ちょっと長すぎる旅ランブログ

百聞は一走に如かず。きっと貴方が好きな大会が見つかります。

第8回四万十川桜マラソン(2016/3/27) 胸の奥に根付いた「走ル旅」!自分の原点の一つです。

7年前に初参加したこの大会のキャッチコピー「走ル旅」は、今の生活の原点にもなっています。42.195kmだけでなく、その前後の観光や前夜祭も全て含めて一つの旅で、そこで得られる喜びがいかに大きいかを教えてくれた大会です。

単純に、“あの最後の清流四万十川沿いを走れる”というだけで参加したくなりませんか?どんな景色が見られるのだろう、光を浴び、桜の咲く四万十川がどれだけ美しい色を帯びているのだろう、どんな音が聞こえて、どんな空気が吸えるのだろう……。それを知らずに終わるなんて我慢できませんので、気付くとエントリーしていました。

もし少しでも似たような思いが心のどこかにある方は、是非とも参加してみてください。“本当に来てよかったし、また来たい”と思える超おすすめの大会です。期待を遥かに遥かに上回る景色と歓迎が貴方を待っています。

楽しい思い出ばかりで、大会を作って下さった皆様には本当に感謝しています。2020年の参加は叶いませんでしたが、2023年には走らせていただけることになりましたので、心の底から楽しみにしています。

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 前日(初めての高知と前夜祭)

夕食が遅かったこともあり3時過ぎまで起きる羽目になったものの、予定通り7時前には起床できました。

阪急三番街バスターミナルから出発です。高知は人気なのか倉吉方面の七倍くらい混んでおり、要するに満席でした。三列シートの真ん中一番前を予約したので脚が伸ばし放題で嬉しいです。寝たり本を読んだりPA探検するのもバス遠足の楽しみです。

室津PAにてご休憩。ファミマも充実していましたが、何より天気がよくて気持ちいいです。

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海も空もきれいです

吉野川SAはこれまた風光明媚な場所でした。咲きつつある桜と大福を堪能します。早くもバス遠足全開です。

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のんびりとバスの旅もいかがでしょうか

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意外と近かったりします
14時過ぎには無事に高知に到着です。5時間程ですから案外近いものです。送り届けていただいた運転手さんに感謝です。

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南国土佐に着きましたぞ

高知といえばやなせたかし先生ということで、駅前のベンチにはバイキンマンがいたり、アンパンマンのラッピング列車が見られたりもします。

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到着即バイバイキーン!とはいきませんが
時折ツイッターで名前をお見掛けする吉田類さん、この方がそうなのかと初めて形状を認識しました。

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酒場放浪記という単語だけは存じ上げております
坂本龍馬中岡慎太郎武市半平太銅像も観光客を迎えてくれます。

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何となく物足りない気もしますが、うまく言い表せません
列車まで少し時間があるので、少し街中を歩いてみることとします。とりあえずは南に向かってみます。植えられているのはヤシの木でしょうか。南の観光地を演出してくれますね。

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高知橋からの景観です

はりまや橋にやって来ました。高知に来たからにはここは外せません。聞きしに勝る柔らかな存在感です。決して、しょぼいとかがっかりとかではないのです。一度“まさかこれではあるまい”と通り過ぎてしまったことは内緒です。

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一瞬にして渡ることができます
 

名前は似ていますが、ふれあいタウン新京極ではありません。

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結構大きな商店街で、お店も沢山あります

大して下調べもせずひろめ市場に到着です。高知といえば鰹のたたきだろうと注文しましたが、目の前で豪快な炎であぶってくれることもあり、なんだこの香ばしさは!という衝撃が走りました。全国を回っていますが、高知で食べた鰹のたたきは、5本の指に入るうまさです(他は鹿児島の黒豚、和歌山の鮪、鳥取の海鮮等ですかね)。

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本物の鰹のたたきはこんなにうまいものなのかと驚くこと間違いなしです

高知駅から特急に揺られて1時間強で窪川駅に到着です。小さな駅舎に、遠くまで来たもんだなあとテンションが上がります。普段と全然違う大きさのローカル駅ってワクワクしませんか。

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ローカル駅はいいですねえ

窪川駅から前日受付の小学校までは歩いてすぐです。春の空気を感じながら、のんびりと向かいます。周辺には「走ル旅」と書かれた大会の旗が掲げられており、いやホントに旅してるよなあと感じ、ニコニコしてしまいます。

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桜も咲き始めています

17時過ぎには無事に受付完了です。パンフレットやTシャツ、焼き鮎みそ、塩けんぴ等の参加賞を受け取ります。高知はこういった食品も充実しているのだなあと、この旅で知ることになりました。元気よく対応していただき、明日がますます楽しみになります。

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小袋で色々と特産品がいただけるのが嬉しいです

自分は人と話すのは苦手な方なのですが、ここまで来たからには前夜祭に参加しないのは勿体なかろうと考え、勇気を出して参加します(命知らずですね)。ここで是非お伝えしたいのですが、この前夜祭はお料理がとんでもなく充実しているので、絶対に出た方がいいです。一つ一つがとってもおいしく、やっぱ素材がいいんだなあと感激します。今こうして写真を眺めていてもたまらないです。おばちゃん達も優しく豚汁をよそってくれたりします。(例の如く)カーボローディングの名の下に食べまくりました。お酒もありますので、体調に自信のある方は是非どうぞ。私も少しいただきましたが、解放感も手伝ってより美味に感じました。

歓迎のよさこい多くの方にお土産が当たる抽選会もあり、とにかく町全体で盛り上げて下さり、「走ル旅」とはこういうものなのかと段々分かってきます。信じられないくらいの歓待ぶりです。

他の参加者の方ともにこやかに話せて、仲良くなれました。当たり前ですが共通の趣味があり、翌日は同じ大会を走るわけですから、「愛媛マラソンではボランティア参加されていたんですか」とか「私も大阪から来たんですよ」等と大いに話が弾みました。旅先でこういう経験をすることは初めてで、人見知りもほどほどにしておかないと大損だなと思いました。

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見よ!この豪華な料理の数々を!と言わんばかりの顔ぶれでした

前夜祭で大いに盛り上がった後は、大会の斡旋する宿まで送迎バスで送っていただけます。そこそこ遠かったのですが、観光課の方とあれこれ喋っているうちに到着しました。ここで、夕食なしを選択していなかったため、前夜祭であれ程食べたにも関わらずもう一食食べることになりました。ここでも鰹がおいしく、自分は食べるのが得意ですので問題なく食べましたが、果たして翌日身体が動くのかという不安はありました。

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どこで何を食べてもおいしいのがすごいです

この日は4人の相部屋だったのですが、ここでも沢山お話しできました。今まで出た大会でお勧めのものを教えていただき、いぶすき菜の花マラソン(大先輩のランナーさんが、最高だと仰っていました)と隠岐の島ウルトラマラソン(100kmはきついが得難いものがあると教わりました)の存在を知ることとなります。これらの大会に出られるようになったのも、全て四万十川桜マラソンのお陰です。「走ル旅」の始まりでもあります。

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レース

レース前

 前日までの天気予報では雨だったのですが、信じられないことに晴れてくれました。「は、晴れたぜ……。」という声が漏れます。早朝の四万十にいられることに大きな幸せを感じる時間です。朝食をいただき、送迎バスでスタート地点の窪川小学校へと送り届けていただきます。

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朝焼けも空気もきれいで静かな四万十の地にいられるなんて

会場で準備をし、スタート地点に立つ頃には快っ晴!となっていました。前夜祭から温かく迎えていただき、いつも以上に楽しくスタート地点に立てました。皆様、一緒に頑張りましょう。

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「走ル旅」を楽しみ尽くしましょう!

レース

当時は振り返りもちゃんとやっておらず、走りながら写真を撮るような技術・余裕もなかったため、自分の考えていたこともほとんど残せておらず、コースの写真もないのが悔やまれます。

以前から自然の中、川沿いを存分に走ってみたいとの思いは抱いていましたが、それを四万十川で実現させていたただけるとは何と幸せなことかと感無量でした。コースの後半に向けて徐々に桜の開花が進み桜以外の花や鳥の声、水の音、流れ、どれも都会でただ日々を過ごしているだけでは得られないもので、もう何と言ったらいいか分からないくらいの幸福な時間でした。日常を忘れると言いますが、頭のどこにも置き場所がないという状態です。

地元の皆さんの応援の声、鯉のぼり、エイドも力を与えてくれました。トンネルの横を通る際の誘導の光景など、今でも覚えています。長いコースにあれだけの方がいて下さったのは驚きました。

奇跡的に晴れてくれたのもよかったです。沈下橋を渡ったのもすごく気持ちよくて、青空と清流の中を走る、こんな経験ができるなんてと心底嬉しかったです。下りの割に疲れました(終盤に上りがあるので、そのイメージが脳裏に焼き付いているだけかもしれません。最後は思い切った下りですので、そちらで飛ばしていい記憶で締めておきたいところです)が、タイムなんてどうでもいいくらい楽しい、いい旅でした

“見たことのない景色を直に見る、身体で覚える、この喜びは病みつきになるので、当分は続きそう。それに耐えうる頑丈な身体を作り上げて、制限時間のある人生をまだまだ楽しみたい”と当時綴っていました。実際、その方向で今日まで進んできましたね。

【ちょっと真面目な話】

走りについても少し書いておくと、今回の狙いは、二週間前の鳥取ラソン2016で失神しかけた貧血への対策、両ふくらはぎのつりからの回復具合確認、気分を変えてアミュレットではなくエアロで走ってみる、の三点でした。強い日焼け止めのテストもありました。

全体に下りだからと甘く見ていたのですが、案外疲れて35~40kmが5分2秒まで落ちました。この頃は暑さにも慣れておらず、その影響もあったかと思います。当時は逆風が少々あったようなことも言っていましたが、風は吹くものですし、おそらく大したものではなかったでしょう。

貧血対策は端的に言って太ってみるということでした。当然増えた分スピードは出にくくなったと思います。塩タブレットを5,15,25kmと三回に増やし、ゼリーも20,30で息を止め過ぎないよう注意して食べました。水分はかなりまめに、2,3kmに一口は摂りました。結果、今回はふらつきがなかったので成功したといえます。前日明らかに食べ過ぎたのでどうなることかと思いましたが、意識は飛ばなかったから十分でしょう。ただ、次に向けては適度な食事を心がけなくてはと思いました(この後、結局失敗して長野マラソンでは惨敗を喫することになります)。

つりは左はほぼ危なげなく、右も若干の張りはありながらも爆発しなかったのでよしとします。靴が厚いこと、塩分、回復のそれぞれが効果を発揮したのでしょう。 両足のしびれも35km以降で前回より5kmくらいは後でした。日常では、特に寝ぼけて、伸ばしてはいけないレベルまで伸ばさないよう注意することが大事です。シューズはやはりここぞの上げがやりにくかった気がしました。どちらを取るかですが、今回は回復が大事ですのでいい選択だったと思います。

全体としては、不安材料も多かったものの、最低限のサブ3.5は問題ありませんでしたし、諸々大丈夫そうと確認できたことで安心できたのが大きいです。急な上りでフォームが崩れたことと、終盤あまり頑張らなかったことはよろしくないですが、怪我がなかっただけでもよしとします。  

アフター

当日(春の四万十川と食を堪能)

まず、荷物預かりの学生さんが荷物をわざわざ持ってきて下さり恐縮します。もっとゆっくりで大丈夫ですよ。ありがとうございます。こうして一人一人の善意で大会が成り立っているのだなあと改めて教えていただきました。

フィニッシュ会場のふるさと交流センター四万十川・川遊び公園では四万十川の美しさに見とれるだけでなく、川の水で脚を冷やすこともでき、何もかもがありがた過ぎます。

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是非この場に立って、全身で四万十川を感じていただきたいです

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穏やかな春の訪れを言祝ぐ、優しい自然の姿です

走った後は食事が楽しみです。屋台も沢山で、とーっても楽しいです。土佐牛串焼きうどん豚まんビール米粉チーズケーキまで。観光の手は緩めずに攻めていきます。

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どれもこれもひどくうまいのです

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テントも沢山で、会場はにぎやかです

最後は、前夜祭で仲良くなった方の制限時間直前のゴールに喜びました。自分のためだけの時間ではなく、誰かの成功を心から喜べるという経験も貴重なものです。

スタート地点まではバスで送っていただけます。今朝宿を出発したなあ、ああここは大体何キロ地点か、桜の写真を撮れたらよかったなあ等とコースを振り返れるバスは感慨深いです。心地よい疲れにうとうとしながら、幸せに包まれてスタートに戻って来ました。

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電車まで時間があるので、少し散策して思い出に浸ります

温かな思い出を胸に窪川駅を後にします。帰りの車窓を流れた夕暮れに身を染める海がまたよかったです。高知をゆっくり回れたらいいなあと考えていました。

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旅はまだまだ続きます

高知駅から宿まで歩き、洗濯を済ませてから夕食へと出かけます。少し遅くなったため閉まっているお店も多く、どこに行けばいいのかもわからなかったのですが、いつしかひろめ市場に辿り着いていました。鰹のたたき丼日本酒を付けます。たれの容器が当たり前のように丼の中に投げ入れられている力強さが信頼できますね。走った後だけにまた喜びもうまさも一入です。

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夜遅めでも開けていていただき感謝です
高知といえばアイスクリーンなのでしょう。至る所で見かけましたので買ってみました。甘いながらもあっさりとした口当たりで、おいしくいただきました。餅もいっておかなくてはですね。

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本当、おいしいものだらけですな
楽しい一日に、全然帰りたくないなと思いつつ、眠りに就きます。 

翌日(桂浜~高知城

当時はまだフルを走るとダメージも大きく、リカバリーどころではなかったのですが、観光だけはしたいので朝からどうにかジョグを試みます。

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分かりにくいですがアニメイトがありますね

高知城の方にもやって来ました。入場は九時からなので後ほどまた来ることとします。階段が結構長かったと記憶しています。

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桜も見られて気持ちのいい朝でした

7時まで寝てしまったせいで朝風呂がタイトではありましたが、コインロッカーを経てどうにかバスに間に合いました。9時26分には移動しています。旅先でもいつも際どいのはもうちょっと何とかしなくてはなりませんね。

桂浜にやって参りました。「台風中継とかもいつもここだから行っとかんと」と愛媛の方に教えていただいたので来ました。まずはとさいぬパークの洗礼を受けます。

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結構な存在感でした

階段を上り、坂本龍馬の前に立ちます。当時の自分と同じ33歳にして命を落としている坂本龍馬、激動の時代の中にあって日本の行く末を見据えた先見性と行動力には多くの人が感銘を受けています。自分もここに来てまた少し、背筋が伸びる思いでした。

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太平洋が望める丘の上に立てられています

風と波の音が気持ちいいです。 春の太平洋らしく、穏やかながらも力強さを感じさせてくれます。

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ここがあの桂浜なんですね。思えば遠くへ来たものです

海の水が文字通り透き通っていて、見る者の目と心を癒してくれます。松の緑も生き生きとしており、正に「景勝地」という言葉がぴったりです。「月の名所は桂浜」と唄われる場所ですから、夜に訪れても素晴らしい姿が見られそうです。

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上から見てもきれいです

何やらびっしりと張り付いています。

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貝、だったかなあ…。

時間はありませんでしたが、ここまで来たからには桂浜水族館にも入ることにしました。タイムスケジュール(イラストがかわいいですね)を見た時は厳しいかと思いましたが、見学させていただき本当によかったです。

アクアマリンふくしまかごしま水族館のように規模は大きくないのですが、展示は充実していましたし、動物たちを近くでじっくり観察できるという水族館の魅力はしっかり詰まっています。桂浜を旅行する際にはまた是非行きたい場所です。こういう地方のシンボル的存在の観光施設は応援したいですし、記憶にもしっかり留めておきたいですね。

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何と創立85年もの歴史を持つのです

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カメ危険、と言いながらも餌やり体験もできます

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スッポンもどきって、もっと他にいい名前がなかったのかな……。

階段を上ったフロアには、標本も展示されており、動いていなくても迫力がありますね。

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長いものは2.4mですか(二枚目)

フンボルトペンギンツツジさんとレンゲさんがおられました。動きがかわいいですよ。ペンギンは子供の頃から好きな動物の一つです。

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ひょこひょこ動くのが愛らしいですね
アシカショーも見られました。小さな水族館ではありますが、85年間には沢山の家族が訪れたのだなあとその笑顔や楽しそうな声を思い浮かべます。

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アシカさんもお利巧です。沢山の家族を笑顔にしてきました

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熟睡中。気持ちよさそうです

ダッシュでバスに乗り込み、市内に戻って来ました。この旅を締め括るべく、高知城へと向かいます。お城なので焼失はつきものですが、1749年に再建されて以来、その姿を今にまで伝えている貴重な存在です。国の重要文化財にも指定されています。

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板垣退助像もあったりします

天守高欄を一周できるお城は珍しく、開放感が違います。一枚目の向きは北東です。

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ぐるりと回れる設計は当時としては珍しいものです

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素晴らしきかな高知城

ラスト、お昼を食べる時間があるなと思ったところで向かうはやっぱりひろめ市場です。この三日で三回目で、どれだけ気に入ったのだという感じですね。ひろめ市場はお店の種類・数共に多く、平日の昼間からお酒を飲んでのんびりと過ごしている方もおられる一大エンターテインメントスポットなのです。人が多くて館内の写真を撮るのは憚られましたが、次に行った際にはその魅力をよりよく伝えられるようにしたいですね。

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この鰹めし定食がまたうまかったです

最後は芋けんぴを買って14時頃にはバスに乗り込みます。高知の芋けんぴはやたらとおいしく、誰もがべた褒めの名物なのです。

この三日間、「走ル旅」を目一杯楽しめました。高知はすごくいい所だったという思いと共に日常へ戻ります。

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明石海峡を越えていきます

 最後に

いかがでしたでしょうか。こうして振り返ってみて、四万十川桜マラソンで教わった「走ル旅」という合言葉、その魂はしっかり自分の胸の奥に根付いていたのだなと改めて実感します。この大会に出て沢山の素敵な思い出ができたことが、今の自分を形作ってくれた部分が大きいです。

当時の自分は、「大人になったらどういうわけか狭い世界で酒を飲んでくだを巻き威張って自分を肯定するくらいしかやることがなくなる人が多いように思うけど、金と時間と感情はもっと楽しいことに使うといいかなと。戻らずに積み重なる時間の只中で、遊べる時に存分に遊ぶことは、かなり大事かもしれない。」と書いていました。そこから走ってきた沢山の大会、過ごしてきた時間は間違っていなかったと思います。

2020年は開催中止となってしまいましたが、自分にとって大切な大会ですので、また走らせていただきたいと思っていました。2023年はようやくチャンスが巡って来ました。今回もよろしくお願いします!

大会を支えて下さった皆様、ここまで読んで下さった皆様に感謝です。本当にありがとうございます。