ちょっと長すぎる旅ランブログ

百聞は一走に如かず。きっと貴方が好きな大会が見つかります。

金沢マラソン2023(2023/10/29) “ただいま”と“おかえり”の金沢!一人よりも二人で、二人よりも皆で!

生まれた金沢に今年も帰ってきました。ただいま。金沢マラソンも、沿道応援復活ということで、本来の姿を取り戻してくれました。2015年に初参加して心を鷲掴みにされたあの応援が帰って来てくれたことに、“おかえりなさい”と序盤から目頭が熱くなる思いでした。加賀友禅大使の皆様、太鼓、消防団の纏、ダンス、少年野球のハイタッチと、もう本当に途切れることのない応援が続いていて、驚きながらも笑顔を絶やさず、最後まで走れてしまいます。

www.kanazawa-marathon.jp

コロナの流行時期との巡りあわせもありますが、2021年、2022年と困難な中でも大会を続けてきて下さった金沢の皆様の情熱と気骨は全国でも特別なものだと思います。コロナが落ち着いた今振り返ると、尚更強い輝きを放っています。前日もパン屋さんやお菓子屋さんで応援していただけたり、当日の終了後もあちこちで労いの御言葉をいただいたり、ご近所さんと話していても“最後の人が通るまでずっと応援してたわ!”と仰って下さったりと、もう本当金沢の皆様の心意気と言いますか優しさは格別だとまたしても実感しました。見てくださいこの応援の多さを!

実家がこちらにあり、沢山の思い出もある土地ですので、金沢を走れることに特別の感慨があります。この街に辛い顔や憤りは似合わないので、タイムにこだわらずに、食べまっしステーションを完全攻略しつつ、最後まで気持ちよく上げて笑顔でフィニッシュすることができれば最高です。今回は初登場の金沢ソウルフード芝寿し笹寿しもふるまわれ、定番となった百万石和菓子スポット金沢カレー達とも強力なタッグを形成しているので、一つも逃すわけにはいきません。結果として、この目標はしっかり達成することができました。

(3時間3分台、159bpm, 196spm, ストライド1.19m, 上下動比4.9%, 上下動6.2cm, 左右接地時間バランス48.6:51.4, 接地時間233ms)

もう7回目の出場となりますが、今回は会社の後輩のフルマラソン初完走サポートという新たな挑戦がありました。直前に怪我をしかけたりでかなりやきもきしましたが、最後7km程歩道を並走し、フィニッシュシーンもスタジアムから見届けられて感慨深かったです。全身ボロボロになりながらもよく頑張ってくれて、とても喜んでくれたので、今年の金沢マラソンで私の願ったことは全て叶いました。

一人よりも二人が楽しいと知りましたし、それも金沢の皆様の応援があってこそ何倍にも大きなものになりました。そういう意味で、皆で喜びを分かち合えることをも知ることができた大会でした。レースからしばらく経っても、彼女が“金沢のことがもっと好きになった!来年も走りたい!”と言ってくれていることは何よりも嬉しいことです。

金沢マラソンあらゆる楽しみ方ができる万人向けの素晴らしい大会だと(第一回からずっと)思っています。コースは特に後半が走り易いので、真面目に走ればタイムも割と狙えると思いますし、制限時間も第2ウェーブからでも6時間45分あり初完走を目指す方にもおすすめです。何より応援も公設私設のエイドも運営も素晴らしいので、是非一度この喜びを多くの方に体感していただきたいと願っています。あと、半地元民の私が言うのもなんですが、単純に金沢に来てみたいと思っている方も多いと信じています(ある程度交流のある方が遠方からお越しということであれば、何らかご馳走なりご案内なりさせていただきます。多分。追記金沢検定初級合格したので、より充実したご案内が可能となりました)。

金沢の皆様、素晴らしい大会をずっと続けていただきありがとうございます!来年も、その先も勿論走らせていただきたいと思っています。今年も応援ありがとうございました!

2022年は今年より1分程速かったくらいで、レース展開はほとんど同じでした。前半が1時間33分台、後半が1時間28分台でした。

savarun.hatenablog.com

2019年もほぼ同じくらいのタイムでしたね。8番らーめんを食べていることを思うと、当時の方が力を振り絞ったのかもしれません。

savarun.hatenablog.com

翌週開催の富山マラソンもまた雄大な景色と応援が圧巻の素敵な大会ですので、是非金沢との連戦をお勧めしたいところです。

savarun.hatenablog.com

三月の能登和倉万葉の里マラソンも当然エントリー済みです。今から牡蠣が食べたくて仕方がありません。

savarun.hatenablog.com

石川三大会の一角加賀温泉郷マラソンは今年で終了となってしまいましたが、温泉地を巡る魅力的な大会で、自分の中ではかなりのお気に入りでした。大会開催ありがとうございました。

savarun.hatenablog.com

続きのページにはコースの写真たっぷり(割と終盤まであります)で、景色も応援も食べまっしステーションも様子がわかると思います。軽くでもご覧いただき、少しでもレースを思い出したりされるきっかけになったり、喜びが伝わってほしいと思います。あと地元観光のあれこれも書いていますので、そっちも参考になるかと思います。

コメントでもスターでも↓のバナークリックでも、何でもいいからリアクションをいただけるととても嬉しいです。特に何もなくても書き続けますが、金沢の魅力が少しでも伝わったと分かるとモチベーションが急上昇します。次回予告は、”ふくを求めて下関!”です。

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【追記】下関海響マラソンでも完食してきました。これまた素晴らしい大会です。

savarun.hatenablog.com

前日(受付とうまいもの巡り)

金沢駅に至るまで

前日は走らず時間に余裕がありますので、とりあえず当日の持ち物の整理とシューズの紐を通すといった準備を執り行い、ヨーグルト、ゆで卵、プロテインバー、牛乳を食べて力を蓄えます。

午前はめっちゃ雨が降っていましたが構わずお気に入りのベーカリーを目指すこととします。ふらっとバス(※地元民向けの巡回コミュニティバス。100円。)菊川ルートで石引広見まで移動し、強豪ひしめく金沢ベーカリーの中でもお気に入りのピストリーナエイスキーさんへお邪魔します。こちらでクロワッサン、フリュイ、うずしお餡、クリームドーナツを購入します。クロワッサンは表面をかなり香ばしく焼いていてとても好みです。フリュイもおいし過ぎて翌日まで残せませんでした。うずしおは塩ともっちり生地がたまらないので特におすすめです。生地がほぼないくらい(ほぼクリームの)クリームパンも一押しですが、今日はクリームドーナツで、こちらも流石のおいしさです。ジロンボさん(※金沢で長年営業されていた老舗洋菓子店)の味を引き継いでいるクリームが絶品なのです。“雨が降ったらマラソンも大変ですね”とご心配いただきましたが、“10℃くらいなら平気です”という常識を欠いた私の回答にも笑顔で応じて下さり懐の深さを感じます。

ここは天国なのでは。

全国の皆様に知っていただきたい味わいです。

続いてお隣の別所文玉堂さんへ。創業明治10年、知る人ぞ知る地元のお店で、私のブログでも何度も推しています。何かのお祝いにも喜ばれる烏骨鶏かすていらも勿論よいのですが、普段はやはり手軽に食べられる別所秘伝かすていらがよいですね。王道のカステラに抹茶、小豆かすていらもあり、どれもほどよい甘さで元気になります。ブランデーかすていらはかなり思い切ったレベルでアルコールが利いていてこれまたうまい上に、貴腐、抹茶栗、チーズ、そしてチョコと種類も豊富、冷やすとまた絶品のデザートと化します。こちらでもマラソンの応援をしていただき、あれこれとお話を伺います。

小豆かすていらはたしか2023年からの新商品です。

石引から金沢駅までは10分に1本くらいのペースでバスが来るので便利です(香林坊経由は若干少ないですが)。駅に着いて軽くもてなしメッセを予習します。体組成測定のように時間がかかるものをこなしたり(64.6kg, 8.0%, 1653kcal。まあ普通)、生演奏を聴いたりします。やけにB'zっぽい歌い方と声だなあと思っていると、裸足の女神を演奏しておられ、懐かしみが胸に宿ります。

どれだけ泣けば朝が包んでくれる

お昼は大阪から遥々やって来てくれた後輩と駅西口の輝らりさんでお寿司をいただきました。回転ずしのレーンはありますが、注文してから握って下さるので、回っていないお寿司屋さんと言ってもよいでしょう。E-Parkで順番待ちの手続きを行えるので待ち時間も少なくてスムーズです。金沢のお寿司屋さんはどこに入ってもおいしいのですが、こちらもぶりにヒラメにネギトロにといずれも舌もお腹も喜びに満ちる素晴らしさでした。普段食べないお寿司にあまりにテンションが上がったのか、写真もほぼ残っていません。

写真を撮っている場合ではありませんでした。

金沢駅で前日受付

続いて金沢マラソンの前日受付へ。もてなしドームエスカレーターを降りる際に見える大きな垂れ幕には、来る度に感謝します。受け付けはワクチン接種証明の関所がないこともあり、ものすごくスムーズで、活気があふれています。最初に来た時からいつも、この“盛り上げてやるぞ!”という空気に知らず知らずこちらの瞳も輝きます。この規模の大会で、駅直結のスペースで全てが完結するのはとてつもなく恵まれた環境だと思います。大抵は他にやることもない箱に行って帰るだけ、時間と体力を失ってもう寝るしかないコース一直線ですから。

ゲートから気品あふれ過ぎです。是非ここで記念の一枚を。

完走メダルにタオル、トロフィーやブーケの展示(上位入賞者でもない限り、ここで見ないと一生見ることはない)に感心するのもいつもの流れです。毎回毎回大きく異なるデザインで、芸術、工芸の文化が根付いている金沢ならではだと溜息が漏れます。

何と懐の深い街なのかと毎回思います。

Tシャツを笑顔で受け取り、能登和倉万葉の里マラソンやふくい桜マラソンのスタッフさんに“エントリー済みです!”と返すのもいつもと同じです。今年はまつやとり野菜みそブースがあったので、後輩が喜んで買っていました。私の地道な布教が実を結んだというものです。これまでも度々、金沢マラソンのお土産として職場で配ることでファンの拡大に努めてきましたので。

銭湯や文化施設のサービスまであって嬉しい限りです。

後輩は兼六園のライトアップに行くなどと観光する気満々だったので、ここでアミノ酸経口補水液、ゼッケンホルダーやジップロックなどの小物を渡してインストラクションも済ませておきました(我ながらまめだ)。サプリやタイツ、テーピングやソックスなどは事前に説明してありますので、後は本人次第です。観光ではしゃぎ過ぎないことを祈るしかありません。

宿は片町エリアとのことで、土日祝運行のまちバスを使いました。全国交通系ICカードが使えて100円と便利ですが、混雑して降りにくいので、少し待ってでも前の方の席に座りたいところです。なお、香林坊・片町に行くだけなら、観光客が殺到しがちな手前の乗り場ではなく、奥の方の乗り場から地元民向けの北鉄バス(210円)に乗った方がおそらく混雑度合いはましだろうと思います。

片町では金沢マラソンハイボールスタンドが開催されており、ランナーにはハイボール一杯無料券が付与されますので、今年は行ってみることにしました。お酒を飲まない人はソフトドリンクもあります(熟慮した末に水にしました)ので、名前に怯む必要はありません。こちらで何を食べたかったかというと、赤玉本店さん金澤おでんです。いつも夕方通ると片町の店舗に行列ができており、“あそこに並んでまで独りで食べる機会もあるまい”と見送ってきたのですが、屋台なら回転が速いので狙い目と踏みました。初めて食べる(私は似非地元民です)金澤おでんは、想像以上においしく、車麩、赤巻、肉いなり、肉団子、たまごと出汁がまた絶妙の組み合わせでした。車麩は見た目にもインパクトがあり、他所の地域の方には珍しいかもしれません。

並ばずしてありつけるとは何たる僥倖。

コース動画で予習もできました。何かと行き届いています。

せせらぎ通りは、パンブラザーズアベさんのかわいいキャラパン(※高度な技術は必見。割と遅い時間まで営業していて重宝します)、サン二コラさん(※有名な野々市の洋菓子店で、食べまっしステーションにもご登場)、松の湯さん(※一度閉業するも若いご主人の力により復活。ボディソープなど完備かつ水風呂が広くてランナー的に嬉しい。サウナ別料金)などが密集していますし、香林坊エリアで行きやすいので、少ない日数での観光には外せません。ステップスポーツさんもあるので、ジェルはおろかシューズやウェアを全て忘れてしまっても(そんな奴おるんか?)大丈夫です。まあ融雪装置がないので、降雪時にはえらいことになりはしますが。

数量限定ですが買えることもあります。切る時に一盛り上がり。

せせらぎ通りの端には金沢屈指の人気ベーカリー、ひらみぱんさんがあります。こちらは、大正時代の鉄工所跡を利用した外観も、お洒落な内装も素敵ですし、パンがまたとにかくおいしいので、女性客にも大人気です。真冬でも朝から行列ができていることが多いのですが、皆さんモーニングをめがけてのことだと思います。こちらでクロックムッシュ(チーズもベーコンもうまく、ボリュームも満点)とカヌレカヌレとはこんなにうまいのかとしばし呆然)、翌朝用の塩パンを買えてほくほくです。

ここにも天国が。

今回は沢山食べられて幸せです。

ぐるっと回って坂を上ると尾山神社です。こちらは意外と最近(確か150年前くらい前)に作られたはずですが、神門(国重要文化財)のギヤマンは特徴的ですので是非見ておきましょう。鼠多門が復元されたことで金沢城公園にも直結し、奥に進んで回遊すればこの辺り一帯の名所を回れます。周囲にはおいしそうなお店が多く、見ただけでおいしいと分かるCOYAさんのパンも是非いただきたいところです。

1873年に金谷御殿の跡地に創建されたとのことです。

香林坊四高記念文化交流館しいのき迎賓館を確認し、明日のスタートへのイメージを作っておきます。右手には21世紀美術館、前方には兼六園という観光客を吸い寄せる観光スポットが待ち構えていますが、流石に前日は早く寝たいので欲張らずに帰路につきます。観光もオムレツの具のようなもので、詰め込み過ぎると崩れてしまうので、ほどほどにしておかなくてはなりません。まあ“食べたら一緒”理論で解決できるオムレツとは違って、疲労は救済策なしですが。

ラソンなんて走っている場合ではありません。

アルビスで買った豚バラと白菜、ニンジンなどを酒蒸しにして、シンプルにいただきます。普段はナッツをよく食べるのですが、食物繊維のことを考えて金土はやめています。ナンバーカードもウェアに付け、銭湯で軽く温まりアミノ酸も摂取した上で、22:20頃に消灯です。

犀川はどんな姿も美しいです。

ビタミンB1といえば豚肉でしょう。

レース当日

レース前(全てがスムーズ)

ギリギリまで寝るのが好きなので6:15まで起きずにいました。準備は全部整えてあるので間に合います。朝は前日買った塩パン、ゆで卵、チーズ少々とプロテインバー一本、牛乳です。別所秘伝のかすていらは道中で食べて元気を出しました。これくらい食べておけば特に空腹感はないですし、トイレトラブルはどちらかというと前日までの食事にかかっていると思います。

塩パンは少し温めて一層おいしく。

ジェルフラスコの調合やテーピング、ワセリン、日焼け止めも済ませてスムーズに出発です。夜中に強く降った雨も上がっており天気予報も回復傾向にあるとのことでしたが、ここは“弁当忘れても傘忘れるな”でおなじみの北陸ですので、折り畳み傘も入れておきます。トイレも済ませて7:25には出発です(遅っ)。

おはようございます、犀川

光り輝く秘伝のかすていら。

朝の犀川を眺め、色々なことを思い出したりしますが、7:50前には会場に着き、ささっとシューズを履き替えて8時の手荷物預かり締め切りにも余裕で間に合います。周囲からは「サブエガ」という景気のいい言葉も度々聞こえてきて恐れおののく半面、自分は成り行き任せですので気楽なものです。

荷物預かりも壮観です。本当スムーズ。

ヴェイパーさんもよろしくお願いします。

第2ウェーブに向かう後輩とも少し話せたので、ゴミ袋ポンチョを渡し(第2ウェーブは待ち時間が長く冷えるため。やはり我ながらまめだ)、どうしても無理なら完走しなくてもよい旨伝えてスタートブロックに入ります。Dブロックの真ん中くらいでしょうか。

今年は右の方にしてみました。

もう何のプレッシャーもないので全然緊張しません。シューズが足の甲にしっかりフィットしていることを確認し、周囲に迷惑をかけない程度に軽く動的ストレッチをしたくらいでのんびりと待ちます。今年は開始式も簡素化が進んでおり、纏による出発式もなかったのではと思います。

(少しだけ真面目な話)--------------------------------------

  • 装備

迷うことなく勝負ヴェイパー(27.5cm)一択です。北海道マラソンではこちらの不手際で古い爪が剥がれてしまいましたが、その信頼が揺らぐことなどありません。まだフル3本で反発も強く、少しでも楽に速く走るにはこれ以上の選択肢はありません。

ウェアも勝負レースのものです。ナイキ白、ミズノマルチポケットパンツ、ユニクロエアリズム、ザムストソックス、ニューハレかかと二重です。

持ち物はジェルフラスコ二つ。経口補水液一袋を二つに分け、アミノ酸を一本ずついれて水で溶かしてから、今回は一方にマグオンのグレープフルーツ、もう一本にコーダのプラム(カフェイン多め)を入れました。味はおかしくはなかったですし、割と元気に走れたので、今後もこれを基本にしてもいけそうです。

いっぱい持っても余るので。
  • 練習

長井マラソンは雨で涼しかったこともありますが、相当余裕を持って終わり、終了後数日間脚がむくんで体重増加ということもなく、割とすとんと65kg台に落ちました。特に異常もなく木曜には普通にジョグができましたので、その流れで以下のメニューでつなげました。夏に比べてピッチが出るようになり、心拍数も下がっています。別大二週間前に瀬戸内海タートルフルマラソンを走った際もほぼ同じようにコンディションが上がっていたので、上手くやれば好記録も狙える手ごたえがありました。

月:蔵王温泉観光ジョグ、火:オフ、水:スロージョグ、木:朝有酸素ジョグ61分(12.4km,142bpm,197spm, ハイパースピード2)、夜トレッドミル45分(7.5km)、金:オフ、土:早朝スロージョグ5km、午前有酸素ジョグ88分(18km, 140bpm,194spm, ターサーRP3)日:閾値走5km(19分10秒, ヴェイパー白)
月:朝有酸素ジョグ55分(10.9km, 135bpm, 196spm)、夜トレッドミル60分(10km)、火スロージョグ、水:有酸素ジョグ62分(12.4km, 136bpm, 198spm, ハイパースピード2)、木:アップテンポ1km(3分24秒, ズームフライ4)、金:スロージョグ、土:オフ

でもこんなタイムが出るわけがありません。

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レース

序盤~前半

序盤(帰ってきた沿道応援)

スタートまで46秒かかり昨年より遅いなと思いましたが、まあそんなこともあります。スタートラインを通過する時点でも歩いていましたが、例年よりスタートブロック付近での撮影を自粛する放送が多かった気がしますので一応自重しました。我らがほくりくアイドル部松井祐香里さんのご尊顔を拝めたので十分です。

とりあえず兼六園めがけてスタートして左折、ここで早くも応援が多くて心を奪われます。加賀友禅大使の皆様も、石川橋の大観衆も、坂の下の完走祈願のござ?太鼓も“あの日の金沢マラソンが帰ってきた!”という思いで受け止め、目頭が少し熱くなりました。

怒涛の応援に胸が震えます。

後でまた帰ってくる兼六園下を走り、1kmの入りは手元4分40秒台。早くも“まあええか”という諦めの境地です。近江町の方へ向かって皆で勢いよく走っていきます、武蔵の交差点をこんな風に走れるなんてとんでもないことです。

エムザを「丸越」と言ってしまう貴方は生粋の金沢人です。

そしてエムザの前を右に進み、ここでトップランナーを一瞬だけ拝むことができます。早くも金沢駅の鼓門が見えてきて、“金沢百万石まつりの出発式もここからだ。あの時も沿道に沢山の方がおられたな”と思うと盛り上がります。ターンしようと思ったら着物姿の小粋なきもの倶楽部の皆様がおられたので、ポケットに戻したスマホをまた取り出して何とか撮影に成功しました。序盤は結構忙しいです。

彩豊かな着物と傘に引き付けられます。

武蔵まで戻ってくると左手に近江町市場が見えます。金沢の人なら「おみちょ」と発音します。一大観光スポットになっていますが、元々というか今でも変わらず地元の方が本当によいものを求めて集う場所でもあります。前を向けばここから南町、尾山神社へと進む道にも沢山の応援、もう圧倒されっぱなしです。

とにかく応援が多くて多くて。

あっという間に香林坊、金沢の中心地です。香林坊大和の地下はお店も多くて楽しいですし、実は海や山を見渡せる屋上も穴場スポットなのです。左手にはスタート地点があり、目の前には「走れ!」の彫刻があります。こういうアートが突然出現するのも金沢のよいところでして。

もうぐるっと回って戻ってきました。

続いて古くからの歓楽街、片町へ。ホテルも多く何かと便利なので観光に来られるなら駅前よりこちらをお勧めしたいところです。片町きらら前では今年も吹奏楽で応援していただけました。毎回ありがとうございます。そして帰ってきた少年野球チームのハイタッチがあちこちで続きます。“そう、最初に走った時からこの声にも驚いたな”と思い出していました。

ジャーマンベーカリーや片町きららは地元ならではです。

子供たちの元気な声は本当に力になります。

5kmはグロス23分50秒。そこまで遅く走っているつもりではないのですが、今日の調子はこんなものなのかもしれません。真面目に考えると、序盤は特に写真を撮るために周囲との距離や足元にものすごく集中しなくてはならない上に、安全最優先で蛇行したりもするのでその辺が影響していることは確かだと思います。しかしタイムなんて気にしている場合ではありませんので、これでよいのです。

犀川大橋が近づいてきました。

犀川大橋を渡るのも贅沢な時間です。川の曲がり具合的に、実はここからよりもう一本下の新橋から山々を背負った犀川大橋を見る方が気持ちがよかったりします。

蛤坂の少し先から上流を眺めるのもよいでしょう。

毎年お世話になっている谷商店さんを右に見つつ軽く上って、広小路を左折してから序盤唯一の大きな坂になります。とはいえそこまで長くないので、“右に行けば忍者寺だ。おっと左には谷口良郎・吉生記念建築館があるではないか。つば甚さんでお食事できる身分になりたい”とか思っているうちにエイドが両サイドに出現してほっと一息です。テーブルはとても長いので、最初の台に殺到するより後ろの方を狙うと後々楽です。ただし言った先から何ですが、最後のゴミ箱が案外近くて捨てそこなったため、腰のポケットにねじ込んで進む展開になりました。こういうときにも360°マルチポケットは便利です。

少々上っていますが楽しいエリアです。

泉が丘通はフラット、気持ち的には少し下っているくらいの気もします。ここはかぶら寿司四十萬谷さんジェラートもうまし)、ブルーベリータルトが大人気の洋菓子カブトさん(オレンジの外観なのに一瞬で過ぎるので見つけにくい)、朝7時から行列でおなじみの大人気パン屋ファンファーレさんと続き、何も知らずに走るにはあまりにも惜しいエリアです。円光寺まで来ればドイツパンとお菓子のブレーメンさんもあります。少し外れれば和菓子のうら田さんもありますし、回転寿司の左衛門さんパティスリーホソヤさんパン屋たねさんといった並みいる有名店がひしめいており、ここに住めば凡そのことが満たされます。

寺町台に入ると一休みです。

やたら詳しい地元情報満載です。

泉丘高前の応援団も元気いっぱいでした。

新しいお店もできるのが嬉しいところです。

7kmで確かネットで32分くらいだったと思います。まあ毎年こんなもんです。

前半(長坂を上って二つのトンネルへ)

8.6kmの給水で紙コップをしっかり捨てます。ここは左手に絹ごしシュークリームでおなじみのふらんどーるさんがありますね。消防署の屋根の上からもで応援していただき、“何もそこまでしていただかなくとも”と思いつつ、ずっと笑顔で声援に応えながら走ります。9kmで窪の折り返し、ここを直進するとうっかり鶴来まで行けてしまいますが、今日は山側環状を野田の方へ上っていきます。

どう考えても応援が多すぎます。やり過ぎでは。

ここの8番餃子の無人販売所は割と前にできたような気がします。

ここからは緩やかに上っていく時間が続きます。一応大きくは二段階で、最初の看板によるとまず600m上ることになるので、おそらく大乗寺丘陵公園前辺りまでを指しているのだと思います。大乗寺丘陵公園は桜もツツジアジサイも楽しめますし、見晴らしの丘からは日本海の方まで一望できる大好きな場所です。しかし最近熊が出没するという恐ろしいニュースが……。そして野田山の坂は富士登山競走の練習には持って来いの斜度なので、早朝車の少ない時間にここに通い詰めることになるのです。

天気も良く、心地よい風も吹いています。

話が逸れました。長坂はその名の通り長く感じるのですが、ローソン辺りではフラットになっていますし、地下遊歩道の先まで行けば大体終わります。途中の温度計も16℃と程よい数字だったと思います。夏に30℃を見ながら走ったことを思えば何と涼しいことでしょう。ここは無理せず淡々と進めば成功です。10kmの通過はグロス45分58秒ですので、前半はなかったことにします。“後半のどっかで何とかなったらまあええか”の世界です。

一旦フラットになります。

コース最高点に向かって坂を上ってきたということもあって、野田の消防団がまた毎回頼もしく思えます。直後に太鼓も待っていますので、その響きに心臓もまた力を増すのです。ありがたいことです。最高点は67mくらいですので、多分窪からは30mくらいしか上っていないのだろうと思います。長坂用水は歩道に乗らないと見えにくいと思いますが、風情があり、ジョグの際にも癒されます。

ここは毎回大いに力をいただける場所です。

大きな上りは前半で終了。後は恐れる必要なしです。

最高点で一息ついたところでいよいよ最初の食べまっしステーションです。ここでは真面目なランナーをやり過ごしてからまず水を取って飲み、捕獲したおやつを入れるための紙コップを確保します。続いて差し出してくれている五郎島金時ポッキーを掴んだのですが、な、長い!一体どうすれば写真に収まるのかが分かりません。とりあえず何枚か撮ってフレームに収まっていることを信じて袋を開け、しっかりした五郎島金時の味に目を細めます。野田のトンネルを走りながら、“何故こんなに大きなものをエイドで提供するのか”を考えていたのですが、“渡し易い”と“大迫力で映える”というエイド給食の真髄に思い至りなるほどと膝を打ちます。

枠に収まりません。はみ出るはみ出る。

しっかり甘くて言うことなしです。

一瞬の隙を突いてキャッチしていた金沢砂丘すいかゼリーも、トンネルを出る頃に食べました。開け辛いなどと思ってはいけません。全てはお客様の安全とおいしさのためです。きっちり包装されていることがどれほど素晴らしいことか。ゼリー自体は滑らかに食べられて満足です。そしてありがたいことに涌波トンネルへと続く橋の上にも沢山の方がゴミ袋を持って立って下さっており、託すことができました。

どこまで行っても応援が多過ぎて驚きます。尋常ではありません。

この、大桑付近の山側環状の景色ももう何度も見ていて、練習で来れば金沢マラソンを思い浮かべる場所です。さっきまで城跡や街中にいたのにいつの間にか大きな景色に包まれていて、金沢の表情の多様さに感心する時間でもあります。今思えば、普段自動車しか通れない道を走る興奮は、金沢マラソン2015で知ったものです。

こんな贅沢が許されてよいのでしょうか。

涌波トンネルを抜け、田上の方へと下っていきます。過去の大会ではそこまで上の方を見ていませんでしたが、ここは道路が二層になっているため、結構面白く感じました。こちらには北陸の大会でよくお見掛けするピンクの怪獣さんがおられましたので、お礼を言いつつ撮影させていただきました。

本当に色々な光景が目まぐるしく変わっていきます。

14kmでネット1時間3分ぐらいだった気が。やっぱり上がりません。途中落としたごみを拾いに戻ったのもあるとは思いますが。

中盤

中盤①(二度の食べまっしステーションと歴史を感じるエリア)

  • 食べまっしステーション(石川のライスフード&シリアルスポット)

今回の目玉、芝寿しさん笹寿し紅鮭が待ち構えていますので、絶対に外せません。芝寿しと言えば日常的なお弁当からおせち料理まで、押し寿司を中心に手掛けておられ、金沢市民にとってはなくてはならない存在です。平和町のかわいい芝寿しさんが閉店されたことを寂しく思う金沢市民は無数にいるはずです(わかりますよね)。

エイドに向けて思い切り左手を振り、後続のランナーには右手で先行って下さいのアピールを重ねて環境を整え、無事に差し出して下さっているお寿司をゲットです。あれは手渡しでないと取れません。渡してくれた学生さんの反応からしておそらく受け取ったのは私が数人目くらいのレベルだと思います。皆さん真面目に走っておられますので。

これを取らずして金沢マラソン2023は語れないでしょう。

この直線も応援の多いこと。目を疑うくらいの光景です。

さて全神経を研ぎ澄ましてゲットした笹寿しですが、当然のことながら袋に包まれています。ここまではまあ普通なのですが、更に香りを添えながらお寿司を優しく包み込んだが控え、行く手を阻みます。それも二重になっています。“未だかつてここまで物理的に食べにくい給食があっただろうか”と思うなかれ、衛生面だけでなく一つ一つのお寿司のおいしさを大切に考えて、その風味を逃さないようベストな状態で提供してくださっているので、ランナーのタイムなんて気にする方がどうかしています(ものすごく褒めています)。指にすし飯がついてべたつこうとめげることなく撮影に励み、その麗しき姿を収めた上でありがたく味わいます。これぞ金沢の日常という大好きな味です。今回見送ってしまった方は是非次回大会か、駅、香林坊大和、エムザ、アピタなどでお求めください。

一番おいしい姿でお届けいただき感謝です。

この区間も紅葉がきれいですし、緩やかな下りでようやく調子も出てきて気持ちよいのですが、しばらくは笹寿しと向き合う時間で両手がふさがってしまったこともあり、あまり写真は撮れませんでした。そうこうしているうちに若松橋を渡ります。浅野川沿いも桜がきれいですので、是非とも春の早朝にジョギングしていただきたいと思います。パリカナさんも大人気のベーカリーです。

ジョグで来るにもよいエリアなのです。

浅野川沿いも金沢らしい風景です。

かぶり水スポットは前回のカップからひしゃくに戻っていましたが、あれは持っておられる皆様大変だろうなと思いました。今日の気温ではまだ必要ないと判断し、ここは普通にエイドで給水します。塩タブレットは取りにくい上に袋を破る必要がありますのでもう何年も取っていません。この辺りでは猫の着ぐるみを着た方が盛り上げておられました。暑いでしょうに素晴らしいです。この辺りでは和菓子の美福さんが見逃せませんね。兼六中学校前(電気屋さんの所)を左折し、旧街道まちなみゾーンへと向かいます。

中学校はなぜか見えにくいですが。

ここは応援の距離が本当に近くて驚くと思います。初めて走った時から変わらない、金沢らしい空気がそこにあります。観光客向けに特別に整備されたわけではなく、昔からの街に普通に生活しておられるのがまたよいのです。ワンちゃんのトリミングのお店があったりもしますので。個人的には「この先クランクです!」と30m置きくらいに何度も教えていただいたり、「マンホールあります!」と呼び掛けて下さる学生スタッフさんがとても強く記憶に残っています。後輩も驚いていて、“あんなに大声で長時間呼びかけを続ける彼らは偉大だ。金沢のこういう端々まで行き届いた心遣いはすごい”ということで意見が一致しました。

この近さで応援を受けられるのは衝撃でした。

賢坂辻を左折して進むと兼六園下に戻ってきます。結構遠くから太鼓の力強い音が響いてきますので、早くあそこまで行きたいという気持ちになります。横断ができるよう左右に誘導されているスタッフさんもおられ、いつもありがたいなあと頭が下がる思いです。太鼓の音に背中を押されて曲がり、前田利家公の甲冑を着ておられる方の応援に和み、老舗中の老舗森八の前を通って浅野川大橋の方へと進みます。

しんどい顔なんてしている場合ではありません。

浅野川大橋のすぐそばには桑名湯さんがあり、番台のおばちゃんが親しみ易いお方です。私は金沢に残る銭湯文化が好きで、かなざわおふろ旅スーパーマイスター(※スタンプラリー3周以上。10周のグランマイスターも毎年着々と増えている)の称号も持っていますので、銭湯のことも聞いていただければ。

浅野川大橋の応援もすごかったです。いや、全てがすごい。
  • 食べまっしステーション(百万石和菓子スポット)

金沢が誇る有名店が様々なお菓子をふるまって下さるこのエイドは、第1回大会からエイドの概念を超えており、最早観光スポットと言ってよいくらいではないでしょうか。場所もひがし茶屋街の向かいですし。

例年であれば何種類か並ぶのですが、最初のテーブルで幸先よく高木屋さんほうじ茶饅頭をいただき(二年連続です)、次のテーブルを見るとパレット自体がなかったので、“なるほど後ろの方で弾切れにならないよう慎重な運用にしているのだな。とにかく最初の台で取れてよかった”と胸をなでおろします。後輩が通った時は越山のどら焼きだったようですが、人間目の前にあるとあれもこれもと食べてしまいがちですので、ここは欲深い我々のためにも最初から一択に絞るのが一番だと思います。ほうじ茶饅頭はそれはそれはおいしく、また元気が湧いてきました。

程よい甘さをじっくりと楽しみました。

応援が多すぎて息つく暇もありません。

8番らーめんエイドが復活する日は来るのでしょうか。

鳴和の交差点付近が中間点です。グロス1時間34分33秒と昨年よりも1分程遅いではありませんか。まあ段々身体も動くようになってきたので、後半サブスリーペースで走れさえすればよしとしましょうか。

中盤②(海側環状お披露目)

ロールケーキが気になる果樹園さんを右手に見て、水圧が強いことで知られるももの湯さん(去年も書きました)、浅ノ川総合病院、シャトレーゼくらいまで来ると、左折の目印かつやが見えてきたと思います。もう東金沢まで来たのかとちょっと意外な感じがします。

圧倒的な水圧を是非。

ここからまた新たな展開を迎えます。

JRのアンダーパスを通り、疋田の道を行くとまた北陸自動車道の高架をくぐります。この手前くらいで一度私設エイドのお水をいただきました。公設エイドは混み具合によっては満足に補給できないこともあるので、こうして私設エイドが沢山あると本当にありがたいです。

二回あると覚悟しておくとめげません。

どこに行っても応援が多くてたまらないのですが、橋を軽く上る所で、太鼓の音がまた胸の鼓動とシンクロします。“これがちょんがり太鼓か!”と後で写真を見返して知りました。

皆様の笑顔が温かいです。

この先はイオンが見えて、というのがいつもの流れなのですが、今回は海側環状と山側環状がつながったということで、ここで右折して初めての景色の中を進みます。あまり走り慣れていない方からすると“行って帰ってくるなんていやだな”という感覚かもしれませんが、多分金沢の方としては“つながった海側環状を見せたい!”という思いがあったのだろうと推察しますので、ここはその心意気に応じて楽しませていただきました。

金沢の新しい景色を拝見します。

実際右折してから折り返すまでは3分もかからないくらいだと思います。折り返してから少し行くと、橋の上から田園風景を望むことができますし、天気がよくて白山が見えると更に気持ちよいことでしょう。前のコースでも木越辺りはだれてくるエリアでしたし、終盤の折り返しが無くなるのはかなりありがたいので、全体としてはよい変更点だったと思います。

最初の折り返しは割とすぐです。

この眺めは気持ちよく、ペースも上がっていきました。

まあ一度下りて(確か斜度6%)すぐに上るのかという嘆きも聞こえてきそうですが、二度目の折り返し地点でも盛大な応援があるため、とても気持ちよく走れました。この7kmは29分50秒くらいで、ようやく調子が出てきました。あと一時間程で終わると思うと、フルマラソンは案外短いという気がしました。

上りでも応援に背中を押していただけます。

後半~終盤

後半(金沢カレーは逃せない)

昨年までのコースに戻り、小さな上りを経た先には4つ目の食べまっしステーションが登場します。毎回書きますが、ここだけ右手で取ることになります。逆に言うとそれ以外は左手での操作になりますので、常日頃から箸やPCの操作では左手を鍛えておくとよいでしょう。この日のためだけに左手を鍛える人はあまりいないと思いますが、まあ何となく脳にはよい気もしますので是非。

上り下りで周囲との距離を調整するとよいでしょう。

五郎島金時芋ようかんは小さいので、一粒を狙いにいくと弾いて落とすリスクが高いと瞬時に判断します。なので、思い切り(握力50kgくらいで)いくつか掴み(それは流石につぶれますが)、一つを残して次のパレットに戻す方法に出てミスなくゲットできました。曲がり角で太鼓の応援があるのももうわかっていますので、そのつもりで走って来て写真も撮ります。芋ようかんはしっかりした甘さとコンパクトなサイズがマラソン中にはうってつけでした。

ここの応援もにぎやかですごいので必見です。

身体に異変が出やすいのはこの辺りで、通る度にマラソンの難しさを痛感するなと思いながら30kmの表示を過ぎます。橋を上って浅野川を渡る時にはまた少年野球チームの元気な声が迎えてくれて、何とか前に進もうと奮い立った方も多いのではないでしょうか。

甘いもん食べて元気出しまっし。

正念場では応援の声を力に変えて。

左折して浅野川沿いを南進していくのですが、北陸自動車道の下を潜る地点で31kmで、昨年までより1km得している気分です。海側環状を行ったり来たりしたご利益が今ここに。

左折するといよいよカレーの香りが、というのは無理がありますが、城北市民運動公園に近づいていく時はカレーをいかにして上手く取るかに思いを巡らす時間です。カレーの前に溜めを作るかのように左折してから折り返すのですが、ここのステージがあるとやっぱり元気が出ますね。動画では限界がありますが、そこに沢山の方がいて下さることに力をいただきます。

元気いっぱいの皆様の声と踊りがよかったです。

折り返し後にしばし進むといよいよ決戦の地が迫ります。最大級の今、カレーが待ってる夢の舞台です。何度でも言いますが、カツカレーとカツなしカレーがあるのですが、必ずカツカレーを取りましょう。その方がネタとして盛り上がるからです。そして例年カツカレーは手前ですので、確実に取るためには周囲との距離を測りつつ、早い段階で取りますアピールをしまくる必要があります。ここで一切減速せずに取るのは極めて困難なので、真後ろに人がいると危険だと思います。やや早めに減速して真面目なランナーを先行させ、余裕を持って取る方法がよいでしょう。準備を怠るとカツカレーを通り過ぎてしまい、ああと思っているうちにカツなしカレーも通過してしまうことになりかねません。

とにかくここを成功させるか否かで自分のマラソン人生が決まるくらいの山場ですので、あらゆる準備を整えた上で気合一閃、無事にカツカレーをゲットです。後は何とか撮影してうまく食べさえすればよいのですが、これがまたなかなか難しく、ああでもないこうでもないと試行錯誤しているうちにもう右折地点まで来てしまいました。

カレーのことばかり考えていたらいつの間にか距離が進んでいたという副次的効果は嬉しいのですが、とにかく食べなくては始まらないし終われないので、やや急ぎ気味に食べました。そしてむせました。それでもスパイシーなカレーでまた元気が出ましたし、やるべきことはやったという充実感があります。どうにかゴミ袋を持っていて下さるスタッフさんに託すこともできて感謝です。よくぞここにいて下さりました。ようやく最大の難所を乗り越えたことに安堵し、ついでに跨線橋も越えていよいよ駅前に戻ってきました。

落ち着いて少しずつ食べれば安全です。

ここからはまた一段と応援の方々の姿が増え、いよいよ力が漲ってきます。消防団も、太鼓もまた大いに盛り立てて下さります。走っていてもピッチに集中することができ、大体一年前と同じくらいのスピードだろうなと感じていました。金沢駅前の大観衆の前を右折して駅西50m道路へ。いよいよ見せ場が来ました。

ここを楽しみに走ってきました。

35kmはグロス2時間34分5秒だったそうですが、もうあまり時計も見ていません。大体思っているスピードが出ているはずで、疲れを感じないのですからそれでよいだろうという感じです。

己の身体を試せる、心躍る時間の始まりです。

終盤(最高な笑顔のゴールテープまで)

駅西50m道路は今年も紅葉が美しく、青空ものぞいてくれていますので、本当に爽快です。目も心も奪われんばかりの光と影、木々の彩が伸びています。この気持ちを忘れたくないと願いつつも、今感じているものを本当に感じられるのは今しかありませんので、ただひたすらリズムを刻み続けます。でも正直時々カレーの味も感じています。

今年も青空と紅葉が揃い、美しいです。

給水も確実に取りますが、水分を取ってパッと前を見るともう北陸自動車道の高架が視界に入り、“こんなに近かったっけな”とすら思いました。昨年一度だけですが金沢百万石ハーフに出ていたのがよかったのかもしれません。ここも途切れない応援で、終盤に差し掛かったランナーに力を授けて下さります。

流石にここまで近づくには一定の時間を要しますが。
  • 食べまっしステーション(石川のスイーツスポット)

高架を抜けると石川県庁が見え、ここでも吹奏楽の大応援団がランナーを鼓舞してくださります。終盤までランナーは励まされ続けますので、笑顔と感謝の走りで応えたいところです。

県庁展望台からの眺めも是非。

いよいよ最後の食べまっしステーションに向けて心を整え、取りますぜアピールを長いこと繰り返してタイミングを計ります。それにしても周りは誰もお菓子など取る様子もなくスルーしていきます。まあ真面目に走っているとお菓子など食べている場合ではありませんから、よくわかります。とりあえず最初に差し出していただいたものを受け取った先に目をやると別のお菓子が。迷っている時間もないほど刹那に左手がパパっと動き、結局三種類も掌中に収める結果に。

“少なくとも前の二人分は取っても影響がないはず”という申し開きもできなくはないと思うものの、何か悪いなあという気もしたので、最終的にはボストンさんの生サブレ五郎島金時を手元に残して人にあげました(辻口さんのYUKIZURIルビーロマンとサン二コラさんの石川県の梅のリンツァー)が、身体が自然に動く域にまで自分のいやしさが洗練されていたことと、取ること自体への興奮度に感心しました。なお、このくらいの距離になってくると減速した際に腿裏に強めの負荷がかかることもありますので、トライされる方はお気をつけ下さい。

終盤でのお菓子狙いは命がけです。

左折して県庁の横を通り、今までであれば折り返しまで走らなくてはならない所を左折で許してもらえるという展開に感謝します。給水の間隔が短くてありがたいのですが、毎回ここは弱っている人が急に止まるか減速するかのリスクが高いので、普通に取れないこともあると思っておいた方がいいと思います。何とか最後のテーブルで取れましたが、終盤戦なんてそんなもんです。衝突だけは避けなくてはなりません。

学生スタッフさんの声が響きます。

直進せずに曲がっていいなんてラッキーな気すらします。

いつもであれば終盤戦は写真を撮っている程の余裕はないのですが、今回はどうせ昨年より遅いと分かっていたので、可能な範囲で記録しておこうと考えました。まずは初参加時に脚が止まりそうになった勝負の西松屋を撮り、その先で右折したこともわかるよう、40km付近の景色も残しておきます。この5kmは20分54秒、まずまずです。

ここの元気度によって勝敗が左右されます。

40km付近はこっちに行くのですね。

最後の給水はスポドリと水にしたと思います。40kmから先は流石に9分は切っておこうと思いつつも、“しかしいつも最終盤の景色を残していないがそれでいいのか?示野雪吊橋も残したいだろ?”という自分の欲望に忠実に、一番いい場所で写真を撮っておきます。

ここまで来ればもう一息です。いい景色。

後は運動公園の外周を走り、抜ける人は抜くし、無理な人は追わないというだけです。残り500mの看板を見て左折し、運動公園の敷地内に入った時、“まだ余力もあるし、昨年のようにダッシュをかけてつりそうな感じもない。ジョグで時々来るこの場所を本番でも残しておこう”と競技場手前でもシャッターを切ります。

来る度に思いのこみ上げる場所です。

後は競技場の入り口の段差と前のランナーのコース取り(最短距離を狙うと挟まれる)を冷静に見て事故を余裕を持って防ぎつつ、直線で加速して笑顔でフィニッシュです。40km以降が8分57秒、数字的にも最低限何とかした感じです。

皆様、お疲れ様でした!

アフター

会場にて

立ち止まらずに進んで下さいというアナウンスに忠実に従い、ほぼノンストップで歩き続けて何事もなくチップを外し、お礼を言いながら、満面の笑みで完走メダルとタオルを受け取ります。競技場を出るとまつやとり野菜みそゴーゴーカレーバナナ2本(!)、アクエリアスひゃくまん穀おにぎりと次々に手渡していただき、タイミングが合えば“もう7回目です!金沢マラソンは最高です!”とお伝えしたりしながら進みます。そして即アミノプロテインアミノ酸、おにぎり、バナナを食べて回復を図ります。翌週の下関海響マラソンに向けての回復はもう始まっています。

食べきれないと見せかけて食べきれます。

ヴェイパーさん、神戸もよろしくお願いします。

速攻で食べた先からパパっと着替えて後輩の途中経過を見ると30kmまでは来ているものの、明らかにペースが落ちており、これは疲労なのか怪我なのかもわかりません。最初からそのつもりでしたので、ここから走って応援に向かいます。

とは言っても水分補給とトイレ、終了後の食べ物の確認は怠りません。キッチンカーが沢山出ていたのはよかったのですが、一号館の休憩スペースが閑散としていて、なんと奥にはゴーゴーカレーやひらみぱんさんがおられるではありませんか。今大会で唯一あちゃーと思った場面です。更衣スペースから出てきてそのままバス乗り場へ向かった方も、キッチンカーで満足した方も多く、広い展示館の奥の方まで歩こうという人の方が少数派でしょう。私はガトーショコラを買って堪能すると共に、昨日お店でいただいたもののお礼を言い、後で後輩を連れて来ようと決めてからスロージョグで移動し始めます。目指すは大体35km付近です。

そりゃ外で満足して帰ってしまいますよね。

私はここぞと食べられて幸せでした。

玉鉾のコスモス街道もいい場所ですよね。

後輩の応援

少々回り道をしてしまった感もありますが、駅西50m道路まで至り、そこから歩道をゆっくりと逆走していきます。速報によるとどうやら35kmまでは来てくれたようなので、目を凝らしながら一人ずつ確認していきます。

ようやく見つけるも、動きも表情も非常に辛そうでこれはどうしたものか、無理をさせてしまうのではと逡巡します。しかし脚を引きずっているとか、倒れこむような状態には至っておらず、全身だるくて脚が動かないにせよ、何とかなりそうにも見えます。ここまで来たのだから、何とかこの金沢で完走してその喜びに浸ってほしいという気持ちはありましたし、本人もここで京都マラソンの雪辱をと念じていたことと思います。

傍から見ても、どれくらいの状態なのか決定的なことは分からないので、本人に任せるしかないのが難しいところです。それでも、人生で4時間半以上動き続けることなど普通の人は初めてでしょうし、35kmから先の世界で脚も動かず、あとどれくらいかかるのかという不安との戦いの中で、知っている人が近くにいるということは間違いなく支えになるはずです。ですので、沿道から声をかけ、“大丈夫、歩きでも間に合うから”、”ここ曲がったらすぐ給水だからしっかり水分取って”という実践的なことを伝えながらゆっくりジョグしたり歩いたりで並走しました。

この時間でも沿道には沢山の応援の方がおられ、大声での応援や踊りで元気づけて下さります。レース中もよく届きましたが、こうしてゆっくり走っているとまたはっきりとわかります。お礼を言いながら進みました。後輩のことも、私設エイドで何度もエアーサロンパスで助けていただきありがとうございます。

二周目も元気をいただきました。

離れ過ぎないようにペースを調整したり、途中で歩道が細くなれば迂回して先回りしたりしてどうにか示野雪吊橋まで来たところで、もう完走は間違いないと確信します。ここで急に強い雨が降り出して気の毒に思いましたが、金沢らしい天気で締めるのもまた思い出になるなと考えていました。

左折して西部緑地公園に入って行く背中を見送りながら、“これで務めは果たした”とホッとします。ですが、ふと、“これはスタンドからフィニッシュを見届けられる、二度とない機会だから行くしかない”と気づき、駐車場を走りキッチンカーの脇を抜けて観覧席に駆け上がります。丁度一番前まで行ったタイミングで入ってきて、こちらが合図をする前に気づいてくれて嬉しかったです。長い道のりを走り切ったその瞬間を見届けることができ、これ以上望むものはないと強く思いました。

この日感じた思いは、これからも忘れません。ありがとう。
打ち上げ

“脚は大丈夫なのか、救護の方のお世話になっていないだろうか”と心配しましたが、給水・給食テントから歩いて出て来た姿を見た時は安心しました。泣いたりすることもなく、やり切った充実感と安堵が幾重にも重なった表情でした。柵からは少し距離があったのですが、完走おめでとうと伝えられました。今日までいくらかアドバイスしたことはあったのですが、トレッドミル中心とはいえ自ら走る習慣ができていましたので、私がいなくともこの結果は変わらなかったでしょう。おめでとう。キミノミライはこれからです。

再会後、フォトスポットの行列は長過ぎて辛いはずと判断し、競技場の前まで移動してからスタッフのおばさまに記念写真を撮っていただきました。完走の喜びを伝えると大いに労って下さり、こちらも楽しかったことをお伝えできてよかったです。自分はこうして会場で誰かと写真を撮ることはほぼ無いので、特別な記念になって嬉しいです。

秋の金沢も一段と美しく感じました。

1号館の休憩スペースに戻り、“素晴らしい大会だが、このレイアウトだけは納得できない”と(再度)思いつつ、好きなものを食べまくります。加賀れんこんサンドはホワイトソースも大変おいしく、何故今まで見逃していたのかと思うくらいです。

これを食べられなかった方はお気の毒です。

そしてひらみぱんさんでは思い切った割引もしていただけましたので、チキンサンド餡バターサンドカヌレを買い、思う存分味わいます。後輩もカヌレに加えて(翌朝のものも併せて)パンを4つも買っていました。おいしいものを沢山食べ、金沢のことも好きになってくれたと思います。

天下のひらみぱんさんの絶品パンを会場で食べられる幸せ。

保護者の務めとして会場から片町行のシャトルバスも同乗し、転倒などしないように気を遣いつつ、片町の宿まで送り届けてミッション完了です。時刻的に交通規制が解除されていたこともあり、バスは非常にスムーズでした。皆様の多大なるご協力のお陰だと最後まで身に沁みます。後輩は(特に翌日)動けるのだろうかと多少心配したのですが、21世紀美術館グリルオーツカさんハントンライス(※言わずと知れた金沢ご当地グルメの定番)まで楽しめたようで、杞憂で済んでよかったです。金沢では沢山楽しい思いをしてほしいですから。

金沢の暮らし

すっかり暗くなってしまい雨まで降っていますが、マラソンにかこつけてご近所へのご挨拶をする絶好の機会ですので、途中諸江屋さんでどら焼きや羊羹を買ってピンポン鳴らして回っていきます。“応援ありがとうございました”は勿論のこと、日常のことを話したりして、普段からお世話になっているなと改めて感じます。

今回もう一つ行っておきたかった場所、魚半さんにも行けました。地元の老舗なのですが、昔から何かのお祝いで行っていたはずで、移転前の場所にあった写真を見たのがきっかけです。加賀料理といえば治部煮ですので、もし金沢に来られる機会がありましたら、是非味わってみてほしいと思います。

一見さんでも大丈夫、気取らないお店です。

ランナー応援キャンペーンの入浴無料券で近所の銭湯に入れていただき、交替浴もできました。いつもありがとうございます。洗濯も済ませ、可能な限りの振り返りを実行してから充たされた思いで就寝します。

翌日(犀川とご挨拶と)

6時前には目覚めましたが、心拍数も普通でさしたるダメージもありません。雨も止んでいますので、朝の美しい犀川を見ようと出かけます。途中近所の神社に寄って昨日のお礼をお伝えし、心の赴くままに犀川を行ったり来たりして、この風景があったからこそ自分もこうしていられるのだと感じていました。

春の桜も楽しみにしています。

職場へのお土産は選択肢が多過ぎて迷うところですが、今回は地元民御用達の別所のかすていらの普及に努めることにして、土曜に引き続き本店を訪れ(7:30から開店でありがたし)、別所秘伝かすていらを買い込みます。小豆かすていらもおいしいのです。こちらでも金沢マラソンのお礼を言ったりでお互い楽しくなります。

うむ、映える。

石引から兼六園方面へ向かい、広坂を下ってスタート地点では昨日のことを思い出します。最近ふと思い立って超難関の金沢検定初級合格率2.3%(!)誤字ではありません。39/1,664です)の勉強をしていることもあり、一つ一つが面白いです。追記:2023年の金沢検定初級は合格率9%と易化したため、無事に合格できました。86点でしたが、間違えた問題は復習したので、いずれは中級を目指したいところです。

ふるさとのことを知る喜びがあります。

空襲で被災しなかったのが大きく、歴史的建造物が多く活用されています。

歴史を大切にする街です。こういう場所で暮らしたい。

犀川大橋谷商店さんに今年もお邪魔すると、またしても「ラソンの人は1割引き!」とおまけしていただけて恐縮です。ご夫妻と和気あいあいと話し、温かい気持ちになります。

月うさぎとふくさをおいしくいただきました。

昨日訪問できなかったご近所さんにもご挨拶に伺えて、マラソンのことを中心にあれこれ話し、“北國新聞の記事は見た?特集がすごいよ”と教えていただきました。早速コンビニで買い求め、店員さんにも沿道で応援していただいたことを知ります。こうしてあちこちでマラソンの話ができ、つながりがあるということは本当に幸せなことだと思います。また来年も走りますので、よろしくお願いいたします。

記念の一部になりました。

現実に戻るべく、豚バラと茄子、人参、ほうれん草をだしの素と塩で炒めたもの(割とおいしかったです)をメインに栄養を補給し、家の掃除をしてから駅へ向かいます。時間があれば文化施設特別割引で何件か回りたかったところですが、一日パスもかなり安かったはずなので、次の機会にしておきます。

日常生活はこれくらいでよいのです。

サンダーバードでボストンの生サブレとひらみぱんさんのカヌレを食べて締めくくります。今年の金沢マラソンも、最高の時間でした。ありがとうございました。

最高に幸せな三日間でした。ありがとうございます。

最後に

こうして振り返っていても、本当に沢山の方の途切れない応援と笑顔であったり、金沢で会う人会う人に応援していただけたことであったり、素敵な思い出ばかりが浮かびますし、その温かさの厚みと総量には驚くばかりです。この心意気や懐の深さは短い期間では作り上げられず、長きに渡って培われ、受け継がれてきたものだと常々思います。見失いたくない大切なものが、確かなものとして感じられるのが金沢です。

生まれた土地でこれだけ思い切り走れるだけでも楽しいのですが、今年は後輩の挑戦を後押しする喜びも加わり、金沢マラソンの応援も戻り、金沢の皆様と喜びを分かち合えたのですから、これ以上望むことはありません。やはり私にとっては特別な大会です。

来年も“ただいま”と帰ってきますし、温かく“おかえり”と受け入れて下さると嬉しいです。続きながらも変わりつつ一歩前へ。また新たな喜びと出会えると信じています。

今年も最高の応援をありがとうございました!来年も、日々の暮らしも、よろしくお願いいたします!

ここまでご覧いただき本当にありがとうございます。

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