けてダッシュします。記憶に刻もうという考えすら浮かぶことなくとにかく前へ。2時間56分台の表示を見届けて、笑顔でフィニッシュしました。今年は涙ではなく、少し違う感情をいだきながら。

終盤は特に楽しく走れました。ありがとうございます。

アフター

レース後

幸せな一時

フィニッシュ直後、時計を止めてすぐにスイミーさんのオレンジのキャップを探しました。約束通り先にフィニッシュしておられ、目標を達成されていたとのことでお互い固く握手をして大いに喜び合いました。

それにしても記録を見ると5km20:45の正確なペースには舌を巻きますし、何と言ってもグロス2:54:59という勝負強さが燦然と輝きます。私がブログを拝見するきっかけになった別大2020では、2:59:59でしたから。あれから4年も経ったのですね。

何度も跳ね返されてきた自分のことを思い出しつつサブ3ギリギリのランナーを応援し、アミノ酸、アミノプロテインプロテインバーなどで補給しつつ着替え、記念撮影もしていただき、充たされた思いで会場を後にしました。

最高の形でこの場に立つことができました。

私の宿がジャングル公園の近くということで、バスは利用せずに一緒にコースを歩いて戻り、夜は打ち上げもできました。別大のあれこれだけでなく、練習や各地の大会の話等々、沢山お話できてあっという間に時間が過ぎていきました。是非またどこかでご一緒しましょう。

お宿とお風呂

二日目はホテルザースさんでした。たったの5,000円でこの広さ。バス・トイレ別で、いくら何でも対価の均衡が気になります。私ごときにこの部屋を使わせていただきありがとうございます。

私のような庶民には分不相応な……。

今年も府内温泉さんで交替浴を念入りに行って筋肉をほぐし、コインランドリーで洗濯乾燥を済ませ、ご当地牛乳を買って部屋に戻ります。シューズの泥を拭ったりジェルフラスコを洗ったり、レースの振り返りを行ったりしてから0時頃消灯です。

若干見つけにくいのがまたよいのです。

ご当地牛乳はクリーム感がよかったです。

夜の大分も洒落ています。

ありがとうMETA SPEED EDGE+さん。

翌日

朝の散歩(大会の余韻に浸りながら)

やはり人生で一番の負荷がかかったせいでしょう、全身の細胞が興奮していたのかろくに眠れませんでした。ベッドは広くて超快適、部屋も静かで何の不満を差し挟む余地すらなかったにもかかわらずです。レース後の振り返りでスマホの画面を長時間見ているのも大変よろしくないのですが。

筋肉痛は腿前が強めで、腹筋と背中のだるさも普段よりありました。リカバリーが得意というよりは、そもそもダメージをあまり受けない走りが売りの私ですが、流石に今回はいつもより来ましたね。

朝は小雨だったので、無理せずに散歩にしました。スロージョグであっても、水溜まりに突っ込んだりして後の観光に悪影響が出ることは必至ですから。マラソンランナーは世を忍ぶ仮の姿。既に一介の観光客という本来の姿に戻っています。

ジャングル公園のことは記憶に残り続けることでしょう。

やはり来年以降も考えると、大分川を渡ってフィニッシュ会場を見ておきたくなりましたので、昨日走った道を歩くことにしました。北西の風が強い日は堪える短い直線を歩き、28km地点の自信に満ちた時間を思い出します。大分川の先の下りも、喜びに満ちて入って行った競技場も、しっかり見て、記憶と結びつけてきました(写真はレースの方に載せています)。

歴史ある大会に参加させていただきありがとうございます。

府内城跡も歩いてきました。
別府で昼食を

大分から別府へは電車で移動し、別大国道とうみたまごを見て、まだ一日も経っていないのに、随分前のことのように思いました。興奮も喜びもその時だけのものです。別府では空港駅バス乗り場最寄りのトキハのコインロッカー小を使用しました(300円)。

楽しい時はさらさらと流れ落ちていきます。

お昼はグリルみつばさんへ。11:30の開店前から行列で入れるかと心配しましたが、一人なら何とかなりました。複数名なら予約した方が安全そうです。目の前で熟練のシェフがステーキを焼いている様子が見られるのですが、ナイフがスッと滑らかに入り、お肉も焼き具合も極上ならではということが分かります。

名店中の名店です。

私は今回もみつばランチにしました。きめ細やかなトンカツも白身魚のフライも、素材から違いますね。本当においしいです。マラソンのお礼もお伝えできましたし、来年も来たいと思います。

ゆっくりと味わいながらいただきました。
パン活(アフター)
  • Pan VIRGO (パンヴィルゴ)さん(大分)

40km過ぎのコース最終盤から少し外れたところにあります。8:30の開店と同時にお邪魔し、トマトとアボカド、ハムのタルティーニューヨークロール(ショコラ)を選びました。どちらも人気商品だけあって洗練された味でした。特にニューヨークロールは、チョコクリームも詰まっており至福の時がもたらされました。

あまりに魅力的で迷いまくります。

朝からこんなにおいしいパンを食べてよいのでしょうか。
  • 友永パン屋さん

週末だと売り切れの可能性も高いと見て平日11時頃を狙いましたが、やはり行列。しかし迷いながら注文表を書いていると割とすぐに回ってきます。こしあん、チーズフランス、レーズンパンの三つを選び、前二者は温かいパンを注文しました。すぐ食べるなら温かい方がおすすめとのことで、確かにやたらとおいしかったです。

待っている時間すら楽しいです。

大正創業ということで昔懐かしい味なのかと思いきや、ノスタルジックにしてはおいし過ぎるのですが、これは一体どういうことなのでしょうか。どのパンも生地の柔らかさとしっとり感が光ります。翌日でもあの味を思い出せるくらいです。そりゃ行列が絶えるわけがありません。

とにかくふわふわしっとりで驚きます。

すぐ食べない場合は常温のものを買えます。これもうまし。
  • オニパンカフェさん

土曜に続き再訪し、早速会員カードを提示して昨日のお礼をお伝えしました。喜んでいただけてよかったです。フルーツミックスもドライフルーツの味とクリームチーズが絶妙に合い、かつ優しい味で、幸福度が急上昇する逸品でした。

一気にファンになりました。
  • fukumimiさん

週末はお休みで気になっていましたが、めでたく訪問できました。こちらは揚げパン専門店ということで、できたてホヤホヤのパンが楽しめます。定番中の定番、きな粉揚げパンは平成の学校給食のかなりおいしいバージョンでした。時代は変わりましたね。

ここまでの給食はないとは思いますが。
鶴見岳一気登山 with 別府ロープウェイ

これまで気になりつつも未踏の別府ロープウェイ。そんなに遠くもないので予定に組み込んでいました。12:20発湯布院行きのバスも早めに並んで着席できました。

しかしバスが進むにつれて濃くなる一方の霧。温泉の湯気であってほしいという願いも虚しく(そんなわけないやろ)バス停に到着しても辺りが見えません。“これはどう考えても眺望ゼロだよな……。”とロープウェイを見送るか考えたのですが、“むしろこんな霧の景色を見に来る人はいないので、レアな経験ができる”と切り替えてチケットを買いました。ゴンドラは100人以上乗れるそうですが、ソロで贅沢の極みです。

本当の貸し切り状態でした。

山頂に着くまでも霧以外特に何が見えるでもなく、案内して下さる女性職員さんとの間にも何となく微妙な空気が流れます。しかしゴンドラがただ上って行くだけでも、季節の木々や霧氷の話を聞くだけでも面白いので、私はニコニコしていました。

これはこれで。

山頂の建物から外に出ると、早速強風に傘の骨を折られます(あまりの仕打ち)。当然濡れます。しかし折角ここまで来たのですから、鶴見岳の山頂までは行くしかありません。霧と強風の蔵王のお釜も、富士登山競走も経験しています。整備された道を少し行くだけですから何てことありません。七福神巡りもそこそこに山頂に至り、鶴見岳一気登山の詐欺写真(ワープマンもびっくり)を撮って引き返します。

何かあまり嬉しくないのですが。気のせいですかね。

やった!上り切ったわよ!(自力ではない)

展望台からの景色は想像力でカバーです。昨日あれだけ天候に恵まれたのですから、望み過ぎては罰が当たります。

遭難する前に撤収です。

いやーきれいな景色ですね。

実際の光景はこちらです。
市営温泉で一っ風呂

休憩所で風雨をしのいでから、15:14発のバスで別府駅に戻ります。

歴史を学ぶことができます。

帰る頃には晴れて来た気が……。

身体も冷えたので、海門寺温泉さんへ。こちらは別大参加者特典の入浴券が使えます。ボディソープやタオルは当然持参しています(遠征マニアのたしなみ)。100円のロッカーに貴重品も預けられて安全です。中はシャワーがあって身体を洗いやすく、ぬる湯とあつ湯で十分に温まることができました。

街中に温泉が沢山あるのが素敵です。

周辺も散策し、お土産屋さんでお話ししながら柚子胡椒鶏炭火焼を買ったりもします。マラソンのお礼を言えるのも、買い物の楽しみの一つです。

たんぱく質28.0gです。

天狗も存在感を放っていました。

トキハでお土産のざびえる、自分用のきな粉かぼすどら焼きを購入し、17時前のバスに乗りました。名残惜しいですが、次はもっともっと速く走りたいと思いながら車窓からの別大国道を見送っていました。

ざびえるかなりおいしいですよね。
大分空港

毎度最後まで観光の手を緩めないスタイルですので、湯布院ミルヒのプリンに蕩け、かぼすポン酢くろめの味噌汁を買って締め括ります。

大分空港は結構充実の品ぞろえなのです。

「ねばる海藻」にあやかった走りを目指したいところです。

別大ギャラリーもあり、川内優輝選手や中本健太郎選手の写真にまた熱い思いをいただきました。

やっぱりこの時代が熱いですね。

最後に

一つの節目である100本目のフルマラソンは、レースも打ち上げも全て、自分が願っていた以上のもので、最高の思い出になりました。やはり100本目をここ、別大で迎えられたことは最高です。

もし100本目が不発に終わっていたとしたら、“101本目も、それから先も楽しみです”という調子になっていたと思います。それよりも一つの区切りを満足のいく結果で迎えられた方が何倍も心地よいです。

こうして沢山の大会に出てその思い出をブログに書いていますが、“100本走ったからすごい”とか思っていただきたいとは全く考えておらず、“100本走れるなんて楽しそう”と思っていただけたら嬉しいです。

2015年に初めてフルを走った私が今日も笑顔でいられるのも、大会を支えて下さる別府大分の皆様の応援のお陰です。まだまだ速くそして楽しく走りたいと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします!

ここまでご覧いただきありがとうございます。

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